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夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

初冬の朝の陽射しにつつまれて・・♪   《初出2007.12.9.》

2008-06-03 09:41:29 | 小庭の情景を眺めながら
東京の郊外に住む私は、先程からぼんやりと庭先に立ったりしていた・・。

居間の前にあるテラスからは、前方の朱紅色に染められたモミジを眺めたり、
少し歩き、主庭の奥にある白梅の樹木は、
淡い黄色のたわわな葉は、半分程は散ってしまったが、
枝に残った葉が朝の陽射しを受けている。

その上、昨夜のひととき、小雨が降ったので、
常緑樹、枝と幹の裸樹となった落葉樹も濡れ、
地面もしっとりとした中、初冬の陽射しを照らしている。

こうした情景の中で、煙草を喫いながら、眺めていると、
社会の喧騒も忘れさせてくれるのである。

私は齢を重ねた63歳の身である為か、
わざわざ喧騒の増した都心には魅力も感じることなく、
いくつかの駅前までの静寂な散策コースを歩いたりしている。
そして、季節のうつろいを享受し、初冬の情景を眺めてたりしているのが、
ここ1週間は多いのである。

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ときには、トム・ジョーンズの唄声に魅了され・・♪ 《初出2007.12.8.》

2008-06-03 09:26:26 | 音 楽
私は年金生活の4年生の身であり、
日中は散歩、買物などをし、本屋で数冊の本を買い求め、
コーヒーショップの『ドトール』に寄ったしている。

2週間前頃、何気なしにCD、DVD販売店に寄って、
色々と音楽ソフト作品を眺めていたが、
これといって魅了されるCDがなかった。

私は現役のサラリーマン時代は、音楽関係の民間会社に勤めていたが、
ここ数年の音楽は殆ど知らないのである。

別のCD陳列棚に行って、ひとつのCDを購入することにした。

『トム・ジョーンズ グレイテスト・ヒッツ』と題されたCDであるが、
これには63歳の齢でも判るのである。

ここ2時間ばかり、繰り返し聴いたりしている。


確か1970年の頃だったと思われるが、
次兄と酒を呑みながら、深夜にテレビ音楽番組を観たりしていた。
『トム・ジョーンズ・ショウ』が放映されていたのを偶然に視聴した。

何の曲だったか忘れてしまったが、最初に聴いた時は、
熱気が感じられ、桁外れに巧い人で、
野性味があり、迫力のある人と直感した。

このテレビ音楽番組で、ゲスト・スターとして、
エンゲルト・フンパーディングの歌い手も知った。
紳士的な振る舞いで、スケールのある甘い歌声で、顔立ちも良く、
『太陽にあたる場所』、『君の瞳に恋している』などを披露していた・・。

私は大学中退した後、映画、文学青年の真似事をし、
企業に就職する為に、コンピュータの専門学校に一年学んで、
大企業に中途入社できた時でもあった。

私は『トム・ジョーンズ・ショウ』で、
この2人に熱中し、レコードを買いはじめた・・。

特にトム・ジョーンズの『想い出のグリーン・グラス』(録音時・1966年)、
『デライラ』(1968年)、『忘れしの感傷』(1967年)、
『最後の恋』(1969年)、『ラブ・ミー・トゥナイト』(1969年)などを聴いたりしていた。

そして、1971年にラスベガスのライブ盤が2枚組で発売されると知ったので、
レコード店に駆けつけて買い求めた。
『シーザース・パレスのトム・ジョーンズ』である。

このような私にとっては、夢中になって聴いた歌い手のひとりである。
やはり、文学、映画、音楽などの場合、
その当時の社会の空気を共にした時代に、
発売、放映された作品に時間をおくこともなく触れると、
その人の心に倍増され、深くその人に残るものである。


先程、聴き終わって少し呆然としながらも、
『家路』(1967年)、『愛の誓い(ティル)』(1971年)なども聴いたりした・・。

改めてトム・ジョーンズの唄声を聴いたりしたが、
20、30代の女性でワンピース姿であったならば、
思わず脱いで、スリップ1枚の下着姿で聴き惚れさせる、
唄声かしらと思ったりしている。

