1月も半月が過ぎ、寒波到来の土曜日。東京都知事選が色々取り沙汰される中
大学入試センター試験もスタートしました。
今宵は、「午年相場」の歴史を振り返り、投資のヒントを探るため、日本証券新聞
からアップします。
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戦後5回の午年相場に共通した傾向は見られるのだろうか。それぞれ日経平均の
値動きを追うと、ほぼ一環して右肩あがりを形成したのは1978年のみで、他4回は
1~5月に年間高値を形成。
安値形成月で見ても、10~12月が3回を数えた。これだけ見ると、やはり、「午尻
下がり」が頭をよぎるところ。各月ごとの月足陽線の概要は下記の通りです。
午年の日経平均月足星取表(○は陽線、●は陰線)
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 年間 年間
高値 安値
1954年 ● ● ● ○ ● ○ ● ○ ○ ● ● ○ 1月 3月
1966年 ○ ○ ○ ● ● ○ ● ● ● ● ● ○ 4月12月
1978年 ○ ○ ○ ○ ● ○ ○ - ○ ○ ● ● 12月 1月
1990年 ● ● ● ○ ○ ● ● ● ● ○ ● ○ 1月10月
2002年 ● ○ ○ ○ ○ ● ● ● ● ● ○ ● 5月11月
2014年 ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ? ?月 ?月
なお、このうち78年8月の表記が「-」となっているのは、月初の1日終値と月末の
31日終値が、ともに「5580.41円」と同値になり、「十字足」の格好となったためだ。
こうしたパターンは後にも先にもこの時だけ。
表の月足陽陰線を集計してみると、2~4月の延べ15カ月「10勝5敗」。また、6月
までの年前半で見ても、「17勝13敗」と勝ち越しているが、これが7月以降の年後半
となると「11勝18敗」、とりわけ7、8月は2勝7敗と極端に勝率が落ちている。
これらをみる限りでは、「午年相場は前半勝負」、との見方もできそうだ。
消費税率上げ対応として経済対策や、実施が有力視される追加金融緩和等の効果が
年前半に顕在化してくるはず。
リーマン・ショック以降の季節調整のゆがみから、この時期公表される米雇用統計
などの各種指標が強めの数値になりがちな事も、年前半の環境好転を後押しするが
逆に、中盤以降は消費税上げのマイナス面に視線が向かい、各種指標が弱含みに
転じる可能性も小さくない。
ちなみに、過去5回の午年相場はすべて、11月と12月の月足陰陽線が逆の結果と
なっている。(一方、2月と3月はすべて一致。)
総じて見れば「前半高→半ばからの調整局面入り→年末にかけ流れが変わり逆襲高
相場に発展」と言った展開も読めてくるが、思えばこれは2013年相場とも共通してくる
ことになる。
果たして、歴史は繰り返すのでしょうか。 (出典:日本証券新聞14/1/1)
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今年の相場展開を想定しておけば、「憂いなし」になるかもしれません。
「1月第4週 相場展望と予定」は、明日書き込みします。
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