私は東京郊外の調布市の片隅に住む年金生活の70歳の身であるが、
無念ながら短歌や俳句を詠(よ)む素養はなく、
人さまが詠(よ)まれたのを読ませて頂くのが好きなひとりである。
もとより短歌は、もとより五・七・五・七・七の三十一〔みそひと〕文字の世界であり、
万葉の時代から日本の人々に愛されてきた叙情詩であり、
この内容も恋の歌・日常生活の描写・社会問題・子供の成長・物語や幻想まで、
どんなテーマでも自在である、と受け継がれている。
そして俳句は、五・七・五の三句十七音から成る定型詩であり、
「季語」さえ含めば、内容も自在であり、江戸時代から多くの方に愛されてきている。
或いは川柳は、五・七・五の十七音の定型で、
ユーモアに富んだ言葉使い、或いは世の中を風刺した作風で、
江戸時代に発生し、明治時代の頃から、多くの方たち慕われてきた。
つたない半生を歩んできた私は、せめて川柳ぐらいは・・と時折一句でも吐くことあるが、
やはり素養に乏しく感じ、やむなく『ブログ』の世界で散文のような拙(つたな)い綴りを
殆ど毎日投稿をしている。
こうした中で、ときおり私は『サラ川』と称せられている第一生命が主催されている『サラリーマン川柳』を愛読している。
私は中小業の民間会社に35年近く勤め、幾たびかリストラ烈風の中、最後の5年は出向となったりし、
それなりに時代にも翻弄され波乱万丈があり、苦楽の激しいサラリーマンの時代でもあった。
このようなつたない私は、何かと『サラリーマン川柳』が好きで、
現役のサラリーマン時代から愛読し、励まされたり、人生の哀歓を感じたりし、
『サラ川 傑作選』の本を4冊を所有している。
そして私は『サラ川』は、この人生の日常生活の優れた哲学書のひとつと思い、
限りなく人生の哀歓と確信し、ときおり年金生活11年生の今でも本を開いたりしている。
☆本棚から特に愛読している2冊を取りだして、たわむれに記念撮影☆
昨夕、たまたまテレビのニュースを視聴していたら、
《・・第一生命保険は23日、
世の会社員たちの悲哀を謳った恒例『第28回 サラリーマン川柳コンクール』の入選100作品を発表した。
応募総数が4万句を超えた今年は、職場よりも夫婦間への嘆きが多数。
「妻なのか… 妖怪なのか… ウォッチする」(こまさん)と社会現象を巻き起こした『妖怪ウォッチ』から、
「ありのまま メイク落とせば どこのママ?」(業界の三男坊)と大ヒット映画『アナと雪の女王』まで、
昨年を象徴するキャラクターを巧みに盛り込み、見事な毒舌ぶりを発揮している。
このほか、昨年末に発表された流行語大賞を踏まえた「壁ドンを 妻にやったら 平手打ち」(若ジイジ)、
「スッピンは ダメヨダメダメ ママじゃない」(ぬりかべ)といった“流行りネタ”も健在。
さらに、夫婦間のコミュニケーションの変遷を感じさせたのが、LINEを絡めた句。
「嫁LINE スタンプだけで 指示が来る」(TAKU・KEIパパ)、
「もう10日 妻とのライン 既読なし」(ちびおやじ50)と、切ない日常を垣間見せている。
また、「火の用心 タバコにストーブ ツイッター」(爽快ウォッチ)、
「世界遺産 なって初めて 知る歴史」(睡眠学習派)と共感を呼ぶ作品や、
男性の日々の憂いを詠んだ「『カミ減らせ』 俺の頭は 実施済み」(猿だんご)、
「是非欲しい 家庭内での 自衛権」(夢中人)など、哀愁漂う秀逸な句も満載となっている。・・》
こうした内容のニュースを【オリコン】の公式サイトの記事に的確に掲載されたりしていた。
このようなニュースを学んだりしたが、ここ10年近くは何かと社会状況が疎(うと)くなっているで、
上記の川柳の意味合いが解らなくなっているが多いのが、本音である・・。
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
2004年(平成16年)の秋に定年退職後、多々の理由で年金生活を始めて、
雑木の多い小庭に古ぼけた一軒屋に住み、お互いの趣味を互いに尊重して、日常を過ごしている。
こうした中で、恥ずかしながら私たち夫婦は、ガラケーと称される携帯電話、
そしスマホと省略されているスマートフォンも使えないのである。
その上にフェイスブック、ツイッター、そしてモバイルパソコンに無縁であり、
やむなくインターネットは固定回線の光ファイバーの『フレッツ』を頼りに、
せめてと思いながら据え置き型のパソコンとノートパソコンを利用している。
このように無線のモバイル情報機器に遠い世界の出来事のような思いながら、、
稀(まれ)な時代遅れの国民のひとりとなっている・・。
今回発表された『第28回 サラリーマン川柳コンクール』の入選100作品を私は読ませて頂き、
時代遅れの齢ばかり重ねた私でも、解る作品を見たりした。
◎ 本当の 子にも孫にも 振り込めず
詠み人・日本エレキテナイ連合
◎ 年老いて モトがとれない 飲み放題
詠み人・ひとり爺ジッち。
◎ 部屋がない ローン組むのは 俺なのに
詠み人・下部父
◎ 上司より きびしい査定が 家で待つ
詠み人・優しい妻
◎ あゝ定年 これから妻が 我が上司
詠み人・呼人よびと
◎ リタイヤで 妻の偉大さ 今 わかる
詠み人・読み人知らず
◎ 子は飲み会 妻はお茶会 オレ自治会
詠み人・李 月夜(イ ウォルヤ)
◎ 里帰り 孫が来るたび 諭吉去り
詠み人・赤いチャンチャンコ
◎ 出張を 伝えて喜ぶ 嫁娘
詠み人・なにがかぼちゃんぬ
こうした作品には、瞬時に魅了されながら、微笑んだり涙が浮かべそうになったりして、
お詠みなられた人は、人生の苦楽を的確に表現できる人・・と私は感心させられたりした。

