今更だけど…攻殻って次回予告ないのね。
…気づくの、遅ッ!!
冒頭。なんか女の人が…え!?
落ちた!!え!?なにこれ…皆…じ、自殺??
3人。皆、無表情で…。な…なにこれ…。
#03 ささやかな反乱 ANDROID AND I
課長と少佐とタチコマが、工場へやってくる。どうやらさっきのは皆アンドロイドらしい。それを作っている工場へ調べにきたわけですね。
課長は責任者を事情聴取。その間に少佐とタチコマは生産ラインを調べるらしい。「タチコマ!わかってる?」「無論です!こう見えてもプロですから♪」かわいい。
少佐とタチコマは光学迷彩で姿を消して中へ。課長は工場長と話をする。今回一斉に暴走したアンドロイドはすべて同型で、通称「ジェリ」という、少し前の機種らしい。
あれ!?少佐とタチコマ…姿現してるけど、いいの!?別に隠れて探すようなもんでもないのかな?じゃあなんで光学迷彩で入ったんだ…。いきなり現れたら、まわりの人驚かないのかなあ。
少佐は工場内でウイルスを発見。暴走は、ウイルスによるものだと断定。おそらく工場に修理のため回収されてきたジェリにウイルスがしこまれ、それがネットを経由して他のジュリに感染し、今回の騒ぎになった…。
えらい簡単に結論出るな、と思ってたら、なんやか他の事件とのかかわりがあるかもしれないから調べているらしい。…国会議事堂?
関係なさそうだけど、一応調べてみるらしい。他のメンバーにも情報を送って…タチコマは9課に戻るように少佐が言う。
「ね~、少佐~…聞いた話では、留守番をするとおみやげをもらう権利が発生するんですよね~え…?」
ここのタチコマの動きがかわいい!人間だったら上目遣い!?(笑)
みやげ話ならたっぷり聞かせてやる、と言うとめっちゃ喜ぶタチコマ。
「みやげまで要求するようになってきたか…。」車に乗り込んで一人、優しげな顔でつぶやく少佐。胸にくいこむシートベルトが色っぽいです(もー…)。
ひー!運転怖い!パトカーの人、ご愁傷様!
車の中で、イシカワの報告を聞く課長。やはり国会議事堂の事件とは無関係のようで。
犯人は自分のジェリにはウイルスが感染しないよう、保護コードをかけていた。つまり、動いているジュリを所持している人間が、犯人の可能性が高い、と。
「短時間にしてはよくやった。」といって通信を切る課長。
イシカワが大きく一息ついたのを聞いてオペレーターちゃん(好きなんです♪)が「どうしました?」と機械的に質問。
振り返って「…ほめられちゃったよ。」だって。かわいー!イシカワさん!!
犯人らしき青年。警察に気づかれたことに驚きを隠せない様子。
自分のジェリのそばへ行く。
「僕は君なしじゃいられない。」
「…いられるでしょう?」
「でもいたくないんだ。僕と一緒に…いてくれるね。」
「…ええ。」
…あれ?さっき工場長は確か、会話もぎこちないって言ってたけど…結構すらすらと、しかも感情もあるしゃべり方するやん。いや、発音は棒読みだけど、内容的に。アンドロイドって…これくらい普通なのかな?
「悲しみは無意味だ。悲しみと無とでは、僕は無を取る。」
エンジン音。ジェリとの逃避行が始まるのであった…。
車の中のバトーさんとトグサ君。トグサ君は捜査にあまり乗り気じゃない様子。そりゃそうか。国会議事堂の事件とは関係ないのでほぼ決定だもんね。
でも、バトーさんのこのセリフ。
「万が一に備えるってのは、こういうことだ。残りの九千九百九十九回までは、スカってことさ。」
いいね。そうだね。ほんまにね。
「公務員って楽しいなあ~」って情けない声で言うトグサ君かわいい。いいコンビだなあ。
2人が押し入った部屋。それは見事にさっきの犯人の彼の部屋でした。でももぬけの殻。
部屋のパソコンからウイルスの痕跡を見つけて、当たりくじと確信。皆に早速通信です。
…皆、いろんなとこに乗り込んでましたー(笑)。ていうか、ジェリって…そういう使い方ばっかりされてたんかな。まさかアンドロイド全部が、ってことじゃない…よね?そんなんやったらファティマよりひどい。
犯人の身元判明。大使の息子らしい。「特権免除を放棄するよう、本国と掛け合おう。」なんでもできるんですね課長…。
誘導して高速から下ろし、袋小路に追い込めと課長が…あっ!!ここで初登場!?(←複数では)オペレーターさんたち!!皆同じ顔だが…。好きですなんとなく。
「いいわね~、ラストドライブは海沿い、か。」
追い込む方はこんな感じでやる気満々です!(そうか?)
