昨夜は天気予報が当たって雪になった。
午後から雨だったが気温が下がって雪になったものであう。雨の降る時間が1時間後ろにずれていたらもっと積もっただろうと思うが、朝起きてみると土の上などは3cmくらい雪が積もっていた。
今朝は私がニューヨークにいるころに買った雪靴を履いて出てきた。登山靴のような作りでがっしりしている結構重い靴である。足元を気にせずに歩けるのがありがたい。
私は晴れた日に雪景色の中を歩くと、なんとなく心が浮き立つように感じる。靴は重く、足元はぬかるんで歩きづらいのだが、電線から雪が落ちてきたり、屋根からぽたぽたとしずくが落ちてくる風景は私の子供の頃の北海道の3月末頃の風景である。子供心に刷り込まれた春の喜びを思い出すような気がする。
これが雲が出てきて日が陰ってくると、たちまち陰鬱な気分になる。歩いている途中で日が陰ってきたのだが、気分の変化は自分でも驚くほどだった。この景色ほど太陽の威力を強く感じることはないように思う。
雪の量はそれほど多くないので今日中にはあらかた溶けてしまうだろう。雪が解けるときに熱を奪うので寒い日が続きそうだが、気温は高めなのでそれほど厳しい寒さにはならないだろう。
雪の日もまた良し、と思う。