この後、過ぎし年に読ませて頂いた『サラリーマン川柳』の中で、今でも心の片隅に残っている二作品がある。
◎ 破れてる ジーパン繕い 怒られた
詠み人・優しいばあちゃん
◎ うちのパパ おとなのくせに ママとねる
詠み人・めだかの学校のせんせい
私は小説、随筆、ノンフィクション、近現代史など55年ばかり濫読してきた身であるが、
短かな言葉で人生の機敏を的確に表現する川柳の世界に於いて、
このお2人の圧倒的な文才に、ふるえる程に感銘して、思わず脱帽したりしている。
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無念ながら短歌や俳句を詠(よ)む素養はなく、
人さまが詠(よ)まれたのを読ませて頂くのが好きなひとりである。
もとより短歌は、もとより五・七・五・七・七の三十一〔みそひと〕文字の世界であり、
万葉の時代から日本の人々に愛されてきた叙情詩であり、
この内容も恋の歌・日常生活の描写・社会問題・子供の成長・物語や幻想まで、
どんなテーマでも自在である、と受け継がれている。
そして俳句は、五・七・五の三句十七音から成る定型詩であり、
「季語」さえ含めば、内容も自在であり、江戸時代から多くの方に愛されてきている。
或いは川柳は、五・七・五の十七音の定型で、
ユーモアに富んだ言葉使い、或いは世の中を風刺した作風で、
江戸時代に発生し、明治時代の頃から、多くの方たち慕われてきた。
つたない半生を歩んできた私は、せめて川柳ぐらいは・・と時折一句でも吐くことあるが、
やはり素養に乏しく感じ、やむなく『ブログ』の世界で散文のような拙(つたな)い綴りを
殆ど毎日投稿をしている。

こうした中で、ときおり私は『サラ川』と称せられている第一生命が主催されている『サラリーマン川柳』を愛読している。
私は中小業の民間会社に35年近く勤め、幾たびかリストラ烈風の中、最後の5年は出向となったりし、
それなりに時代にも翻弄され波乱万丈があり、苦楽の激しいサラリーマンの時代でもあった。
このようなつたない私は、何かと『サラリーマン川柳』が好きで、
現役のサラリーマン時代から愛読し、励まされたり、人生の哀歓を感じたりし、
『サラ川 傑作選』の本を4冊を所有している。
そして私は『サラ川』は、この人生の日常生活の優れた哲学書のひとつと思い、
限りなく人生の哀歓と確信し、ときおり年金生活11年生の今でも本を開いたりしている。