誤解を避けるために綴るが、
それだけトム・ジョーンズは、同性の男性から割り引いて聴いても、
限りなく底知れぬ魅力のある歌手である。


私はトム・ジョーンズに関して綴ってたが、
若い音楽ファンの方達には、私のつたない綴りだと、伝わないか、と少し心配している。

やむえず、CDに添付された解説文を借用して、
補記する。

フレット・デラーで、訳はakiyama sistersiに寄れば、

『思い出のグリーン・グラス』
1966年にヒットしていた当時、
エルヴィス・プレスリーは繰り返しラジオ局に電話をし、この曲をリクエストしていた。

ジャニス・ジョプリンも初めて彼の声を聞いた時、吹き飛ばされたと言っている。

曲の解説は、和田静香さんが綴られているが、
無断であるが引用させて頂く。

『恋はメキ・メキ』
トヨタ自動車『ポルテ』のCMソング

『よくあることさ』
ホンダの『オデッセイ』のCMソング

『セックスボム』
アメリカのテレビドラマ『セックス・アンド・シティ』のエンディング・テーマ

『サンダーボール』
007の映画の第4作『サンダーボール大作戦』のテーマ曲。


このように解説の一部として、表記されている。


私は自動車のCMの場合は、購買層を設定し、曲の選定はされると思っているので、
私と同様に、あの当時夢中になった人、
広告制作会社か、自動車の宣伝部の人が選定されたと思い、
思わず微笑してしまう。

たがは歌であるが、されど歌である。
私はレコード会社の管理畑に長年勤めた結果となったが、
その時代に流行った曲は、制作畑でなくとも、
たとえ他社の発売された曲でも、それなりの思いは深いのである。

尚、当時トム・ジョーンズが旋風を巻き起こした時代は、
残念ながら他社の発売するレコードであった。


参考として、私がトム・ジョーンズに関して、
最も好感し、熱気が感じられるネットのサイトは、
下記のお方である。


http://www.geocities.jp/yasutera77/
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この初冬の時節、私がときおり唄う歌は・・♪  《初出2007.12.8.》

2008-06-03 09:20:36 | 音 楽
私は東京の郊外に住む、サラリーマンを卒業した年金生活の4年生の身である。

郊外といっても、銀座、東京駅に1時間で行ける調布市の外れであり、
世田谷区と狛江市に接している。

この地域で結婚前後の5年間を除けば、
この地の住民となり、60年近くなっている。

私はこの地で農家の子の三男坊として生を受け、
私の幼年期の頃は、周辺は田畑、竹林、雑木林が多くあった・・。
京王線と小田急線の駅前だけは、
商店街、その周囲に住宅街となって折、
かって東京オリンピック以前、地方の情景で多く見られたのと同様と思っている。

私の住む周辺が急激に変貌したのは、昭和30年の初期であり、
今は、地方のゆったりしたお住まいの方が見れば、
商店、住宅が息苦しい程、建ち並んでいる。

私は住宅街の外れに、築後30年の古ぼけた一軒屋に家内と2人で生活している。

早朝、この時節は屋根、地面は霜で真っ白となるが、
初冬の朝の陽射しを受けると、たちまち霜は溶け出して、黒土となっている。

このような情景を眺めたりしていると、


♪さ霧(ぎり)消ゆる 湊江(みなとえ)の
 舟に白し、朝の霜。

【 『冬景色』 作詞・作曲/不詳 】


この歌がなにげなく、鼻歌を唄いだしてしまうのである。


♪ただ水鳥の声はして、
 いまだ覚(さ)めず、岸の家。


ここまで唄うと胸が、いつも熱くなる・・。

私は初冬の情景を観るたびに、こうした想いに馳(は)せてしまい、
樹木などを眺めながら、鼻歌を小声で唄ったりしている。





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優しく確実な、電話勧誘の撃退・・♪   《初出2007.12.7.》

