今回の動画の、一番の反省点を挙げるとすれば、「見る人の理解力にかなり頼ってしまっている」こと、かな。詰め込みすぎってのとも繋がるけど。
社長の背景や、イシズ戦ラストで何があったかを知らなければ、全く意味がわからない動画だよな…、と思いつつも、最後まで続けてしまった。…まあ、今はニコでも社長はかつてほど注目されているわけではないので、誕生祭に上げても見てくれるのはかなり社長好きな人だけだろう、ってアタリをつけてたってのもあるけれど(あ、でもセカチャクで流れたんだった…。開幕アウトだったので問題ないけどね…)。
マイリスコメにも書いたけれど、イシズ戦では、初めて青眼の声が社長に「聴こえた」瞬間だったんだと思う。
形ある言葉ではなかったけれど、それでも社長はそれを信じて、…未来を変え、イシズに勝利する。
「名前を呼んで 一度だけでも それが最後でも」
「ひとりでなんて踊らないで」
「どうか 私とワルツを」
これは青眼の叫び。
あの瞬間に、初めて届いた叫び……。
「セト様」の魂を継ぐ少年を、ずっと見守っていたキサラ。
守りたかっただろうけれど、彼が闇に捕われるのを…止められなかった。
「失う時がいつか来る事も 知っているの貴方は悲しい程」
剛三郎が目の前で投身自殺をした時も、薄く笑うだけだった彼。
でもこの出来事こそが、教育という名の虐待よりも…最終的に、徹底的に社長を歪めてしまうことになる。
止められない。闇に捕われることを。
ここには、未来を掴むために来たはずなのに…。
↑あの絵、ポーズは「本日を持ってKCはオレのものだ!」って剛三郎に言い渡す時のもので、表情だけは、飛び降りた剛三郎を見やって冷酷に「(あなたの教えはオレが受け継ぎますよ…)」って言ってるとこのものを参考に、ちょい改変しております。
…ほんと、自分でやっててさあ…悲しくなった。
こんな顔させてごめんねごめんね、って泣きながら仕上げしてた。ホントに。
自分がやったのにね…。
次もすごく…辛い。
「それでもなぜ生きようとするの 何も信じられないくせに」
王国編での遊戯とのデュエル。このままでは自分は負ける、モクバを助けられない…と悟った社長の取った行動が、剛三郎の最期と同じ、投身自殺の宣言をすることだった。
「敗北とは死を意味する」という言葉が、…文字通りその体に、魂に、深く刻み込まれてしまっている…それが最も顕著に現れているのが、あのシーン。
誰も、何も、信じてない。一人で戦って、生きようとしてる。
…その姿に涙を流すのは、表遊戯だけじゃ、なかった…はず。
直前の、遊戯と対峙してるとこは文庫版8巻のシーンからですが(溶けかかってる究極嫁は省略…)、↑これはずっと後の…19巻の、心の部屋の中で見た回想シーンから。
本来のセリフは「遊戯!貴様のカードでオレの首を掻き切れ!!」。
……なんつーセリフでしょうね、本当に…。
最初から決まってたのはここらへんと、あとラストだった。
なので展開に困ったのは前奏・Aメロ・Bメロ(間奏も割とイメージはあった)。
フルで作るつもりだった間は、1番はまるごと過去の…「セト様」の、キサラ亡き後「ひとりで踊る」様子を見せたかったんだけど…本編の古代編は史実そのままじゃないので、どこをどう使って良いものやら…決まらなくて…。うん、短くして正解だったとは思う。
前奏を使って、セト様の過去を並べてみた。きっとこれくらいは本当にあっただろうというシーンをチョイス。アクナディンの衝撃の告白(これが「Always love you.」の文字の直後に来てしまってるのは、ものすごい皮肉だなあ…)、キサラの死、そしてファラオとの対峙。
マハードの適当さは笑うところでは…ないんですが、笑えてしまうな…自分でも(えー)。
22巻のこのシーンには、ファラオの後ろの石板には何も描かれていないため、17巻のBC編準決勝中に闇遊戯と社長が見るビジョンのところをスキャンして、角度とか大きさとかをこの絵にはまるように変形させて、それでトレスしたんだけど…つまり、めっちゃ真剣にやったんだけど…できてみたらこんなだった。しかし一瞬だし、ちょうど影になってるから目立たないだろうと思って妥協した(なのにスクショを貼るわたし…アホ?)。ごめんマハード。
