夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
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『沖縄よみがえる戦場』歴史を突きつけられる時・・。《初出2005.6.19.》

2008-04-21 13:51:42 | 時事【政治・経済】等
昨日のことだった・・。

日中は庭の手入れをして、曇り空の予報が外れ、快晴に近い日だった。

夕方、入浴を済ませ、けだるい身体と手先の指の痛みを感じた。
草むしりに専念し、草をつまんで引き抜いたため、
このマウスを握る時も、痛みを感じている。

居間のはずれで、安易なベットで、風に吹かれながら、一時間ほど仮眠する。

夕食後、何気なしにテレビを観た。

NHKスペシャル『沖縄よみがえる戦場』

地上戦に巻き込まれた住民たち

初めて語る過酷な体験

とサブ・タイトルだった。


沖縄に住む老婦人が、沖縄に米軍上陸で逃げ惑い、洞窟に避難し、
自決の覚悟をしたが、米軍の攻撃により、やも得ず投降した時、わが子を失う・・。

幼き少女が沖縄北部に逃げて、山間部に潜む日本軍の手で被弾する。
この時、多数の婦人達がいて同時に、浜辺で処刑された。
日本軍はこの避難民が米軍に通報するのではないか、と疑惑の元で処刑された・・。
この幼き少女が今、60何歳かでこの時の婦人のひとりと再会をする。

概要であるが、このような内容である。

私は昭和19年9月生まれで、敗戦の1年前に東京の郊外で生を受けた。

私は沖縄について、20歳以来、あの時の大戦で、
日本が敗戦濃厚の時、日本の防波堤になった、と確信している。
そして私は縄に対し、すまないような、
後ろめたさを私は何時も思っている・・。

この時の大戦で、沖縄を含め、多くの日本本土の方も被害を受けている。

戦争とは、かくも残虐な殺し合いである。
国民の多くが被害をこうむり、
時の政権を掌握する人と軍人の一部の人々が恩恵が有るが、
どの時代でも戦争の過酷さである。

こうした重みの前に、私は言葉を失う・・。

日本人のひとりとして、
避けて通れない歴史の1ページを突きつけられたのである。





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