2008-06-03 09:18:24 | 時事【社会】
私は年金生活の4年生の身であり、
日常は散歩、買物以外は、読書が好きなので、
殆ど家にいる。

現役時代は中小業の民間会社に長年勤務し、
商品クレームなどの電話を取ることもあったので、
大企業の方より、経験豊富で電話応対なども鍛えられた。

定年退職後、平日の日中の電話による色々な勧誘セールスがあり、
私なりに秘かに撃退方法を考えたのである・・。

家内は洗濯の合間に掃除をしたり、台所で料理、跡片付けをしているので、
電話は居間にあり、殆ど私が取っている・・。

電話に寄る勧誘セールスは、中小業のサラリーマンの体験を活用して、
ほぼ百パーセント阻止の成功をしている。

★新聞の勧誘
  『(ライブル会社の社名)を云い、・・悪いけれど・・私はそこのOBなの・・
  判るよね・・』

★リーフォムの勧誘
   『あいにくと・・定年間際に・・リーフォムしたから・・悪いね・・』

★お墓の勧誘
   『既に購入済みなの・・私なりに戒名も考えている処で、
  お坊さんに見てもらおうとしていた時なの・・』

★新規マンションの勧誘
   『あいにくと・・一軒屋なの・・
  古びているが・・住み心地良いよ・・』

★投資信託の勧誘
   『定年退職後の4年生なの・・
   退職後の老後の資金計画は、普通の人は退職の数年前からするの・・
  貴方のところは・・遅いよ・・判るよね・・』

★掃除の勧誘
  『家内はまめなの・・綺麗なものよ・・』


★特別編★ 選挙の立候補者の投票依頼
   『XX党は・・こうした電話依頼をするの・・
  いいのかなぁ・・
  ところで、選挙対策の責任者・・誰なの・・
  教えてょ・・』

このようなことで百パーセントの撃退成功率である。
投資信託、穀物先行投資などで、手ごわい人には、
『お金儲けには興味ないの・・判る・・』と云ったりしている。

こうして私は電話勧誘を撃退してきたのであるが、
いつの世も成功体験に溺れると、通用しなくなるのが、
世の常である。

私は庭に降り立ち、樹木を眺めながら、
煙草を喫い、
ときおり撃退法の新案に磨きをかけている。


ここ最近、一番腹だたしいのは、
電話を取ると、
『電話で失礼します・・私はXXですが・・』
と録音テープで掛けてくることである。

私としては、読書に熱中している時など、おとなしい私でも怒りを覚える。

何度もあったならば、その会社に抗議しょう、と思ったりしている。



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ときには、独り住まいとなり・・♪   《初出2007.12.7.》

2008-06-03 09:16:26 | 定年後の思い
私達夫婦は、2人住まいの家庭である。

家内の父が死去して以来、家内の母は独り住まいとなって折、
私より14歳齢上の高齢者であるので、
家内が毎週一週間前後泊りがけで掃除などに行っている。

今月は4日の火曜日から10日の月曜日で、6泊7日となっているので、
私の方が独り住まいとなっている。

家内の方は、年末年始などの準備などの上、大掃除が加わるのだから、
何かと忙しい、と毎晩電話で連絡してくる。

私は家内が作ってくれた料理を温めたりして食事しているので、
不自由することはないが、
起床、寝付く時が普段より読書などで、更に不規則となっている・・。

そして、曜日感覚が薄れ、本日は7日で金曜日で大雪か、
と自分に云いきかせたりし、新聞を取り込んだりしている。

東京の郊外は、初冬の陽射しに射しこんでいる。
日中は16度前後の陽気になり、11月中旬の暖かさ、
と天気予報は報じている。

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読書の時は、変則な時となり・・♪   《初出2007.12.6.》

2008-06-03 09:14:27 | 読書、小説・随筆
私は年金生活の4年生の身であるが、
小説、随筆、歴史書、現代史などの読書をする時間が、
日常で相変わらず多く過ごしている。

ここ数日読んでいる本は、
佐野眞一・著の『この国の品格』(ビジネス社)であり、
この著作者に関しては、数多くの作品を読んでいるが、
未読の作品もある。

何時も感じるが内容自体が重く深いので、
さらりと読むことができなく、布団の中で精読することが多いのである。
うっかり読むと、行間から伝えられる著作者の思いが解からなくなるから、
中々次のページに進まない。