前奏が終わって、歌開始。「時計は動くのをやめ」のところでいきなりファラオの最期のシーン。パズルを砕いて自分ごとゾークを封印した=そこでファラオの時間は止まった、という意味を込めて。
でも残された者達の時間は続いていく。
セトの傍にはもうファラオも、キサラもいない。
一人、死者への祈りをこめてあの石板を残す。
古代→現代への切り替えポイントは、もうここしかないと思ったし、自分でもお気に入り。
キサラと石板の位置はそのまま。石板は経年のため劣化。さらに「美術館」の展示品なので見ている者の立ち位置も変化。
…でも一番変わっているのは、その、そこに立ってる人だ。
「非ぃ科学的だ!」が使えて満足。…角度がおかしい?許してください(えー)。
それよかイシズさんと身長差つけすぎたかしら…。
この切り替えのシーン、めちゃ気に入ってるけど…よく思い出してみるとすごく組み立てが大変だった…。キサラさんの後姿は21巻の文庫版追加エピソードから、社長はそのまんま10巻のイシズさんとの初対面のとこから。イシズさんは真後ろからのカットが何故か全然見つけられなかったので、なんと本編の最終回、闘いの儀でファラオを見送るところを参考に服装だけ変更。もっと見つからなかったのはセト様で(なんとなく寂しげな後姿…って思って探してたしなー…)、19巻でアクナディン様と二人で話すシーン…の、首の角度を、少しだけ石板を見上げるように変えてトレス。
まあ、何よりあの石板ですよね…。18巻冒頭のを頑張ってなぞったけど…もうどこ描いてんのか見失いまくりでした…。あと「よく見えない」という理由で下の方省略しちゃったんだけど、そこには大事な「カルトゥーシュ(名前剥ぎ取られ済み)」があったんだった!でももう直さなかったけど…。
これらを必死に描いているころ、BSの再放送がデュエルディスクの最終実験の回で(「あとどれだけ歩けるのだろう」のあたりはそのシーン)…、あれを見てて思ったけど、イシズさんがずっと後で指摘する通り、社長は最初に石板を見た瞬間、何か伝わるものがあったんだろうな。はっきりした言葉にはならなかったかもしれないけど…というか、言葉になりそうなものを全て自分で必死に「聴かないように」したんだろう。だからこそ、実験中のあのモノローグなのね。いや、「ふつくしい…」じゃなくてね。
まだ続く。
社長の背景や、イシズ戦ラストで何があったかを知らなければ、全く意味がわからない動画だよな…、と思いつつも、最後まで続けてしまった。…まあ、今はニコでも社長はかつてほど注目されているわけではないので、誕生祭に上げても見てくれるのはかなり社長好きな人だけだろう、ってアタリをつけてたってのもあるけれど(あ、でもセカチャクで流れたんだった…。開幕アウトだったので問題ないけどね…)。
マイリスコメにも書いたけれど、イシズ戦では、初めて青眼の声が社長に「聴こえた」瞬間だったんだと思う。
形ある言葉ではなかったけれど、それでも社長はそれを信じて、…未来を変え、イシズに勝利する。
「名前を呼んで 一度だけでも それが最後でも」
「ひとりでなんて踊らないで」
「どうか 私とワルツを」
これは青眼の叫び。
あの瞬間に、初めて届いた叫び……。
「セト様」の魂を継ぐ少年を、ずっと見守っていたキサラ。
守りたかっただろうけれど、彼が闇に捕われるのを…止められなかった。
「失う時がいつか来る事も 知っているの貴方は悲しい程」
剛三郎が目の前で投身自殺をした時も、薄く笑うだけだった彼。
でもこの出来事こそが、教育という名の虐待よりも…最終的に、徹底的に社長を歪めてしまうことになる。
止められない。闇に捕われることを。
ここには、未来を掴むために来たはずなのに…。
↑あの絵、ポーズは「本日を持ってKCはオレのものだ!」って剛三郎に言い渡す時のもので、表情だけは、飛び降りた剛三郎を見やって冷酷に「(あなたの教えはオレが受け継ぎますよ…)」って言ってるとこのものを参考に、ちょい改変しております。
…ほんと、自分でやっててさあ…悲しくなった。
こんな顔させてごめんねごめんね、って泣きながら仕上げしてた。ホントに。
自分がやったのにね…。
次もすごく…辛い。
「それでもなぜ生きようとするの 何も信じられないくせに」
王国編での遊戯とのデュエル。このままでは自分は負ける、モクバを助けられない…と悟った社長の取った行動が、剛三郎の最期と同じ、投身自殺の宣言をすることだった。
