夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

特別定額給付金の申請に伴い、75歳の高齢者の私は身分証明に、微苦笑を重ねて・・。

2020-05-20 14:10:27 | ささやかな古稀からの思い

私は東京の調布市に住んでいる年金生活の75歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、たった2人だけ家庭であり、
雑木の多い小庭の中で、古ぼけた一軒家に住み、 ささやかに過ごしている。

過ぎし2月の上旬の頃から、新型コロナウイルスに伴い、テレビのニュースなどで、
感染した事態が日々報じられ、重苦しい閉塞感に、戸惑いながら過ごしてる。  
 
こうした中、人出の多い駅前のスーパーで買い物をする時はもとより、
人出の少ない処を散策する時でも、やむえなくマスクをしているが、
いつになったら感染が終息化するのかょ・・と戸惑ったして、過ごしている・・。

          

昨夕、サラリーマン時代の友人のひとりから電話を頂く中で、
新型コロナウイルスに伴い、緊急経済対策で一律10万円を配る特別定額給付金の
話しをしている中で、申請書の話題となったりした。

何かしら市町村から各世帯に郵送されてくる申請用紙は、
本人確認のため身分証明書の写しを貼り付ける欄がある、
と友人が私に教えてくれた。

そして運転免許証、マイナンバー、パスポートの例示があるらしく、
この友人は、自動車を所有し、奥様と幾たびか海外旅行をされているので、
何らか問題がない、と話したりした。

しかしながら75歳の高齢者の私は、顔写真付きの身分証明するのが、
ないよなぁ・・と微苦笑をしたりした。

          

自動車の運転免許証に関しては、過ぎし2004年(平成16年)の秋に定年退職後、
多々の理由で年金生活を始め、まもなく自動車の運転を断念を決意して、
やがて更新時の2005年(平成17年)の秋に、漠然として見送り、
早や丸15年が過ぎている。

私は長きの期間のペーパー・ドライバーだった・・。

結婚する30歳の前は生家に住んでいた期間は、生家の自動車を利用して、
若気の勢いで、盛んにドライブし、軽井沢、蓼科、箱根、伊豆半島などの各地に行ったりした・・。

そして結婚して3年目に、生家の近くに一軒家を建てた後、
住宅ローンの返済、何かと家具などに費用が要して、
とても自動車を購入できる余裕はなかった。

やがて40代を過ぎても会社の業務が多忙で、家内とのんびりドライブすることなどは、
夢のひとつでもあったりした。

こうした思いが根底に秘めていたので、定年後には自動車を買い求めて、
家内と共に国内旅行を自在に、ドライブ旅行をしょうと思ったりしていた。
            
          

やがて2004年(平成16年)の秋に定年退職後、多々の理由で年金生活を始めたが、
無念ながら齢を重ね、瞬時の感覚、判断力も鈍(にぶ)ったことに、気付かされた・・。

そして今頃から、自動車を買い求めて、再び自動車を運転して、
人身事故でも起こした場合、何よりも相手方に対して、いつまでも心痛な思いが残ると思われた。

その上に何かと小心者の私は、慙愧に苦しみ、心身痛みを生じ、たとえ金銭上の賠償責任を終えても、
交通刑務所に服役の場合も考えられ、私の残されたセカンドライフの人生が大幅に狂うと妄想を重ねた結果、
やがて免許証の更新時に、自主的に更新を取り止めたのは62歳の時であった。

齢を重ね年金生活をする中、安楽な生活を望むなら、人それぞれ何かを断念して生活をされていて、
たまたま私の場合は、自動車の運転、やがて65歳に糖尿病と医師から明言され、
克服する為に愛飲していた日本酒を断念したりした。
                                                
          

しかしながら私は普通運転免許証の更新を中止した時、何かしらの身分証明証が欲しかった。
私は現役サラリーマン時代には、会社の旅行として台湾、或いはハワイに行ったりし、
もとよりパスポートは所有して遊学していた。

そして私は幾たびか家内に海外旅行を誘っても、
家内は何かと苦手意識があり、国内旅行の方は気楽だわ、と結論に達して、
やがて私のパスポートは期限切れとなったりし、これといった身分証明書がなくなってしまった。

年金生活の私たちは、お互いに『国民健康被保険者証』は所有していたが、
写真入りの証明証でなく、万一、『国民健康被保険者証』を落とした場合は、
悪用される確率が高くなる。

私が現役サラリーマン時代の頃は、外資系の会社であったので、定年の10年前の頃から
写真入りのIDカードを常時持たせられた。

このような状況であったので、市役所に問い合わせると、
『住民基本台帳カード』の写真入りであったならば、
市役所、公共施設、銀行、郵便局、パスポートの申請の際、本人の確認に使える知り、
私は即急に申請して、その後の私は『住基カード』を持ち歩いたりしてきた。

                                       

こうした中、私が自動車、自転車の交通事故に遭遇したり、散策、買物などで倒れた場合、
やがて救急車で病院に運ばれても、
『住基カード』がないと、身元不明者なってしまい、余りにも自分が可哀想なので、
たった一枚の『住基カード』が、確かなお守り代わりとしてきた。
                       
やがて総務省の鶴のひと声で、『住基カード』を廃止して、
『マイナンバー』となったりしたが、70代の私は、特にメリットを感じることなく、
写真入りの『マイナンバー』は加入していなく、今日に至っている。

このように運転免許証、マイナンバー、パスポートもなく、
私たち夫婦は過ごしている・・。

          

今回の特別定額給付金の申請に伴う自身の身分証明は、
やむなく『健康保険証』や『介護保険証』の写しで代用しょうかしら、
と私は微苦笑をしたりした・・。

ここ5年前後、公的機関を利用した時、『健康保険証』の写しで認められてきたので、
今回は75歳以上の特典の『後期高齢者医療被保険者証』が、
私にとっては身分証明証だよねぇ・・と私は微苦笑をしたりした・・。

コメント
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