ウィトラのつぶやき

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囲碁の棋聖戦

2010-02-05 09:10:51 | 囲碁

山下敬吾棋聖に張栩三冠が挑戦している囲碁の棋聖戦の朝鮮手合いが進行中である。

囲碁のタイトル戦は7つあるがその中で名人戦、本因坊戦、棋聖戦は賞金金額が大きく3大棋戦といわれている。それぞれのタイトル保持者は井山名人、羽根本因坊、山下棋聖となっていて現在日本囲碁界の第1人者といわれる張栩氏が3タイトルは持っているものの、3大タイトルは一つも持っていない状況での挑戦である。

現在、第3局まで終わって挑戦者の張栩3冠の3連勝である。内容をみると激戦ではあるものの挑戦者が一枚上のようで、3局とも山下棋聖が有利になった場面はほとんどなかったと思う。

第3局は張栩3冠の一瞬の気の緩みをついて、利かしに来られたところを手を抜いて山下棋聖が大きなところを打ち、逆転したかに見えた。しかし、その後の経過をみるとそれでもはっきり逆転とはいっていなかったようで、挑戦者が勝ち切った。

昨年の本因坊戦の羽根vs尾戦に比べるとレベルが上の感じがするが、名人戦の井山vs張戦と比べると少し落ちる感じがする。

このまま張栩挑戦者が押し切る感じがしている。 本因坊戦の挑戦者決定リーグでは井山名人が好調なので挑戦者として出てくる可能性が高い。そのまま井山名人が本因坊を取って、井山名人・本因坊、張栩棋聖ということになれば日本の囲碁界の3大タイトルも実力相応になる感じがしている