「横浜ザル」の株式投資独り言

株式投資等で資産形成を目指し、ゴールは超億万長者!?
経済動向や日経平均の将来分析、投資銘柄のメモや雑感を綴ります。

5月第4週 相場展望と予定

2018-05-20 23:56:17 | 相場展望

  
5/14~週の日経平均は、円安ドル高を背景に、先物買いを誘い上昇。
実質GDPが年率換算でマイナス0.6%となり、警戒する場面もあったが、
米4月鉱工業生産が市場予想を上回り、10年債利回りが3.1%に達す
ると円相場が下落。1ドル110円台が東京市場の追い風となった。

結局、日経平均は、週間で171円上昇(0.76%)の22930円でした。

さて、5月第4週(5/21~5/25)主なイベントと予定は、下記1.の通りです。

週末のNY株式市場は、もみあい。今週は、米株動向とドル円相場を見ながら
底堅い展開が期待されます。

イベントは、5/22米韓首脳会談、5/23FOMC議事録、米4月耐久財受注
が注目されそう。米中貿易摩擦問題では、中国が米から輸入量増加するとの
報道もあり、プラス材料。一方、米長期金利の上昇が、NY株式に過剰反応した
とすると、NY株式市場も底堅いと思われる。

日経平均は、8週連続の週足陽線で調整局面も、米長期金利上昇で、為替が
円安ドル高、また、決算発表もピークを過ぎ、企業業績の見直しに動く様だと、
好決算の個別物色中心に水準底上げしそうである。

日経平均、5月第4週(5/21~5/25)レンジは22700円~23200円程度
を想定しています。

1.5月第4週(5/21~5/25)主なイベントと予定
 5/21
 日本 4月貿易収支
 日本 光通信、紙パル商、アジア開発 各決算
 米 4月シカゴ連銀活動指数
 米 アトランタ連銀総裁、講演
  米 ミネアポリス連銀総裁、講演
  米 フィラデルフィア連銀総裁、講演
  世 G20外務相会合(ブエノスアイレス) 
 5/22
 米韓 米韓首脳会談
 米 HPエンタープライズ、コールズ 各決算
  米  国債入札 2年債(330億ドル) 
 5/23
 日本 3月全産業活動指数
 米 FOMC議事録(5/1、2分)
 米 4月新築住宅販売件数
 米 米週間石油在庫統計
 米 ロウズ、ターゲット、ティファニー、Lブランズ、ラルフローレン 各決算
  米 国債入札 5年債(360億ドル)
  英 4月消費者物価指数 
 EU ユーロ圏製造業PMI
 5/24
 日本 4月貿易収支
 米 4月中古住宅販売件数
 米 ベストバイ、ギャップ 各決算
  米 国債入札 7年債(300億ドル)
  米 NY連銀総裁、講演
  米 フィラデルフィア連銀総裁、講演
  英 4月小売売上高指数
 EU 財務相理事会
 EU ユーロ圏財務相会合
 5/25
 日本 5月都区部消費者物価指数
 日本 気象庁が3カ月予報
 日本 ウチダエスコ、オンキヨー、住友生命、日本生命、明治安田生命 各決算
 米 4月耐久財受注
 米 フットロッカー 決算
  米 ダラス連銀総裁、アトランタ連銀総裁、シカゴ連銀総裁 パネル討論会出席
  米 フィラデルフィア連銀総裁、講演
  独 5月Ifo景況感指数
  世 アジア太平洋経済協力会議(APEC)貿易相会合、
 5/26
 日露 日ロ交流年開幕式(安倍首相、ロシアを訪問、モスクワ)

2.NY市場、為替/債券 各結果(5/18)

 今日のNY為替市場、ドル円は利益確定売りに押されてる。一時110.60円
 近辺まで下落。ロンドン時間には111円台に上昇していたものの、戻り待ちの
 売りも多く、滞空時間は短かった。主な米指標の発表もない中、きょうは米国債
 も利益確定に押され利回りが低下する中、ドル円も追随した動きをした模様。

 米10年債利回りは3.12%まで上昇していたが、NY時間には3.05%台
 まで一時押し戻された。4-6月の米経済は好調との見方から、インフレや利上
 げ期待が高まり、更にはトランプ大統領の減税など財政拡大策から発行増への
 警戒感も強まった中、米国債利回りは上昇した。それと伴にドル買戻しが強まり、
 ドル円を心理的節目の110円より上に押し上げた。

 今日は低下してるものの、米国債利回り上昇は終了との見方は少なく、10年債
 で3.25%までの上げを見込んでいる向きも多い。きょうはあくまで一服と見
 られている模様。目先の下値サポートとしては110.45円近辺が意識される。

 ユーロドルは下値模索が続き、きょうは1.1750ドル近辺まで一時下落。
 今週の水曜日につけた安値1.1765ドル水準を下回っている。目先の下値
 ターゲットとしては12月安値の1.1720ドル付近が意識される。

 きょうは米国債利回りは下げているものの、欧州通貨安が続いておりユーロは
 下値模索が続いている。対円でもきょうは下落しユーロ円は130円台前半に
 下落。

 イタリア債の下落(利回り上昇)や新興国通貨の下げがユーロドルを圧迫してる
 との指摘も聞かれる。イタリアの「五つ星運動」と「同盟」のポピュリスト政党
 の2党が連立協議で合意したと伝わった。ECBに対する2500億ユーロの
 債務減免要求は合意から削除されたようだが、緊縮財政路線を放棄し、減税など
 積極財政への政策変更が盛り込まれている。財政悪化への懸念からイタリア債は
 売られているようだ。