著作者の思いと受け止める愛読者のひとりとして、
描かれているテーマをキャツチ・ボールをしている、
と思ったりしている。
安易に読み過ぎると、著作者の豪速球を取れないのである。

このように著作者の真の意図が理解できた時、
感動し、そして感銘を受けるのである。

今回の作品は、寝付くまでの夜のひととき、
目覚めた朝の4時過ぎからの早朝の読書、
そして夕方の3時過ぎの夕寝の前のひととき、
と変則的な読書となっている。

私は日常の生活パターンが崩れてしまうと思いながらも、
著作者のボールを私なりに真摯で受け止めている。

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クリスマス・パーティーの最良の衣装は・・♪  《初出2007.12.6.》

2008-06-03 09:12:40 | 時事【社会】
今朝の読売新聞の添付されている広告を見て、
思わず、この人生に微笑み、と感じ笑いを頂いた・・。

創作性があり斬新な商品を販売する『東急ハンズ』の広告であるが、
この時節に相応しいクリスマスの関連商品を掲載していた。

【みんなおいで、うちのクリスマスパーティー。】

と標題され、私が最も魅了されたのは、

『誰でもすぐにサンタになれる』
若き男性が、帽子、まゆげ、スーツ、ベルトが付いて、
オールインワンのお手軽な変身セットと明記されて折、
深紅の衣装で白い縁取りとなっている。

価格は『サンタさんのスーツ』と命名され、
たった税込み1,995円と表示されている。

そして、プレゼント用の袋は、税込み1,260円と明記されている。


この横に、若き女性が、
『楽しく、可愛くパティーモード。』
と明題されて、微笑んでいる。

『スタイリッシュサンタ』として、帽子、ワンピースの衣装で、
裾のサイドのリボンがキュートなシルエットを表現、と明記されている。

この価格は、税込み4,990円となっている。

尚、いずれの男性のシューズ、女性の白いブーツは演出用で別料金、と小さく綴られている。


私はこの広告の容姿を見て、
ささやかな家族パーティーでも良いし、
オーバー・コートを羽織り、一流のシティ・ホテルに行き、
パーティー会場でオーバー・コートを脱いで、会場の人々を驚かせる・・
最良の衣装と思ったりしたのである。
たとえ、この衣装の前では、高価なドレスであっても、
太刀打ちできないと、私なりに微笑んだりしている。


我が家では、残念ながら私達夫婦は子供に恵まれることなく、
従って孫もいない身で、家族のクリスマス・パーティは夢の世界である。

ここ5年のクリスマス・イブの折は、
ささやかなクリスマス・ツリーを飾り、豆電球を点滅させ、
クリスマスに相応しい音楽を聴くことが多い。

そして家内はショート・ケーキの数品を頂き、
私は平素の弐合徳利で純米酒を呑んだりしている。

若き頃はこうした折、シティ・ホテルで外食などをしたりしたが、
昨今は年金生活の影響か、どちらかの温泉滞在でのんびりとした方が良い、
と家内は云ったりしている。

このような状況なので、深紅と白い縁取りの衣装は、
私なりの夢のひとつかしら、と微苦笑している。

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東京の郊外は、穏(おだ)やかな陽気となり 《初出2007.12.6.》

2008-06-03 09:10:43 | 旅のあれこれ
東京の郊外は、早朝は屋根、地面は霜で真っ白のベールのようであり、
陽射しが射し込むと、またたく間に消えうせてしまう。
日中の陽気は、13度前後が予測され、
穏やかな初冬の陽射しに恵まれている。
乾気となっているので、私なりに煎茶などを多めに頂き、
風邪対策などをしている。

気候はこの時節、平年並み、と報じている。

先程、天気予報のニュースを視聴していると、
北海道、日本海に面した地域で、雪マークが明示され、
札幌の雪の情景が映されたりしている。

こうした折、旅人だったら心身に享受できるが、
お住まいになって生活されている方達は、何かと労苦を感じてしまうのである。

少なくとも自動車が欠かせない移動地域が多いので、
ガソリンなどの高騰はお気の毒である。
私は年金生活の無力であるが、何よりため息を付くのは、
この地域にお住まいの方達がこの時節、
灯油などの高騰である。


