ゆみちゃんの365日

日々の出来事を綴っています。

沙羅双樹(ナツツバキ)落ちた花を見て何を思う

2018-06-19 00:51:59 | 

6月18日(月曜日)
三日前から、 「無情の白」「雨露ぬれる姿もはかなげ」と活字が踊っています。
写真は苔の上に落ちた白い花。そこには多くの拝観者が縁に座って、物思いにふけています。京都市右京区の妙心寺塔頭・東林院の光景です。
年に一度脚光を浴びる沙羅双樹の木。我が家にも1本有りますが、残念ながらまだ蕾です。
プールで泳いだ後、大好きな道草をしましょか。向かった先は、とんちの一休禅師ゆかりの寺として知られている、酬恩庵一休寺。プールから車で10分の近場です。広い駐車場には車はたったの3台。今朝は大阪高槻で震度6.1の大地震が発生したので、その影響が少なからずあるかも知れません。
駐車料金300円、拝観料金500円併せて800円也。先日行った八瀬の瑠璃光院の駐車料金は800円だったので、お得感は有ります。

今朝の新聞の天気予報では、傘マークが付いていましたが、時折太陽が顔を見せます。参道の青モミジと苔が癒しです。

境内には7本の沙羅の木が有ります。10数年通っていれば、どこに咲いているか熟知しています。探すのは容易で、苔の上には無数の白い花が落ちています。そこに立っている木が「沙羅双樹」。

しばし佇み物思いにふけましょね。 「朝に咲いて夕方に落花する姿が、世の無常を感じさせます」は一休寺の田辺住職(69歳)。
”花は人生と一緒。命の尊さや無情さを感じてほしい” と説法するのは京都東林院の西川住職(79歳)。
平家物語でははかなさの象徴「沙羅双樹(ナツツバキ)」。
  ”祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり 沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらわす 奢れる者も久しからず ただ春の夜の夢の如し 猛き人もついには滅びぬ ひとえに風の前の塵に同じ”
〆は方丈に入り、縁に座って枯山水の庭を観賞しましょ。

心地良い風が頬をなでます。本日の道草はこれにてお終い。

 


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