夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

扇子(せんす)と団扇(うちわ)の頃・・♪   《初出2005.6.23.》

2008-04-21 14:02:35 | 定年後の思い
昨今、この梅雨時の季節になると、エアコンを除湿をセットし、
夏になると冷房に切り替える。

現役時代のとき、退社後に駅で電車を待っている時、
プラットホームは暑いので、扇子を取り出し、扇(あお)いだりしていた・・。

以前、会社の業務に知り合った英国の方が帰国する際、
私は彼に、奥様にと扇子をプレゼントしたことがあった。

雪花染めといって、こうぞ紙を一枚一枚に手染めで仕上げた
若草色した華やかさがあり、
雪の結晶のような模様をした扇子であった。

二週間後、この奥様より、丁重な礼状が着いた。
今では私の大切な宝物になっている。


団扇は、寝室に於いて、布団にもぐっている時、
ときたま扇いだりしたいた。

真夏になると、やも得ず、居間と寝室は冷房をする。

家内は冷房が苦手なので、
居間の冷房は《弱》で、28度に設定している。
私は、冷房大好き人間であるので、五、六年前以前は、
私達の夫婦はこの期間で、冷たい戦争、が起きていた。

寝室に関しては、寝室に入る数時間前に《強》にして、
寒いくらいにして、布団に入った時、とめる。
こうすれば、私共は朝まで快適に眠れる。

日本風土に住み、畳の上で団扇を扇ぎ、涼をとり、
家族団らんを過したのは、いまやまぼろしとなった。



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