ウィトラのつぶやき

コンサルタントのウィトラが日頃感じたことを書いていきます

沖縄基地問題に見る鳩山総理の約束の本質

2010-02-21 15:42:12 | 社会

最近また話題になっているが、沖縄の基地の移設場所をどこにするかでもめている。

鳩山総理はこれまで自民党政権が取り付けたアメリカとの約束を取り消し、ゼロベースで見直して、5月末までにアメリカとの合意も取った上で決めると言っている。

これは大変におかしなことだし、言ってはならないことだと思うのだが、そういう観点からの論評は見かけない。私が問題に思うのはゼロベースで検討するなら、日本政府、アメリカ政府、地元の3者の合意が必要なのに、日本政府が一方的に期限を切った点である。

一般に交渉事は少しずつ合意を形成しながら進めるものである。それを、過去の経緯を無視して一方的に新しい決定の期限を切るというのは大変に失礼なことである。

例えば企業間での共同事業の交渉をしていたとして、社長が変わったからと言って、過去の交渉経緯を水に流し、再検討する、と発表した場合を考えてみよう。

社長が変われば方針が変わることはあり得る。したがって、過去の検討結果はいったん白紙に戻そう、と言うことはあるだろう。しかし、相手の都合も聞かずに新しい枠組みを半年後に決めると一方的に発表されたらどうだろうか? 普通は「こんなところとは付き合いたくない」と思うのではないだろうか。

鳩山総理があの発表を反省している様子はない。私が想像するに鳩山総理が「何何をします」というのは普通の人が言っている意味とは違って、全て「その目標に向かって努力します」という程度の意味でしかないのだろう。

公約の中には政府がその気になれば実行できるものが数多く含まれている。それですら、本当に実行したほうがよいのかどうかの検証すらせずに約束をしているので、その態度が外交問題にも出てしまうのだと思う。

どうして彼が日本政府のトップなのか、海外では不思議に思っていることだろう。


私のテニス経験

2010-02-21 07:43:11 | 昔話
私は会社に入ってしばらくしてからテニスを始めた。学生時代からテニスは優雅そうだし女性のミニスカート姿も良いなと思っていたのだが、周りにやる人もいなくきっかけがつかめなかった。

会社に入社して、寮を出て宿川原のアパートに住み始めた時、アパートが多摩川の堤防に近く、すぐ近くの河原に会社のテニスコートがあったので会社のテニス部に入部した。もっとも選手になって試合に出るレベルを目指すつもりはなく、人並みにでできるようになればいといった、軽い気持ちだった。

卓球の経験からストロークは比較的すぐに上達した。ボールが当たったときの手ごたえは全く違うが、手首を固定することを覚えると比較的簡単に感触をつかむことができた。卓球の経験でバックスイングでどちらの方向を狙っているかの予測ができたのでコートカバーは良かった。

その一方で、卓球にはないサーブやスマッシュなどラケットを上から降り下ろす動作はどうにも上達しない。ラケットの長さとボールの高さの感覚がどうにもつかめず、思いきるfるとスポットに当たらない。それなりに練習したのだが結局上達しなかった。

そんなわけで、ストローク中心の守備型のテニスだったが、河原のテニスコートだったのでバウンドするとボールのスピードが落ちる。私にとってはやりやすかった。しかし、都会の中の表面の固いコートは苦手だった。それでも、正式な試合に出るレベルではないが、団地などで好きな人が集まってやるようなときには十分に楽しめるレベルになったと思う。

テニスは、素人が仲間とやるときはほとんどがダブルスである。ダブルスだと自分が決めなくてもパートナーが決めてくれたりするので、楽しむことができる。卓球よりも、レベル差のある人同士でも楽しむことができるスポーツで、運動量も結構多い。メジャーなスポーツになるのももっともだという気がする。

ここ数年、やっていないが、機会があればまたやりたいと思う。