私は7年前の2月、オホーツク海の流氷を観に行った時が想いだされた・・。

網走の海岸のホテルに連泊したが、
流氷は海岸から遠ざかり、やむえず斜里、そして知床半島のウトロまで流氷を追い求め北上した。

登山靴と冬のフィールド・ジャケット、耳当て付きの帽子などの防寒姿で、
路線バスに揺られ、ウトロが見え始めた峠て流氷が一望でき、海上の彼方まで広がっていた。

バスの車内は私達夫婦だけであったが、
ウトロのバス停の終着で降り立った。

そして、街並みを外れて、流氷に感動し、厳粛さを伴い、マイナス10度前後の海岸線に近い道、
ときおり風が吹く小さな岬などを積雪50センチの雪を掻き分け、
数時間歩いたりした。
その後、除雪された国道を歩き、ウトロの街の中の一軒屋の食事処に入った。

店内に入ると、熱気と風が感じられた・・。
地元の方達が雪まみれになっている私達夫婦を、
物好きの人もいるなぁ、という目付きで見られた・・。

簡素なテーブルと座敷となっていたが、一角に石油ファン・ヒーターの大型が、
熱気が風のように吹きつけていたことに気付いた・・。

北国では、こうした暖房装置が欠かせないことに実感し、
日本酒の熱燗を呑みながら、地魚の5種類を家内と食べ比べをしたりした。

このような北国の旅先で幼い体験を甦(よみがえ)ったのである。




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ときには、純米酒の浮気も・・♪   《初出2007.12.5.》

2008-06-03 09:08:13 | 食べ物、お酒
私は年金生活の四年生の身であるが、
現役時代から、夕食時に風邪を退いた時以外、晩酌をしている。

40歳を過ぎた頃からは、純米酒の辛口が殆どであり、
ときたまビールを呑むぐらいとなっている。

純米酒は夏は冷酒とし、春と秋は常温で頂き、
寒さが感じる時節は人肌に温めて呑んでいる。
原則として、その日に応じた気分で、
弐合徳利とぐい呑みを変えたりしている。

純米酒の銘柄は、この20数年、3種類だけである。
私は魅了された銘柄については、変えることなく愛し続けるので、
数は少ないのである。

旅行先で頂く場合は、なるべく地酒を呑むようにしている。
訪れた先の風土、文化を知るひとつの手掛かりとなるからである。

このように日常と旅先の銘柄を享受しているが、
ときおり私は男の子であるので、
純米酒の銘柄に関しては、浮気心がある。


先程、買物に行ったスーパーの地酒コーナーで、
目に止まった銘柄があった。

四合瓶のラベルには、

幻の酒米
  雄町米(おまちまい)  
     旨味辛口の美味な純米酒

と大きく明示され、

櫻室町の雄町米の酒
   室町酒造株式会社

と小さく印刷されていた。

そして、棚の上に980円と表示されていた。

私はどのような風味となるか、
好感できそうな女性との初対面の折、言葉を交わすのと同様に、
少しドキドキし心を躍(おど)らせている。


尚、私は一介のサラリーマンであったので、
一升瓶で3500円どまりを選定としている。
これ以上のお酒は、残念ながら家計に影響するので、
断念しているのが実態である。

ある時、試飲会で招待されたり、旅先の酒造所の試飲・即売所などで、
高価な純米酒を頂いたが、私には美味しく感じられないこともあった。
私はその人なりの好みと感じ、男と女の相性と同じかしら、
と微苦笑したこともあったりした。


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東京の郊外も、初冬の朝の陽射しを迎えて  《初出2007.12.5.》

2008-06-03 09:06:08 | 小庭の情景を眺めながら
東京の郊外の調布市は、ここ1週間で一番の寒さかしら、
と屋根の霜を見て感じたりしていた。

6時過ぎに1度ばかりであったので寒く、日中の最高気温も9度が予測されている。

陽射しが庭に射しこむと、霜は瞬時に消えうせ、
初冬らしい情景となっている。

私の住む街は、真冬でも数回雪が降る程度で、
今年の1月、2月などは雪が降らず、淋しい思いをしたりしている。

このように綴ると、北国で雪の災害にあわれた方には苦言されると思うが、
雪の情景を幼年期から、この地の調布市で体験しているひとりとして、
暑さ寒さも平年並みに、と秘かに念じている。

