東京の郊外は、先ほどの3時頃から雨が降ってきた。
庭先に降りると、春寒のように肌寒かった。
庭先の地表の黒土はしっとりとして折、
外れの方の一面は苔(こけ)で植え込んでいるが
この苔の浅緑色も潤いを増している・・。
煙草を喫いながら、苔を見詰めていると、ひとつの風景が甦ってきた。
10年前頃、会津若松に程近い芦ノ牧温泉に、
2月の中旬だったと思うが、2泊3日の旅行に行った時だった。
会津若松駅に降り立つと、冬なのに快晴で雪跡もなく、戸惑ったりした。
その後、県立の公園を散策している時、急に雨が降ってきた。
近くにお茶を頂ける店があったので、
家内と雨やどりのように、濃茶と和菓子を頂いたりしていた。
冬の冷たい雨は、本降りのようになったきた。
『お客さま・・通り雨ですから・・直ぐに止むと思われます・・』
と仲居さんから教えられた。
私は、地酒の弐合徳利を注文し、
庭先の雨の降りしきる庭園を観ながら、
ゆっくりと味わった・・。
家内は薄茶と和菓子を味わっていた。
こうして、45分過ぎると、雨はあがった。
そして、翌朝、芦ノ牧温泉のホテルで朝を迎えた時、
周囲の風景は雪一色に染められていた。
30センチは越えていると思われたが、
一夜の間に積雪の多いこの地方の冬を改めて認識させられた。
このようなことが想い出している。
庭先に降りると、春寒のように肌寒かった。
庭先の地表の黒土はしっとりとして折、
外れの方の一面は苔(こけ)で植え込んでいるが
この苔の浅緑色も潤いを増している・・。
煙草を喫いながら、苔を見詰めていると、ひとつの風景が甦ってきた。
10年前頃、会津若松に程近い芦ノ牧温泉に、
2月の中旬だったと思うが、2泊3日の旅行に行った時だった。
会津若松駅に降り立つと、冬なのに快晴で雪跡もなく、戸惑ったりした。
その後、県立の公園を散策している時、急に雨が降ってきた。
近くにお茶を頂ける店があったので、
家内と雨やどりのように、濃茶と和菓子を頂いたりしていた。
冬の冷たい雨は、本降りのようになったきた。
『お客さま・・通り雨ですから・・直ぐに止むと思われます・・』
と仲居さんから教えられた。
私は、地酒の弐合徳利を注文し、
庭先の雨の降りしきる庭園を観ながら、
ゆっくりと味わった・・。
家内は薄茶と和菓子を味わっていた。
こうして、45分過ぎると、雨はあがった。
そして、翌朝、芦ノ牧温泉のホテルで朝を迎えた時、
周囲の風景は雪一色に染められていた。
30センチは越えていると思われたが、
一夜の間に積雪の多いこの地方の冬を改めて認識させられた。
このようなことが想い出している。