ここでしばし、少佐・トグサ・バトーさんのジェリについての会話が。少佐の言う「マッチョ」ってどういう意味なのかしら…。「じゃあ何させてるのよ!」が妙にかわいい。
なんであんな昔のロボットにこだわるのかっていうトグサ君の疑問に「いつの時代にも、金じゃあ買えない旧式デバイスへの、熱きノスタルジーを捨てきれない輩がいるってことさ。」と、バトーさん。
自分もそうだろって言われると「俺のはメカへのピュアな愛情!」って。…ああ、タチコマとかね。
「君の横顔は最高だよ。とても君らしい。」
「私より美人は多いじゃない?」
…いや、どこがぎこちないの?これ?
それか訓練でこういうしゃべりになるのか!?ジェリ!
「あなた、魂の存在を信じる?」
すごい質問したーーー!
「…優しさだけを信じるよ。」
え。(←ひでえな)
ナビに現れる道路工事の情報。車は速度を上げ、出口へ向かう…。
って、作戦だった!
「GPSに介入して、ありもしない渋滞を作り出す、と。」
「有能な隊長の下で働くってのは、楽しいだろう?」
すごいね、少佐…。ほんと無敵。
課長からの通信。特権免除の放棄も成功。
少佐も現れ、とうとう2人を追い詰める。
銃を構え、なおも逃げようとする青年。その手を押さえ、ひねり上げたのは…ジェリだった。
「気でも狂ったのか!?」
「いいえ、正気よ。…いや、そう、狂ったの。一緒に行きたくないの。もうあなたを、愛したくない。」
「どこがポンコツなんだよ。9課のよりよくしゃべるじゃん。」
その通りバトーさん!っていうかオペちゃんたち「9課の」でまとめられたーっ!(笑)
ひざをつく青年。まだ、手を離しはしないジェリ。
「ごめんなさい。本当に、愛してた。」
その様子を、どこかぼんやりとながめている少佐…。
少佐とバトーさんがバーで飲みながら、今回の事件をどう思うかについて話をしている。
マニアによる、メーカーへの脅迫だというバトーに、お酒を一口飲んでから自分の考えを言う少佐。
「…自分のアンドロイドを、世界でたった一人しか存在しない女性にしたかったんじゃない?」
!?
な、なるほど…。びっくりしてしまったけど、納得はできるかも。
バトーさんは納得いかないらしい。(「めずらしく感傷的」って言われた後の少佐が美人すぎてドキッってしました!)ウイルスからは守られていたはずの彼のジェリまでが、最後にはおかしくなってしまった…。
でも実際、ウイルスは検出されていない。ジェリが自分で、彼を守った…?ゴーストのないロボットなのに?
バトーさんのその言葉に対して、少佐はこう言いました。↓
「小さい頃、上手く義体が使えず、大事にしていた人形を、握りつぶして泣いたことがあったわ…。」
!?
左腕の時計をいじりつつ物憂げにそうつぶやく少佐はとても色っぽいのですが!
つながりがわかんねえ…。あほでごめんなさい。
つまり愛ってこと?いや、違うなあ…。あー、わかんない!
場面変わって、トグサ家。
奥さんが20世紀の映画を見ている。そこで聞き覚えのあるセリフが!
「気でも狂ったのか!?」「いいえ、正気よ…」
「これが元ネタか…」
巻き戻し、他のセリフを聞くトグサ。トグサは知らないであろう、二人の会話で耳にしたセリフがそのまま繰り返される…。
そうか、あの人、映画マニアだって言ってた…。
ジェリは感情を持ったんではなくて、映画のセリフを繰り返していただけなんだ。二人で。
なるほど、それならあの唐突に思える会話も納得、かも。
ラストでやっと解明した謎に感心してたら、トグサ君が一言。
「…?ジェリが口にした、最後の言葉がないな…。」
ナッニーーーーー!?
どんでん返しのダブルパンチ。
お見事でした。
セリフを繰り返してたんだから、あの逮捕の瞬間も筋書き通りだったのかと思ったけど、彼は高速を降りる前にこう言ってた。
「同じ結末なんかにしない。」
…だけど、逃げ切れないと判断したジェリが、お芝居を続けてそして無理矢理終わらせた。最後に、台本にない言葉をつぶやいて。
その言葉は、どこから発生したものなんだろうね。
ロボットの愛…?それはありえるのか?
「小さい頃、上手く義体が使えず、大事にしていた人形を、握りつぶして泣いたことがあったわ…。」
それはもういいって!(←少佐は答えられないことをごまかすために言ったわけじゃないと思う……)
ゴメンナサイ。
ホントウニ、アイシテタ。