夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

シニアにおすすめ”足指体操”、79歳の私は学び、微笑み・・。

2024-05-31 14:55:24 | 喜寿の頃からの思い

☆足指を動かさないと立てなくなる!?

「足指を動かさないでいると、人間は歩くどころか、立つことさえできなくなります」
と言うのは、足指の研究に携わる阿久根英昭さんだ。

「人間の足裏の面積は、体表面積のわずか2%。
つまり、この2%で、体全体を支えているのです。

本来であれば、足指に力を入れて、しっかりと踏ん張り、
足裏全体をバランスよく使わないと立てません。

しかし、長時間窮屈な靴を履いて過ごしている現代人は、
足指を動かす機会が、減ってしまいました」(阿久根さん・以下同)

足裏の筋肉は、すべて足指につながっているため、
足指を動かさなければ、足裏の筋肉も衰える。
足裏に筋肉がなければ、体をしっかり支えられなくなる、というわけだ。



☆5本指ソックスや下駄、草履もおすすめ

足指の機能が低下する最たる原因は、窮屈な靴を長時間履くことによる圧迫だ。

「下駄や草履を履いていた時代は、足指が解放され、自在に動かせていたため、
足裏の筋肉もしっかりし、健脚の人が多かったと言えます」  

100歳まで自分の足で立って歩くためには、
指先の窮屈な靴をなるべく履かないことが重要だという。

「靴を履いていても、なるべく足指が動かせるものを選びましょう。
また、5本指ソックスを愛用し、1日1回は足指を思い切り開くのがおすすめ。
休日は下駄や草履など、足指が解放されていて、かつ、鼻緒のある履物を履くのもいいと思います」

鼻緒があると自然と、大地を足指でつかむような歩き方になるので、足裏の筋トレにもなるという。

「普通の運動靴でいいので、歩くことも大切。
ただし漫然と歩くのではなく、足指を大地につけ、足裏全体を使って、歩くよう意識しましょう。

足指や足裏の筋肉が衰えると、骨盤に負担がかかって、ゆがんだりねじれたりし、
腰痛やひざ痛の原因にもなります」

阿久根さんが高齢者を対象に指導し、効果のあった体操6種を下記で紹介する。
これらを習慣化して、いつまでもひとりで立って歩ける足をキープしよう。



1.足指柔軟体操(10回×3セット)

片手で全部の足指をつかんで、上下に動かす。
次に足裏側から手指を足指の間に入れ、上下や左右に動かしながら、足指の関節の可動域を広げる。

片足をももにかけ、片手で全部の足指をつかんでいるイラスト

2.足指「グ・パ」運動(10回×3セット)

足指全体を内側に丸め込む「グ」、足指を思い切り開く「パ」を、両足同時に行う。
慣れてきたら親指だけを立てる「チョキ」にも挑戦を。

足指全体を内側に丸め込む「グ」、足指を思い切り開く「パ」を行う足のイラスト

3.タオル引き寄せ足指体操(10回×3セット)

いすに座って、片足ずつ行う。
縦に広げたタオルの上に片足をのせたら、足指を立てたり曲げたりしてタオルを引き寄せる。
足裏が痛くなったらやめること。

足指でタオルを掴んでいるイラスト

4.足指プッシュアップ運動(10回×3セット)

いすの背につかまって立ち、足指で床を押すようにして、かかとを上げて、足指(つま先)立ちになる。
3秒間キープしたら、ゆっくりとかかとを下ろす。

足指(つま先)立ちしている両足のイラスト

5.イモ虫歩き運動

10cmほどの足幅で立ち、床に足指を立てて曲げながら、足指の力だけで前方に進む。
慣れてきたら、複数人で速さを競うと、より足指力が高まる。

イモ虫歩き運動をする足のイラスト

6.足指綱引き合戦

2人で行う。
50cmほど離したいすに向かい合わせで座り、間にタオルを置いて、足指で引っぱり合う。
タオルの中央を自分側に引き寄せた方の勝ち。

足指でタオルを掴んで綱引き合戦しているイラスト

☆教えてくれた人

桜美林大学名誉教授・阿久根英昭さん
/足指の使い方や足裏の筋肉に着目し、運動能力や健康状態との関係について研究を続ける。
「足力」を向上させるさまざまな健康法を考案し、提唱している。

取材・文/上村久留美、鳥居優美 イラスト/尾代ゆう子

※女性セブン2022年4月28日号・・ 》

注)記事の原文に、あえて改行など多くした。


今回の《・・シニアにおすすめ”足指体操”・・
・・79歳の私は学び、多々教示させられたりした・・。

そして足指体操の私でも始めて、
2人で行う『足指綱引き合戦』以外は、イラストを見ながら、
何とか出来たりした・・。

そして練習を重ねれば、素早くできそうで、
これだったら、《・・いくつになってもボケずに、自分の足で歩ける体を目指して・・》
少しは長生き出来そうだ、と独り微笑んだりした。

やがて今年の9月、80代入門して、しばらく元気で過ごせそう、
自身のささやかな願いを叶える為に、”足指体操”は日々実践だ、
と心の中で呟(つぶや)いたりした・・。

コメント (2)
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