白梅の淡い黄色に染められた葉は、わずかに残して折、
枝葉に陽射しを受けているのを眺めたりし、
初冬の光景をぼんやりと見つめている。


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私なりの年金生活の『師走』は・・♪  《初出2007.12.4.》

2008-06-03 09:02:19 | 定年後の思い
私は民間会社を定年退職後、年金生活の4年生の身であるが、
社会は何かと『師走』時期で、多忙の時節と新聞、テレビで視聴したり時、
ああ・・師走を迎えたんだ・・
というのが正直な所である・・。

現役時代の最後の5年間のこの時節は、
外資系となり12月が本決算月であったので、更に多忙となっていた・・。
朝は平常月と同様に4時45分に起床し、帰宅は10時過ぎが多く、
その後に入浴、遅い夕食となったので、
布団に入れるのは真夜中となり、
師走の時期の恒例となっていた。

定年退職後の初めての師走時、退職後まもない時であった上、
散歩、買物などをしている日中のひととき、
こんなにのんびりとして良いのかしら、
と戸惑ったりしていた。

その後は、心身ともに年金生活に順応し、享受しているが、
年賀状、大掃除の家内の補助員などが、
平常月より多い程度である。

今朝は4時に目覚め、布団の中で本を読み、
6時に起きだして、
主庭で樹木を眺め、煙草を喫ったりしている。


♪さ霧(ぎり)消ゆる 湊江(みなとえ)の
 舟に白し、朝の霜。

【 『冬景気』 作詞・作曲 不詳 】


このような歌を唄いだしたりしている。


現役時代と変わったのは、多忙な勤務がなくなったと同時に、
収入も当然のことながら激変した・・。

お歳暮、忘年会も減り、デパートの広告も見ることも少なくなった。

スーツ、オーバー・コート、通勤靴、通勤バックなどを新調する必要がなくなったのである。

相変わらず変わることがないのは、
旅行等のウォーキング・シューズ、フィールド・ジャケット、スポーツ・シャツ等は、
現役時代から愛用している登山専門店で、バーゲン時に購入したりしている。

そして退職後の師走の時は、
3泊4日前後で温泉滞在の旅行に行ったりしている。
土湯温泉、秩父の夜祭り、白馬温泉などであった。

土湯温泉の時は、温泉の閉散とした街並み、周辺の散策も2日した後、
福島市の駅前に出たりした。
この時に、駅前の洋菓子店で、クリスマス・ケーキなどの呼び声に接し、
クリスマス・イブの日だった、と気付かされたりしている。

このように、ときおり曜日感覚も薄れ、
日常は初冬の陽射しの時などは散策し、本屋で数冊の本を買い求めたりしている。


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我が家のカレンダーのひとつは・・♪   《初出2007.12.3.》

2008-06-03 08:51:05 | 定年後の思い
我が家は家内と2人住まいのせいか、カレンダーは少ないと思われる。

台所にひとつ、そして居間の電話の近くにひとつあるだけである。

そして、私の座っているパソコンの置いてある机の引き出しの中にある。

いずれのカレンダーもB4サイズで、
上の半分は、時節に相応しい写真等となって折、
下の部分はカレンダーで日付が入り、小さな欄であるので、メモも記入できるようになっている。

居間にあるカレンダーは、一般教養雑誌の『サライ』の特別付録で、
我が家は愛用して10数年となっている。

この『サライ』は、月に2回発売される雑誌であるが、
最初の5年間は毎回購入していたが、
季節がめぐると同様に、同じような季節の内容等の掲載もあるので、
これ以降は特集が良ければ購入する状況である。

されど、カレンダーが特別付録として添付される号は、
毎年欠かさず購入している。

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小雨の中、錦繍に見惚れて・・♪  《初出2007.12.3.》

2008-06-03 08:49:18 | 小庭の情景を眺めながら
東京の郊外は、午後の3時過ぎに所により1時雨と予測されていたが、
天上の気候の神々のご機嫌が悪いのか、
午前の10時過ぎに早くも小雨が降りだした・・。

