昨年の8月に源氏の好夫さんの家に行く途中の道端で、ススキのようでススキでない優雅な白い穂の植物を初めて見た。家に帰りデジカメで撮影したものを愛妻に見せると「これはパンパスグラスだよ」と教えてもらった。それ以降見たのはどこで見たのか忘れたが一度だけだ。滋賀の里を車で走っていると、愛妻が「あそこにパンパスグラスがあるよ」という。畑の隅っこでかたまって穂を出していた。
見事だったので車から降りてそばまで行った。丁度畑の持ち主のおじさんが出てきたので「見事なパンパスグラスですね」と誉めた。ニコニコした笑顔がその返事だった。
【豆知識】
・稲(いね)科。
・学名 : Cortaderia selloana
Cortaderia : シロガネヨシ属
selloana : ドイツの園芸家ゼローさんの名前
Cortaderia(コルタデリア)は、アルゼンチンの現地語の「cortader(切断)」からきている。
葉っぱのふちがギザギザしていて手を切りやすいことからCortaderia argentea との説もある。
・原産地:南アメリカ(ブラジル、アルゼンチン、チリ) 。
アルゼンチンのパンパス地方に大群落を作っていて、そこから名前がついた。「パンパス地方に生えている、グラス(芝)」。
・花期:秋が見頃。うす茶色で羽毛状の穂が美しい。
・別名 :「白銀葦」(しろがねよし)。
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