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今日、内閣府が発表した2015年7~9月期のGDP(季節調整済み)の
改定値は、物価変動の影響を除いた実質で前期比0.3%増、年率換算
では1.0%増となり、速報値(前期比0.2%減、年率0.8%減)から上方
修正された。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151208-00000034-jij-bus_all
企業の設備投資が大幅に引き上げられ、実質GDPは2四半期ぶりプラスに
転じた。
日本経済は速報値発表後、景気後退の懸念も浮上してた。改定値はプラス
となったが、成長の足取りは、なお鈍い状況です。
物価の影響を反映し、生活実感に近い名目は前期比0.4%増、年率1.6%
増でした。
実質GDPを需要項目別に見ると、設備投資は前期比0.6%増(1.3%減)
プラスに転じた。法人企業統計など新たな統計を反映したところ、卸・小売業
建設業で、速報値の段階よりも実際の需要の強さが確認された格好でした。
個人消費は、自動車や衣類販売が影響し、0.4%増(0.5%増)に引き下げ
られた。公共投資も1.5%減(0.3%減)に下方修正されました。
ここにきて、上方修正された事は、驚きですが、個人消費が弱いのが、問題。
やはり、賃金の伸びが、多くの国民に実感として感じられない事や将来不安
から財布の紐を緩めることができないとの思いの反映でしょうか。
社会保障の将来不安を軽減できると、財布の紐も緩むかもしれません。
政府は、この辺を「見える化」する政策を出してほしいところ。
さて、日経平均は大幅下落し、205円安の19492円の大引けでした。
(出来高 概算19.2億株の商いでした。)
日経平均は、冒頭のGDP上方修正を好感するより、原油安や上海市場の
下落から、先物主導の売りに押された格好でした。
日経平均の下落により、25日線を割り込み、終値で3週間ぶり19500円
割れとなりました。
チャート形状は、悪化しここからの踏ん張りが試されます。
注目のNY市場、改めて原油安や上海市場下落による中国経済懸念再燃で、
続落スタートとなっています。終了時にどこまで戻すか試されます。
明日の日経平均、行き過ぎの下落(一昨日)もあるので、下げ渋りの下ひげ
陽線引けとなるか、注目しています。
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