私はお歳暮の数品、カレンダーを買い求めに駅前で出る予定であったが、
小雨の降る中、庭の朱色、黄色に染められた樹木に見惚(みと)れ、
結果として11時半過ぎに家を出た。

雨の時はバスを利用するのが通例であったが、
朱色、黄色に染められた街並み、公園の錦繍を眺めながら、
駅前まで歩いたりした・・。

小雨で濡れた朱色、黄色の樹木は風情が増し、
路上は濡れ落ち葉となって、錦繍の世界となっている。

私は傘を差しながら、歩きながら見惚れたりしていた。

ときおり、欅(ケヤキ)などの大木を見上げると、
立ち止まり、煙草を喫いながら見詰め、
確かに美の世界が展開されて折、私なりに至福のひとときを過ごせた・・。

小雨は買物などの手荷物の多い時は濡れて困るが、
樹木などの情景を眺める時、より風情と情感が増す不思議な作用をもたらしてくれる。

私は齢を重ねるごとに、晩秋の錦繍の光景に心を深めている。

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今年、早くも台風の風雨の日となり・・!?

2008-06-03 08:47:17 | 小庭の情景を眺めながら
東京の郊外は、昨日は夕方から雨が予測されていたが、
夜の9時過ぎから降りだし、
今朝も小雨の朝となっている。

今年は早くも台風5号が伊豆諸島の八丈島の南下に、
昼頃に最接近すると予測されて折、
東京の郊外も多少影響を受けて、
風と雨が強まる、と報じられている。

気温も朝昼夕は、横並びの15度前後となり、
ほんとかしら、と驚いている。

私はサラリーマンを卒業した年金小父さんの身であるので、
買物、散策などの外出は取りやめようとしている。

日中は読書をするか、
映画の『アラビアのロレンス』を居間で鑑賞するか、
相変わらず別ブログの【年金青年のたわむれ記~かりそめ草紙~】に
今まで書き散らかした投稿文3000通前後を整理、統合を進める予定である。

そして、何よりも通勤、通学、或いは外出される方たち、
風雪と肌寒く感じられる中、
お気の毒と思ったりしている。



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雨の降る前、買物と散策・・♪  《初出2008..2.》

2008-06-03 08:45:52 | 食べ物、お酒
私の住む東京郊外は、午後の3時過ぎから雨が予測され、
明日は台風5号の北上に伴い、大雨が予報されている・・。

私は午前中のひととき、郵便局、銀行、そしてスーパーの2店ばかり廻ってきた・・。

スーパーは、平日でも少し混んでいて、
私の思惑と同様に、雨の降る前に買物を、
と私は微苦笑したのである。

私は年金生活の4年生であり、
日常の買物は私の責任の範疇であり、自動車を所有しない我家の方針として、
両手に買物した品を提げて、
往復したりしている。

野菜コーナーでの選別も馴れ、
そして家内の好きな『ゴールド・キウイ』のニュージーランド産などを購入したりしている。

今回の買物で、ピーマンを見ていたのであるが、
バラ売りで6個で98円には驚き、
確かな品で色艶も良く、私は内心小躍りして、
12個を購入した。

帰宅後、家内に
『立派なピーマン・・廉(やす)くて・・驚いたよ・・』
と私は云った。

『良かったわ・・助かるわ・・』
と家内は明るい声で云った。

私は祖父や父が亡くなる幼年期までは農家の児として育ち、
野菜の育成から青果市場に出荷するまでの情景を見ていたので、
少し複雑な思いである。

果たしてこのような店頭価格であると、
労苦の多い野菜の生育の果て、いくらで納品価格となるのだろうか、
と思ったりしてしまうのである。

家内はサラリーマンの家庭で育ったので、
『品が良くて、お値段も廉(やす)く・・』
とまるで工業製品みたいに云っているので、
私はときおり、無頓着な家内に苦笑している。


尚、『ゴールドキウイ』などの洒落た果物は婦女子の食べ物であり、
男子たる呑兵衛の私は、我家では家内専用の食べ物としている。

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