「敗北とは死を意味する」という言葉が、…文字通りその体に、魂に、深く刻み込まれてしまっている…それが最も顕著に現れているのが、あのシーン。
誰も、何も、信じてない。一人で戦って、生きようとしてる。
…その姿に涙を流すのは、表遊戯だけじゃ、なかった…はず。
直前の、遊戯と対峙してるとこは文庫版8巻のシーンからですが(溶けかかってる究極嫁は省略…)、↑これはずっと後の…19巻の、心の部屋の中で見た回想シーンから。
本来のセリフは「遊戯!貴様のカードでオレの首を掻き切れ!!」。
……なんつーセリフでしょうね、本当に…。
最初から決まってたのはここらへんと、あとラストだった。
なので展開に困ったのは前奏・Aメロ・Bメロ(間奏も割とイメージはあった)。
フルで作るつもりだった間は、1番はまるごと過去の…「セト様」の、キサラ亡き後「ひとりで踊る」様子を見せたかったんだけど…本編の古代編は史実そのままじゃないので、どこをどう使って良いものやら…決まらなくて…。うん、短くして正解だったとは思う。
前奏を使って、セト様の過去を並べてみた。きっとこれくらいは本当にあっただろうというシーンをチョイス。アクナディンの衝撃の告白(これが「Always love you.」の文字の直後に来てしまってるのは、ものすごい皮肉だなあ…)、キサラの死、そしてファラオとの対峙。
マハードの適当さは笑うところでは…ないんですが、笑えてしまうな…自分でも(えー)。
22巻のこのシーンには、ファラオの後ろの石板には何も描かれていないため、17巻のBC編準決勝中に闇遊戯と社長が見るビジョンのところをスキャンして、角度とか大きさとかをこの絵にはまるように変形させて、それでトレスしたんだけど…つまり、めっちゃ真剣にやったんだけど…できてみたらこんなだった。しかし一瞬だし、ちょうど影になってるから目立たないだろうと思って妥協した(なのにスクショを貼るわたし…アホ?)。ごめんマハード。
前奏が終わって、歌開始。「時計は動くのをやめ」のところでいきなりファラオの最期のシーン。パズルを砕いて自分ごとゾークを封印した=そこでファラオの時間は止まった、という意味を込めて。
でも残された者達の時間は続いていく。
セトの傍にはもうファラオも、キサラもいない。
一人、死者への祈りをこめてあの石板を残す。
古代→現代への切り替えポイントは、もうここしかないと思ったし、自分でもお気に入り。
キサラと石板の位置はそのまま。石板は経年のため劣化。さらに「美術館」の展示品なので見ている者の立ち位置も変化。
…でも一番変わっているのは、その、そこに立ってる人だ。
「非ぃ科学的だ!」が使えて満足。…角度がおかしい?許してください(えー)。
それよかイシズさんと身長差つけすぎたかしら…。
この切り替えのシーン、めちゃ気に入ってるけど…よく思い出してみるとすごく組み立てが大変だった…。キサラさんの後姿は21巻の文庫版追加エピソードから、社長はそのまんま10巻のイシズさんとの初対面のとこから。イシズさんは真後ろからのカットが何故か全然見つけられなかったので、なんと本編の最終回、闘いの儀でファラオを見送るところを参考に服装だけ変更。もっと見つからなかったのはセト様で(なんとなく寂しげな後姿…って思って探してたしなー…)、19巻でアクナディン様と二人で話すシーン…の、首の角度を、少しだけ石板を見上げるように変えてトレス。
まあ、何よりあの石板ですよね…。18巻冒頭のを頑張ってなぞったけど…もうどこ描いてんのか見失いまくりでした…。あと「よく見えない」という理由で下の方省略しちゃったんだけど、そこには大事な「カルトゥーシュ(名前剥ぎ取られ済み)」があったんだった!でももう直さなかったけど…。
これらを必死に描いているころ、BSの再放送がデュエルディスクの最終実験の回で(「あとどれだけ歩けるのだろう」のあたりはそのシーン)…、あれを見てて思ったけど、イシズさんがずっと後で指摘する通り、社長は最初に石板を見た瞬間、何か伝わるものがあったんだろうな。はっきりした言葉にはならなかったかもしれないけど…というか、言葉になりそうなものを全て自分で必死に「聴かないように」したんだろう。だからこそ、実験中のあのモノローグなのね。いや、「ふつくしい…」じゃなくてね。
まだ続く。