「月桃の花」の思い出

　家の庭先に「月桃の花」を植えている。今年も６月に白い花をたくさん咲かせてくれた。１０年ほど前に沖縄読谷村の方にいただいたもの。大切にしている。月桃の花は沖縄の庭先によく見られる。沖縄では、その葉に餅を包みムーチーという名の菓子として親しまれている。
　沖縄の音楽家海勢頭豊さんの「月桃の花」の歌詞の中で「６月２３日（沖縄戦で日本軍の組織的戦闘が終ったといわれる日）またず月桃の花ちりました」とある。「鉄の暴風」と呼ばれる沖縄戦ですべての白い花が散ったといわれる。同じ歌の中に「香れよ香れ 月桃の花 永久(とわ)に咲く身の 花心 変わらぬ命 変わらぬ心 ふるさとの夏」とある。月桃の花は、私にとって沖縄の心「命どう宝」を表している。
　来年２月「月桃の花」歌舞団のミュージカルが、枚方で開催されるという。テーマは「ワーキングプア　希望宣言　ポロロッカ　ぼくらは生きている」私は、今から楽しみにしている。