『 世界中で導入されている「脊柱管狭窄症」の新たな治療法 』、
と題された見出しを見たりした。
こうした中、
40代の頃は救急車で搬送されて、3度も入院生活を体験してきた・・。
この後も何かと注意しているが、痛みがあった時は、
早期対処として
貼ったりしている。
家内も
湿布の経皮吸収型鎮痛・抗炎症剤の『ロキソプロフェンNaテープ』
貼る程度となっているが、やはり高齢の身なので、私なりに心配のある。
こうした根底には、ここ5年、ご近所の奥様が「脊柱管狭窄症」が悪化されて、
やむなく手術された・・と、家内は教えて下さったりした。
或いは、家内の同級生だった御方も数人いる、と私は家内から聞いたりしている。
このようなことで私は、《・・世界中で導入されている「脊柱管狭窄症」の新たな治療法・・》、
学びたく、記事を読んでしまった。
《・・腰痛の8割が原因不明とされていたのが、
近年になって解明が進み、それに応じた治療法が登場しています。
そんな中、注目を集めているのが、フローレンス法とセルゲル法という2つの治療法です。
これらは欧州を筆頭に世界中で導入されており、
腰痛の原因の中でも一番多いとされる、脊柱管狭窄症の治療法として期待されています。
脊柱管狭窄症は、老化などの要因によって、
骨・椎間板・靱帯といった組織が変形し、脊柱管が狭くなる病気です。
神経が圧迫されるので、腰痛、下肢の痛みやしびれといった症状が現れ、
悪化すると歩行が困難になります。
この脊柱管狭窄症は、50歳以上に多く、特に70歳以上の2人に1人が
罹患する可能性があるとされています。
脊柱管狭窄症のこれまでの手術法としては、
脊柱管を圧迫している骨と椎間板の一部を切除し、脊柱管の圧迫を緩和するものでした。
しかしこれでは、背骨が不安定になる恐れがあります。
そのため人工の椎間板を入れ、さらに骨をボルトとロッドと呼ばれる金属製品で
固定する方法もありますが、患者さんにかかる負担が比較的大きい。
それらをクリアしたのが、フローレンス法とセルゲル法といえます。
フローレンス法では、最初に局所麻酔下でX線透視装置を使用しながら、
背中を1~2センチ程度切開し、患部である腰椎の棘突起の間に、
一定の空間を開けるスペーサーを挿入。
そうやって狭くなった脊柱管を広げます。
局所麻酔で行われるので傷痕が小さく、筋肉の損傷が少ない。
骨を削ることもないため、体への負担が小さく、術後2~3時間ほど安静に過ごした後は、
自分で歩いて帰宅できます。
セルゲル法は、より一層負担の小さい治療法です。
局所麻酔を行い、特殊な液体状のインプラントを患部に注射します。
注射針のみを使用するので、傷は極小。
回復も早いです。
さらにこの治療法ですと、椎間板のボリュームが減少せず、
治療後にゲル状のインプラントとして椎間板に残るため、
外科的治療やレーザー治療では、不可能だった椎間板の修復も可能となり、
それにより椎間板自体が、自身の再生能力によって回復するという効果も期待できるのです。
最近の研究では、治療後に椎間板の容積が増加しているケースがあることも分かってきています。
なおフローレンス法やセルゲル法で、脊柱管の神経の狭窄が解消されても、
運動療法は不可欠です。
なぜなら脊柱管狭窄症の大本の原因には、
良くない姿勢や動作により生じたストレスなどの物理的な刺激があり、
それにより発生した炎症が、神経の痛みを感じる部分に波及するからです。
これらを改善する運動療法、そして炎症を早期に緩和させ、
かつ体質改善を目的とした食事療法も患者さんに指導しています。
(ILC国際腰痛クリニック東京・簑輪忠明院長)・・ 》
注)記事の原文に、あえて改行など多くした。