「パティシエになりたーい!」ブログ。

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「赤毛のアン」のいいセリフ・13話~15話

2014-11-05 23:12:37 | 赤毛のアン
録画分がたまりまくってる…

第13話「アン、学校に行く」より
初めて学校へ行く日、ダイアナと二人で歩きながら
「ああ…でもなんて素晴らしい日なんでしょう。こんな日は、生きているっていうだけで幸せじゃない?これを逃したんだもの、まだ生まれてない人がかわいそうだわ。もちろんその人たちにだって、素敵な日は巡ってくるでしょうけど、でも、今日という日は二度と、永遠に来ないんだもの。…それにもっとうれしいことは、学校に行くのにこんな素敵な道を通っていけることだわ!」
アン……;;

第14話「教室騒動」より
学校をやめるというアンを必死で引き止めるダイアナ…へ返すセリフ。
「あなたのためなら大抵のことはするわ。あなたの役に立つんだったら体を八つ裂きにされたって構わないけど、でも、これだけはできないの。……だから戻れなんて言わないでちょうだい。これ以上あたしを苦しめないで。」
こう言われてもまだ一生懸命「これから起こる楽しいこと」を挙げてアンの心を引き止めようとするダイアナがけなげです。しかしアンの心はゆるがない。
…13話でやっと念願の「学校」に行くのに、次の話でもうやめちゃうなんて、って感じですが…まあそれだけの苦しみがアンを襲ったのですね。あの、石板をギルバートの頭で叩き割るシーンは超有名だと思いますが、この14話です。ギルバート、ようやく出て来たその回に退場だよ…(アンの中で)。ただ、その事件が学校をやめる最後のひと押しではなかった、というのは、意外と知らない(忘れてる)方もいるんじゃないでしょうか。…男の子と女の子を隣に並ばせて座らせる、というのが「罰」となりえる、本人も「侮辱」だと感じるっていうのが…ちょっと今の感覚じゃ、よくわかりませんね…。まあ今っつっても、うちが学生だったのなんてはるか昔なんで、また違うのかもしれないけど…。

第15話「秋の訪れ」より
…今回じっくり見返してて気づいたけど、この回かなり好きかもしれない…。
冒頭、部屋の窓際でいきなり号泣してるアン。あまりの泣きっぷりにマリラが心配して声をかけると…
「ああ、マリラ!あたし、とてもダイアナが好きなの。あたしあの子なしには生きていけないの。でも、大きくなればダイアナはお嫁に行ってしまって、私を置いてけぼりにしてしまうんだわ!」
「…………」(ここでカットが切り替わってマリラの顔が映るんだけど、それまでの心配そうな顔から呆れた顔に変化しててめっちゃおもしろいwそして無言やしwww)
「そうしたら……あ゛あ~!(←泣き声)あたしどうしたらいいの?あたしダイアナの夫になる人が大っ嫌い。大っ嫌いよ!…あたし全部想像したわ、結婚式や何もかもね、」
「……」
(マリラの呆れた表情、再び。口開いてるwww)
「ダイアナは雪のような真っ白な衣装を着て、ベールをつけ、女王様のように美しく気高い様子をしているの。あたしは花嫁の付き添いで、やはり美しい着物を着て、袖もふくらんでいるんだけど…張り裂けそうな胸を笑顔の下に隠してるの!!そしてダイアナにお別れを言いながら……あ゛あ~~~~~(再び号泣)」
最後まで聞いて、最初は笑いをこらえてるんだけど、我慢しきれなくなって大爆笑するマリラ。そりゃ笑うわコレ…。そしてそのいつもからは考えられない爆笑っぷりに、部屋に入って来ようとしたマシュウがびびって出て行くw
「いいかね、アン。取り越し苦労をするんだったら、後生だからもう少し手近なところでやってもらいたいね。全くあんたには、想像力があるってことがよくわかったよ。」
そうなんだよね…。ダイアナが何か言ったならともかく(彼氏ができたとか婚約するとか)、何も言ってない状態でこれだもの…。アン、すごい。まあ全く理由がないわけじゃなくて、…学校に行かなくなって1週間、未だギルバートもフィリップス先生も許せず憎み続けてるアンは、同じくらい強い気持ちでダイアナのことを想ってる、という…。ダイアナが学校に行ってる間は会えないんだものね。
…こんな始まり方ですが、アンはちゃんと家で勉強も家の仕事もやってます。今日はこれから「ブラウニー」をマリラに教わるらしい!で、結構丁寧にその工程を見せてくれるんだよねえ。そりゃ好きだな、うち。
この時代って「お茶の時間」っていうのがきっちり設定されてて(今もなんだっけ?イギリスとかは)、毎日のその時間のために主婦たちはお菓子を手作りしなきゃいけなかったから、大変だっただろうなあ…。ミキサーもないし。もちろんそれとは別にご飯も作らなきゃだしね。「お菓子作り」は趣味とかじゃなく、家事の一つだったんだなあ…というのがよくわかります。
オーブンで焼いてる間にお片付け。一仕事終えて帰ってきたマシュウに、今日のお茶にはアンの焼いたブラウニーが出る、と伝えるマリラ。マリラが付きっきりだったから心配いらないわ、というアン。(マシュウはそもそも心配はしてないんだけどね)
「それにあたしだって全力を投じてやったんですもの。結果がどうなっても悔いはないの!」
「やれやれ。お料理は結果が悪かったら何にもならないんだよ。」

