「横浜ザル」の株式投資独り言

株式投資等で資産形成を目指し、ゴールは超億万長者!?
経済動向や日経平均の将来分析、投資銘柄のメモや雑感を綴ります。

後発医薬品、普及率80%で業界に波紋!?

2015-12-07 23:59:10 | ニュ-スからひと言

                 
政府が医療費抑制に向けて安価な後発医薬品(ジェネリック医薬品)普及率を
2020年までに8割以上にする方針を打ち出した事を受け、大手製薬各社が
対応を急いでいる。

後発薬メーカーは増産体制の構築を図る一方、後発薬利用拡大でシェア低下
が必至な先発薬(新薬)メーカーは特許が切れた新薬の事業をリストラし、経営
資源を新薬の研究・開発に集中しようとしている。ジェネリック普及の波は業界
再編につながる可能性もある。               【吉永康朗】(毎日新聞)
http://news.yahoo.co.jp/pickup/6183375

「国の目標が出た事で、(売上高の45%を占める)特許切れの長期収載品の
売り上げは一層低下する」

新薬大手、田辺三菱製薬が11月末に開いた中期経営計画(16~21年度)を
発表する記者会見。三津家社長は、危機感をあらわにした。実際、国の後押し
で大型病院や調剤薬局では、特許切れ薬から割安な後発薬への処方切り替え
などが進む。

長期収載品の売上高割合が半減すると見込む田辺三菱製薬は、コスト体質
改善に向けて国内従業員の約2割(約1100人)を削減、事業の重点を新薬の
研究・開発にシフトする方針。

計7000億円を投じて5年間で新薬10品の開発を目指すとともに、米国市場
進出で収益確保を狙う。

新薬最大手の武田薬品工業は、より踏み込んだ対応を打ち出す。特許切れ薬
販売等事業を後発薬世界最大手「テバ・ファーマシューティカル・インダストリズ」
(イスラエル)と設立する合弁会社に移管。武田薬品は、利幅が厚い新薬開発に
集中して、京大iPS細胞研究所との新薬開発の共同研究などを本格化させる。

一方、後発薬各社は、需要取り込みへ増産を急いでいる。沢井製薬は11月、2
カ所目となる研究開発拠点(大阪府吹田市)を稼働させた。投資額は60億円で、
多様な後発薬開発や生産能力の増強が狙いだ。17年度迄の設備投資額(従来
約440億円)200億円上積みする他、新工場建設や既存の製薬工場の買収も
検討する。

新薬開発にしろ、後発薬の増産にしろ、多額投資が必要で、各社は厳しい体力
勝負を迫られる。厚労省は9月にまとめた「医薬品産業強化総合戦略」で、先発
薬メーカーについて「M&A等による事業規模の拡大を視野に入れるべきだ」と
指摘。後発薬メーカーについても「集約化・大型化も含めそのあり方を検討する
ことが必要」と分析し、業界再編の可能性を示唆した。


薬品メーカーは、一時期にM&Aで、規模の拡大を図ってきましたが、今回も、
新薬メーカーのM&A vs 後発医薬メーカー構図で、業界再編が加速する事が
予想できます。業界動向に注目しましょうか。

さて、日経平均は、反発し193円高の19698円の大引けでした。
(出来高 概算16.5億株の薄商いでした。)

週末のNY株式市場、改善継続の雇用統計を受け、今月の利上げがほぼ確定
と、不透明感が払拭されたことから大幅高へ、東京市場の追い風になりました。

一時、300円高となるも商いが増えない中、戻り待ちの売りに押され、上げ幅
縮小させました。

日経平均の反発で、下落の4割強の戻しも5日線に上値を押さえられた格好。
ボリンジャーバンドは、25日線と+1σの間で、リバウンド形状は継続です。
ここからの支援材料がほしいところ。

注目のNY市場、大幅高の反動から売り優勢ですが、終了時にどこまで戻すか、
ポイント。

明日の日経平均、下ひげをつけての陽線引けとなるか、注目です。


 ☆各1クリック応援の協力を お願いします。☆ 

 

 にほんブログ村

  株式投資ランキング



最新の画像もっと見る

コメントを投稿