 新興国の中銀から通貨防衛の金融政策が相次いで発表されているものの、新興国
 通貨は下げが続いている。そのような中、新興国の中銀が断続的にユーロの売り
 を出しているとの観測も聞かれる。

 ポンドも軟調。ポンド円149円台前半まで下落し、149.40円付近に来て
 いる200日線を下回る展開が見られている。ただ、下値を試す雰囲気にはない。
 ポンドに関しては五分五分ながら、8月利上げ期待は根強い。前回の英中銀金融
 政策委員会(MPC)でも利上げを主張していた理事が2名いた。カーニー総裁
 も年内の利上げの可能性を温存している。利上げを後押しする指標待ちといった
 状況だが、来週は英消費者物価指数(CPI)の発表が予定されている。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=431462

 米国債利回り
   2年債       2.545(-0.020)
   10年債      3.058(-0.053)
   30年債      3.201(-0.046)
   期待インフレ率   2.171(-0.018)
            ※期待インフレ率は10年債で算出

 今日のNY債券市場、10年債利回りは大きく低下している。特に利回りを押し
 下げる特段の材料は見当たらない中、週末ということもあり、利益確定の動きが
 優勢になったものと思われる。東京時間に10年債利回りはは一時3.12%迄
 上昇していたが、NY時間にかけて終始下げ、3.05%台まで一時低下した。

 今日は低下してるものの、米国債利回り上昇は終了との見方は少なく、10年債
 で3.25%までの上げを見込んでいる向きも多い。

 2-10年債の利回り格差は51(前日54)に縮小している。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=431461

3.NY株式市場 結果(5/18)

 NY株式市場18日
   ダウ平均     24715.09(+1.11 +0.00%)
   S&P500       2712.97(-7.16 -0.26%)
   ナスダック      7354.34(-28.13 -0.38%)
   CME日経平均    22845 (大証比:-85 -0.37%)

 今日のNY株式市場で、ダウ平均は前日終値を挟んでの振幅に終始した。米国債
 利回りが低下していることから銀行株が下げたほか、決算を受けて半導体関連の
 一角やエネルギー株が軟調。

 一方、米中の通商協議進展への期待感が出ており、産業株が堅調。中国側が20
 00億ドルの対米黒字削減策を提示したとの報道も流れていたが、中国はそれを
 否定している。しかし、中国当局は米国産ソルガムの輸入に対する反ダンピング
 の調査を取り止めるなど柔軟姿勢を示しており、市場も何らかの着地点を見出す
 のではとの期待感も出ているようだ。クドロー米国家経済会議(NEC)委員長
 はFOXテレビでのインタビューで、中国から2000億ドルの黒字削減の提案
 があるだろうと述べていた。

 ダウ採用銘柄でJPモルガンやゴールドマン、インテルが下落した他、シェブロン、
 エクソンモービルも軟調。一方、ボーイングやキャタピラー、ユナイテッドテク
 ノロジーズが堅調に推移した。

 ゴールドマンはNYタイムズ紙がブランクファインCEOが12月にも辞任する
 可能性が高いと報じている。

 ナスダックは反落。アプライド・マテリアルが決算を受けて下落した他、テスラ、
 マイクロン、アルファベットが下落。一方、マイクロソフトが上昇したほか、
 スウェーデンのアイゼトルを22億ドルで買収と発表したペイパルも堅調に推移。

 アプライド・マテリアルズは前日引け後に2-4月期の決算を発表し、1株利益、
 売上高は予想を上回ったものの、5-7月期の売上高見通しが予想を下回った事
 が嫌気されている。 

 百貨店のノードストロームが下落。前日引け後に2-4月期の決算を発表しており、
 既存店売上高が予想を下回ったことが嫌気されている。

 加工食品のキャンベルスープが大幅安。2-4月期決算を発表して、1株利益が
 予想を上回った。しかし、通期の利益見通しは下方修正しており、予想も下回っ
 たことが嫌気されている。生鮮食品部門が不調で、責任を取りモリスCEOの
 退任が発表されている。

 AMDが5日続伸。アナリストが半導体産業に関して、好循環終了への懸念は行
 き過ぎであるとしたうえで、AMDを新規に買いでカバレッジを開始、目標株価
 を18ドルとした。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=431459

4.NY市場、原油先物6月限/金先物6月限 各結果(5/18)

 NY原油先物6月限(WTI)
  1バレル=71.28(-0.21 -0.29%)

 NY原油の期近は小幅安。時間外取引は小高く推移したが、日中取引開始後は
 高値警戒感から売りが優勢となり、期近6月限は70.99ドルまで下落。押し目
 買い意欲は根強く下値は堅く推移したが、週末を控えたポジション整理の動き
 から高値修正場面となり、小安く引けた。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=431469

 NY金先物6月限(COMEX)
  1オンス=1291.30(+1.90 +0.15%)

 NY金6月限は小反発。時間外取引ではドル堅調から売り優勢となった。日中
 取引の序盤もその動きを継続し、1,285.1ドルまで下落。しかし、前日の安値
 1,284ドルが支持線となった。

 主要な米経済指標の発表はなかったが、米長期金利の低下を受け、中盤にかけ
 て買いが優勢となり、小高くなった。1,293.7ドルで上げつかえたが、小高い
 状態を維持して引けた。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=431468

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