竹中総務相の私的懇談会「通信・放送の在り方に関する懇親会」で、
NTTグループの経営形態の抜本的な見直しが必要との認識が一致、
とニュースを観た。
今朝の読売新聞に於いて、これ等に関して、
特集記事を掲載していた。
無断引用させて頂きます。
・・次世代ネットワークの中核となる光ファイバー回線だけでもみても・・
NTTグループで、昨年の3月末に於いて、78%を占有している。
このため、光ファイバー回線を含めて、
NTT東西に対しては、他社に低料金で
回線を貸し出す「開放義務」が課せられている。
NTTは、旧・電電公社時代にほぼ敷設した電話回線とは異なり、
光ファイバー回線はリスクを負って敷設しているので、
開放義務の撤廃か、貸出料金の値上げが必要と主張している。
ただ、他社から見ると、
回線を借りる手続きが煩雑な上、
「NTTグループが回線を独占したまま連携を強めれば、
公正競争が妨げられる」と映る。
2月1日の局長の懇親会の場では、
光ファイバーを含めた加入者回線を
NTTグループから切り離す案も相次いだ。
ソフトバンクの孫正義・社長は、
光回線を敷設する会社をNTTも含めた通信各社が
共同で新設し、各社が対等に回線を利用する試案まで披露した。
光回線の普及が一気に進み、
敷設工事が効率化することで、利用料金も、
今の7分の1以下となる月690円まで下がる、
と自説を展開する孫社長に対し、
隣に座るNTTの和田紀夫・社長は
「できるなら、やり方を教えていただきたい」
と戸惑い気味に語った。
以上、長らく引用させて頂きました。
私は、光ファイバーに関しては、KDDIが東京電力と共同でも、
敷設はNTTグループには太刀打ちできない、と思います。
個人的な事情であるが、光回線を検討した所、
NTTか東京電力かを検討した。
結果として、電話回線の優遇、そして全国展開を配慮し、
NTTに加入した。
確かにNTTグループは、民間会社として、将来のブロードバンドを見据えて、
日本の有力なプロバイダを取り込んで、価格、サービス競争をして、
光ファイバーの普及に涙ぐましい努力をして、
先行投資を果敢に行ってきた。
この総合施策は賞賛されるが、
ただ独占化はいかがかと、思っている。
これではADSLを実質国民に広めた立役者の孫社長が、
たとえ今後いくら努力、投資してもNTTグループは雲の上である。
国民の真の利益を配慮し、孫氏の試案の共同管理会社で、
電力会社のイメージで管理・運営されたら、
通常利用、或いは災害等に於いても、国民が恩恵を受けられる。
私は孫社長とは面識も無く、従って利害関係もない。
そして、このブログサイトの管理・運営元がNTTグループの会社であり、
多少のためらいもあるのは事実である。