夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

ときには、私は『ボケチィン・・』と呼ばれ・・♪

2008-09-23 21:23:32 | 定年後の思い
私は民間会社を定年退職後、年金生活の4年生の身である。

私達夫婦は子供も恵まれなかったので、2人だけの家庭であり、
都心の郊外の古惚けた一軒屋に住んでいる。

私は日常の買物を担当し、ときおり庭の手入れを責務として、
家内は料理、掃除、洗濯などを担当して貰っている。

家内は日頃の多くは、私のことを、
『あなた・・』
と呼ぶことが多いが、
ときには、たわむれで
『XXクン・・』
と苗字で呼ぶこともある。


過日、私は買物を終えて帰宅後、
台所にいた家内に手渡したのである。

まもなく、家内は冷蔵庫に収納したりした後、
『あらぁ・・お願いした品がないわ・・』
と家内は呟(つぶや)くように、私に云った。

『本当ぉ・・』
と私は云いながら、スーパーのチラシで、
家内が赤丸の印を付けたりのを、見ながら確認した。

『本当だぁ・・買わなかったょ・・』
と私は家内に云った。

『ボケチィンねぇ・・』
と家内は笑いながら、私に云った。

この日以降、私が何かで失敗した時、
『ボケチィンねぇ・・』
と家内は笑いながら、私に云うのである。


私は齢を重ね、まもなく64歳を迎える身であるが、
少しボケてきたと反省をしながら、
一家の主(あるじ)も失墜したと思ったのである。

そして、現役時代の最後の5年間は年収一千万円台だった私の少しのプライドも、
今としては遠い昔の日々だった、と苦笑したりしている。

尚、私は家内を呼んだりする時は、
『XXちゃん・・』
と婚約の少し前から呼び、今日まで30数年一環し呼んだりしている。



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祖先を敬(うやま)い、亡くなった人々を偲ぶ・・。

2008-09-23 07:27:39 | 定年後の思い
東京の郊外は、おだやかな秋晴れの朝を迎えている。
ここ1週間は、台風の影響などで不安定な天気であったが、
天上の気候の神々も、『秋分の日』にふさわしいように、采配して下さった、
と私は感謝をしている。

『祖先を敬い、亡くなった人々を偲ぶ日』と称せられ、
私達夫婦も私の実家の長兄宅に寄った後、お墓参りに行く。
お寺の境内、墓地は、『春分の日』と同様に、にぎわう日でもある。

お墓は清められ、お花が奉(ささげ)られ、お線香の紫煙が立ち昇る中、
祖先はもとより、祖父、父、母、次兄などから、
改めて私は見守られて日々を過ごしている、
と私は感謝をしながら、手を合わしているのである。

このように、母の命日、そしてお盆の日、
年にわずか4回ばかりであるが、
私達夫婦はお墓参りをしている。

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