☆本棚から特に愛読している2冊を取りだして、たわむれに記念撮影☆
昨夕、たまたまテレビのニュースを視聴していたら、
《・・第一生命保険は23日、
世の会社員たちの悲哀を謳った恒例『第28回 サラリーマン川柳コンクール』の入選100作品を発表した。
応募総数が4万句を超えた今年は、職場よりも夫婦間への嘆きが多数。
「妻なのか… 妖怪なのか… ウォッチする」(こまさん)と社会現象を巻き起こした『妖怪ウォッチ』から、
「ありのまま メイク落とせば どこのママ?」(業界の三男坊)と大ヒット映画『アナと雪の女王』まで、
昨年を象徴するキャラクターを巧みに盛り込み、見事な毒舌ぶりを発揮している。
このほか、昨年末に発表された流行語大賞を踏まえた「壁ドンを 妻にやったら 平手打ち」(若ジイジ)、
「スッピンは ダメヨダメダメ ママじゃない」(ぬりかべ)といった“流行りネタ”も健在。
さらに、夫婦間のコミュニケーションの変遷を感じさせたのが、LINEを絡めた句。
「嫁LINE スタンプだけで 指示が来る」(TAKU・KEIパパ)、
「もう10日 妻とのライン 既読なし」(ちびおやじ50)と、切ない日常を垣間見せている。
また、「火の用心 タバコにストーブ ツイッター」(爽快ウォッチ)、
「世界遺産 なって初めて 知る歴史」(睡眠学習派)と共感を呼ぶ作品や、
男性の日々の憂いを詠んだ「『カミ減らせ』 俺の頭は 実施済み」(猿だんご)、
「是非欲しい 家庭内での 自衛権」(夢中人)など、哀愁漂う秀逸な句も満載となっている。・・》
こうした内容のニュースを【オリコン】の公式サイトの記事に的確に掲載されたりしていた。

このようなニュースを学んだりしたが、ここ10年近くは何かと社会状況が疎(うと)くなっているで、
上記の川柳の意味合いが解らなくなっているが多いのが、本音である・・。
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
2004年(平成16年)の秋に定年退職後、多々の理由で年金生活を始めて、
雑木の多い小庭に古ぼけた一軒屋に住み、お互いの趣味を互いに尊重して、日常を過ごしている。
こうした中で、恥ずかしながら私たち夫婦は、ガラケーと称される携帯電話、
そしスマホと省略されているスマートフォンも使えないのである。
その上にフェイスブック、ツイッター、そしてモバイルパソコンに無縁であり、
やむなくインターネットは固定回線の光ファイバーの『フレッツ』を頼りに、
せめてと思いながら据え置き型のパソコンとノートパソコンを利用している。
このように無線のモバイル情報機器に遠い世界の出来事のような思いながら、、
稀(まれ)な時代遅れの国民のひとりとなっている・・。

今回発表された『第28回 サラリーマン川柳コンクール』の入選100作品を私は読ませて頂き、
時代遅れの齢ばかり重ねた私でも、解る作品を見たりした。
◎ 本当の 子にも孫にも 振り込めず
詠み人・日本エレキテナイ連合
◎ 年老いて モトがとれない 飲み放題
詠み人・ひとり爺ジッち。
◎ 部屋がない ローン組むのは 俺なのに
詠み人・下部父
◎ 上司より きびしい査定が 家で待つ
詠み人・優しい妻
◎ あゝ定年 これから妻が 我が上司
詠み人・呼人よびと
◎ リタイヤで 妻の偉大さ 今 わかる
詠み人・読み人知らず
◎ 子は飲み会 妻はお茶会 オレ自治会
詠み人・李 月夜(イ ウォルヤ)
◎ 里帰り 孫が来るたび 諭吉去り
詠み人・赤いチャンチャンコ
◎ 出張を 伝えて喜ぶ 嫁娘
詠み人・なにがかぼちゃんぬ
こうした作品には、瞬時に魅了されながら、微笑んだり涙が浮かべそうになったりして、
お詠みなられた人は、人生の苦楽を的確に表現できる人・・と私は感心させられたりした。

この後、過ぎし年に読ませて頂いた『サラリーマン川柳』の中で、今でも心の片隅に残っている二作品がある。
◎ 破れてる ジーパン繕い 怒られた
詠み人・優しいばあちゃん
◎ うちのパパ おとなのくせに ママとねる
詠み人・めだかの学校のせんせい
私は小説、随筆、ノンフィクション、近現代史など55年ばかり濫読してきた身であるが、
短かな言葉で人生の機敏を的確に表現する川柳の世界に於いて、
このお2人の圧倒的な文才に、ふるえる程に感銘して、思わず脱帽したりしている。
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