マリラ…。その通りです…。
そしていよいよオーブンを開ける!
「…あたしね、もしこれが魔法のかまどで、中に入れたものがみんな素晴らしいごちそうになるんだとしてもちっとも嬉しくないわ!だってそれじゃああたしの作ったブラウニーが上手くできたかどうかわからn」
「アン!!あんたのおしゃべりが終わる頃には、オーブンの中のブラウニーは炭より真っ黒になって、あんたの想像を打ち砕くだろうね!」

マリラ…wその通りですね…www
この後、焼き加減を確かめるために金属製のケーキテスターが出てきたのはびっくりした!…そうか、竹串とかないやろし、しょっちゅう使うんやから経済的なんやろね!でもこの時代からあったのかー…!!

その日、学校から帰ってきたダイアナと歩きながらおしゃべりしてたら、ギルバートと出会ってしまうアン。ギルはまたからかったことを謝るんだけど、アンは返事もしないでそのまますれ違う。その強い決意にダイアナは思わず「あなたって変わってるわね」と言うんだけど…
「ええ!あたし変わってるの!…でもダイアナ、あたし…!あたし、あなたにだけは気持ちをわかってもらいたいの…!」
ダイアナの手を握り、正面から涙をいっぱいにためた目で見つめるアン。ダイアナは黙ってただ、うなづく。ダイアナとしてはアンに学校に戻ってきてもらいたいし、ギルのことはいいかげん許してあげたらいいと思ってるけど(ギルはどんな女の子でもからかいまくるってのは、最初から言ってた)、本当に、…本当に、アンには一生許せないことなんだと、理解して、それ以上は言わないダイアナ。ここも地味ながら大好きなシーンです。よかったね、アン…。ダイアナがいい子で…!
その夜、ギルへの怒りで、アンはプディングソースに覆いをするのを忘れて棚にしまってしまう。朝、思い出して覗いたらそこには…(そこでは映らないんだけど)ねずみが溺れ死んじゃってた。とりあえずそれをこわごわ外へほかして、マリラに正直に言おうとするんだけど…、外に出て、美しく紅葉している葉っぱを見たら全部ふっとぶ(……)。
「わあ、なんて綺麗なんでしょう!何があんなに綺麗な色にしてくれるのかしら。ただ自然の力がこんな美しさを運んでくるなんて信じられないわ。…そうだわ、霜の妖精よ!霜の妖精でなければこんなに美しく黄色や赤に染め分けられるわけがないわ!」
…うちも紅葉見てこれくらい言えるようになりたいです。(無理だ!)
それでソースのことはマリラは知らないまま、その日の午後に来たお客様に出すところでアンが「そのソースはだめ!」って…ねずみが溺れ死んじゃってたことをそこで言っちゃて、後でマリラにさんざん怒られるのでした。「教室騒動」と「ダイアナをお茶に招く」の回の間でちょっと小休止の回なのかなと思ってたら、全然そんなことないのが「赤毛のアン」です。特に子供時代は騒動しかないです!そしてなにこれ、セリフピックアップする記事じゃなかった!?

というわけで次回は(次回も)大騒動、ダイアナをお茶に招く回からです!わー大変だー!

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