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夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

紅梅の想いで・・♪

2006-02-08 18:49:00 | 定年後の思い
東京の郊外では、梅が咲き始めるのが、
例年より10日ほど遅れている。

我が家の庭には、白梅の二本と紅梅がある。

何時の年だったか、三分咲きの時、
雪が降ってきて、紅梅の花を観ると、
艶やかな紅色の花に雪の白さが薄っすらと重なった色合いに、
思わず声を上げたりした。

夕暮れ時、少し暗くなった中で、紅色が浮かんで、
艶やかな彩りに心がときめいたりした。
中年女性が湯上りの浴衣姿を連想させたからである。

白梅の凛とした光景は、
魅了されることはいうまでもないことである。
私は白梅のさりげなく奥深い花の色合い、そして香りに、
ここ何年も恋焦がれている・・。


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自在の時の流れ・・♪

2006-02-08 13:04:00 | 定年後の思い
先程、庭先の陽射しのあたる所で、
樹木を眺めながら煙草を喫っていた・・。

こうして時の許す限り、静寂な時を過ごしている。

現役時代は、時間は勝負、と思っていた。
ある程度の年収を得れば、責務と権限が伴うので、
定例業務は素早く終わらせ、改善策を色々と思考していた。

当然、与えられる業務量は多いので、睡眠時間を削り、
ときには徹夜にいとわないで、勤務してきた。

どなたでも同じと思うが、会社の駒のひとつ、と空(むな)しいと感じた事もあったが、
自分の敵は自分だ、という思いで、長年勤務してきた。

こうして定年退職の数年前から、
退職後は自分の好きな事で、時を過ごしたい、と切実に思ったわけである。

退職直後、川沿いの遊歩道を散策していた時、
こんなにのんびり時間を過ごして良いのだろうか、と思ったりした。

私は大学を中退し、脚本家の養成所に入り、文章の力に寄る職業を目指していた。
アルバイトはもっぱら先生方に付き、
取材し、下書きなどをしたりした。

こうした折、親戚の叔父より、
『所帯を持つ時、きちんとやっていけるのか・・』
とお彼岸の時などに言われたりした。

私が30歳前後に家庭を持った時、
果たして生活できるだけの力があるのか、と自分の文才を疑ったりした。

こうして自分に妥協して、程々の企業に入社する為に、
コンピューターの専門学校に通った後、
中途入社をし、企業の一員となったのは25歳だった。

入社前は休日の時に、小説を綴り、蓄積すれば、
という思いがあった。

日本の企業は、甘くなく、徹底的に教育された。
休日の時は、本を読むのが精一杯で、
疲れ切って、とても小説を綴る、精神的な余裕が無くなった・・。

こうして35年の企業の一員の生活は終えたが、
自分の好きな文章を綴ることに時間を当てたいと思った訳である。

幸い、このブログを代用に日々綴っているが、
感性は衰えていないが、体力の衰えは自覚している。

唯、長い期間に於いて、創作をしていない上、
体力の無い自分は、短い随筆で誤魔化している。

居間の隅にある楽焼の皿があるが、
入社一年過ぎた頃、
旅行先でいたずらに書き込んで皿である。

われ青春の甦りを待ち望む

と書かれている。




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陽射しの中の朝のひととき・・♪

2006-02-08 09:14:00 | 定年後の思い
東京の郊外は、昨日は午後より快晴の予報であったが、
曇り空が続き、夕方になり少し夕陽が観られた程度だった。

今朝は、澄み切った快晴で、朝の陽射しが心地よい。

静寂な庭先をときおり見詰め、新聞、雑誌を読んだりすると、
時の流れが解らなくなったりする・・。

夢のような朝のひとときである。
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