夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
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QRコード、79歳の時代遅れの私は、初めて学び・・。

2024-07-14 14:27:51 | 喜寿の頃からの思い
先程、読売新聞の基幹ネットの【読売新聞オンライン】の記事を見ている中で、
『  日本発のQRコード30年、普及の裏に戦略あり 』、
と題された見出しを見たりした。

 

こうした中で、

[New門]は、旬のニュースを記者が解き明かすコーナーです。
今回のテーマは「QRコード」。

 


四角いモザイク状の「QR(クイック・レスポンス)コード」の開発から今年で30年。

日本の工場で生まれた技術は、スマートフォンでの決済や航空機のチケットなど、
日常に広く使われるようになった。

QRコードは、どのように生まれ、広がったのか、調べてみた。

☆部品管理に 生みの親はデンソー社員

開発したのは、愛知県に本社を置くトヨタ自動車グループの部品メーカー、デンソー(当時は日本電装)だ。

1990年代初頭は、部品の箱にバーコードの紙を貼って、生産を管理していた。

しかし、バーコードは、横方向(1次元)に並んだバーの太さで情報を示すため、
英数字で20字ほどしか格納できなかった。

部品点数の増加に伴い、バーコードも増えて、負担がかかっており、
工場の油汚れや破損で読めなくなるのも問題だった。

この問題を解決したのが、原昌宏さん(66歳)(現デンソーウェーブ主席技師)。
縦横の両方向(2次元)に情報を持たせるQRコードを生み出し、
小さな面積で、より多くの情報を格納できるようにした。



最も苦労したのが、読み取り速度の向上だった。
四角いQRコードと、その周囲の背景を区別するのに、時間がかかった。

原さんはある日、通勤列車の車窓から見える景色の中で、
最上階だけ窓の形が、異なる建物に目がとまったという。

「物体の端に印を付ければ、周囲と区別できると気づいた」。
四隅のうち三つに、「回」の字のような形をした目印を持つ独特なコードが生まれた瞬間だ。

これら三つの目印は「切り出しシンボル」と呼ばれる。
これのおかげでコードを360度、どこからでも、わずか0.03秒で読み取れる。

最大で数字7089字まで格納でき、コードの約3割が破損しても大丈夫。
トヨタ系の工場で、部品管理に採用された。



☆技術 無償で公開

QRコードの利用が、ここまで広がったのは、
デンソーが特許を、誰でも自由に使えるようにしたことが大きい。
コードの利用者が、自ら使い道を考えるようになった。

2002年、コード読み取り機能付きの携帯電話を「J―PHONE」(現ソフトバンク)が発売。
スマートフォンの普及が進んだ10年代後半には、QRコード決済が普及した。

今では、街中の広告から回転すしの皿、SNSの友達登録まで、QRコードが使われている。

原さんは「体にQRのタトゥーを入れた若者を見て、普及を感じた」と話す。

無償公開に踏み切ったデンソーの収益につながっているのが、読み取り機だ。

コンビニや空港、工場で使われる業務用の読み取り機で、高い占有率を誇る。

QRコードの著書もある神戸大の小川進・名誉教授(経営戦略)は
「現場の課題を見つけ、技術開発につなげる大切さを、QRコードは教えてくれる」と話す。



☆ホームドア開閉に利用 コスト減貢献

開発から30年たっても、QRコードには、新たな使い道が生まれている。
最近は、交通機関で本格的に使われるようになった。

都営地下鉄浅草線では、19年から車両のドアガラスにQRコードをつけ、
駅に設置したカメラで読み取って、ホームドアを作動させるようにした。

車両改修費のコスト削減につながっている。

関西や首都圏の鉄道会社では、磁気式の切符をQRコードに変える動きもある。
QRコードの普及を進めて、自動改札や券売機などの維持管理費の削減につなげる狙いだ。

原さんは現在、より多くの情報を格納できるコードの開発を目指している。
「災害時などで、インターネットが使えない時でも、画像などの大容量データを送れる」と話していた。

☆[MEMO]国際標準化へ奔走

QRコードの普及に向けて、デンソーは、ISO(国際標準化機構)などの場で
積極的に国際標準化を進めた。

国際規格の作業部会では、参加国が1票ずつ投票権を持つことが多い。
デンソーは各国の投票権者、特に通信関係に強い影響力を持つ米国の業界団体幹部らに接触し、
QRコードの優位点や実績を紹介して回った。

標準化活動の責任者だった柴田彰さん(76歳)は、
「標準化の世界は、ギブ・アンド・テイク。
技術の普及には、時に相手国が求める支援をするなど、政治的な動きが必要だ」と話す。

技術の国際標準化は、世界市場の開拓や製品競争力の強化につながるため、
欧米中などは、有利なルールを作ろうと、
国際会議の場で、激しい駆け引きを繰り広げている。

近年、存在感を増すのが中国。
ISOによると、作業部会での中国の議長ポスト数は
2013年の86から23年には3倍超の292に増え、米国、ドイツに次ぐ3位に。
日本も228で5位だが、この間は微増にとどまる。

危機感を高めた政府は今年5月、先端技術など国際ルール形成に向けた検討を行う有識者会議を設置。
経団連も2月に提言を出すなど、ここに来て議論が白熱しつつある。

読売新聞の中部経済グループの杉本要さんが取材されて、記載された記事である。・・ 》

注)記事の原文に、あえて改行など多くした。


今回、QRコードが日本の工場で生まれて、やがて世界に拡大した、
と私は初めて学び、多々教示させられたりした・・。

何よりも、あの小さなQRコードに於いて、
《・・最大で数字7089字まで格納でき、コードの約3割が破損しても大丈夫・・
「切り出しシンボル」と呼ばれる三つの目印に伴い、
コードを360度、どこからでも、わずか0.03秒で読み取れる》
こうした創案から、それぞれ多彩に社会で活用されている実態に、学んだりした。

ここ10年、無知な私は日本航空の搭乗券、有料の公園の入場券など、
QRコードを活用されているが、私は意味合いも知らず、
うわべで読み取り装置に、のせて読み取らせてきたりした

コメント (2)
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