「横浜ザル」の株式投資独り言

株式投資等で資産形成を目指し、ゴールは超億万長者!?
経済動向や日経平均の将来分析、投資銘柄のメモや雑感を綴ります。

5月第2週 相場展望と予定

2020-05-06 23:54:49 | 相場展望

    歓迎カエル
4月最終から5/1にかけて、新型コロナによるリスク警戒相場から
落ち着きを取り戻す動きで、堅調に推移するも、GW前2万円の回復
もつかの間。「セル・イン・メイ」を彷彿とする5/1日経平均株価、
前日比574円安と急反落して再び1万9000円台に後退しました。

新型コロナウイルス感染拡大は、世界的に広がっているが、頭打ちの
傾向も見られて、欧米諸国では、各国の一部に禁止解除を示しており
経済活動の再開を始めた。
また、中国で、デパート/量販店でのリベンジ消費や観光名所/飲食
店への人の波が確認され、韓国でも条件付解除が示され、日本の緊急
事態宣言の延長と異なる動きとなっています。

国内は人のいないGW週間の中、5/4に13都道府県に5/E迄の
緊急事態制限の延長となった。5/7以降残り34県について、新規
感染者数が一桁も見られ、これらの県は、各自治体での緩和が図れる
ようなので、13都道府県を除き、事態の改善が図られそうである。

結局、日経平均は週間で357円上昇(↑1.86%)19619円
でした。

さて、5月第2週(5/4~5/8)主なイベントと予定は下記の通り。

今週は5/7、8の2営業日に限られるが、連休中の米国株の動きから
下値は、限定的も重い相場展開になりそうである。

新型コロナウイルス感染拡大は、米やEUで増加傾向に頭打ちがみられ、
経済活動再開が一部にみられ、経済悪化懸念が和らいでいる事が、相場
の下支え材料として働らく一方、経済指標の悪化が重石として働きそう。

国内は、主だった経済指標はないが、5/8がオプションSQ算出日。

海外は、米で5/6に4月ADP雇用統計、5/8に4月雇用統計が発表
され、中国で、5/7に4月貿易収支が発表され、注目したい。

国内企業決算発表が山場を迎える中、悪い事は、相当わかっているので、
大型株が見送られ、中・小型株に物色が向かう展開を想定しています。

ちなみに、ゴールデンウイーク前後の日経平均騰落率を、長期安倍政権で
示すと、下記の通りです。

   年   前5日    後5日
 20年   0.98%  ?
 19年   0.26%  -4.11%
 18年   1.38%  -0.26%
 17年   1.92%   2.25%
 16年  -8.11%   3.09%
 15年  -3.25%   1.19%
 14年   0.36%  -0.22%
 13年  -1.08%   7.95%

国内は、緊急事態宣言が5/Mで、終了するのか注目しています。

科学的データを私見で言えば、
 1)新規感染者数が全国で50人以下
 2)陽性率7%以下
 3)重症者病床使用率50%以下 など満足すれば、新型コロナと
経済活動再開のトレードオフ(二律背反)に一定の道筋をつける事に。
そうでないと、コロナ死亡者より、経済死亡者が上回ってしまうこと
になりかねません。

政府の出口政策をデータと数値で示せないと国民も希望が持てません。

日経平均、5月第2週(5/7~5/8)は19300円 ~19800円 
程度を想定しています。

1.5月第2週(5/4~5/8)主なイベントと予定
 5/4
 日本 休場(緑の日祝日)
  米 3月製造業受注
 中国 4月財新製造業PMI
 5/5
 日本 休場(こどもの日祝日)
  米 3月貿易収支
  米  4月ISM非製造業景気指数
  米 シカゴ連銀総裁、記者会見
  豪 中銀政策金利
 マレ マレーシア中銀政策金利
 5/6
 日本 休場(振替休日)
  米 4月ADP雇用者数
 中国 4月財新サービス業PMI
 EU 3月ユーロ圏小売売上高
 ブラ ブラジル中銀政策金利
 5/7
 日本 マネックスG、アバント、アイネックス、丸紅、サカイ引越、
    DeNA、スシロー、ファンケル、ワークマン、ヤマダ電
    任天堂、ミスミG、日本通信 各決算
  米  新規失業保険申請件数(5/2迄の週)
  米 フィラデルフィア連銀総裁、討論会参加
 中国 4月貿易収支
  英 中銀政策金利
  英 ベイリー英中銀総裁 記者会見
 5/8
 日本 オプションSQ 
 日本 太陽HD,リンナイ、大東建、帝人、ティガイア、三洋化、兼松
    HOYA、伊藤忠、住商、伊藤米久、東亜合成、三菱商事
    サントリー、TOKAI、アイスタイル、日本触媒、参天
    ライオン、マンダム、日本製鉄、ミネベア・ミツミ、全国保証
    パンパシ、リコー、野村HD、カプコン、トーカイ、SUMCO
    パイロット、住友鉱、大和証券、イエローハット 各決算 
  米  4月雇用統計

2.NY市場 為替/債券 各結果(5/5)
 今日のNY為替市場、ドル円は売りが優勢となり、サポートとなって
 いる106.50円を割り込む場面も見られた。今日は原油高、株高の
 動きが優勢となり、リスク選好の雰囲気も見られた。ただ、為替市場は
 NY時間に入ってドル買いの動きが見られドル円をサポートしたものの、
 一方で円高の動きもあり、ドル円は106円台での膠着した展開が続い
 ている。

 107円台を何度か回復する場面が見られ、きょうも107円台に接近
 する場面が見られた。しかし、いずれも上値を拒まれており、ロング勢
 のモメンタムが低下している面もありそうだ。106.50円水準は強
 い下値抵抗として意識されているが、ブレイクして来るか警戒される。

 ただ、ドルと円が同方向となる中、ドル円は動きづらい状況が続いている。

 ウイルス感染に関しては、感染の拡大ペースも鈍化傾向が鮮明となる中、
 米国は経済活動再開に向けて前進しようとしている。カリフォルニア州
 のニューサム知事は「月曜日から州の小売業者の一部が商品提供を許可
 される」と語り、一方、クオモNY州知事も、「入院と新たな1日当り
 の死者数は減少しており、峠を超えたことを示唆している」と述べていた。

 しかし、米経済活動が再開したとしても、2次感染への恐怖感もあり、
 動きが完全に戻るには、想定以上に時間がかかるとの見方も根強い。
 なお、ここ数日話題を集めている新型ウイルス感染を巡っての米中対立
 に関して、トランプ政権からは否定的な発言も出ているようだが、何ら
 かの行動を打ち出しそうな気配もあり、市場はまだ、事態を見守っている
 といった状況のようだ。

 ユーロドルは軟調。朝方には1.08ドル台後半まで買い戻される場面
 も見られていたが、1.09ドルの上値抵抗が強かったことから、戻り
 売りが強まっている。ユーロに関しては、きょうのドイツ憲法裁判所の
 判決が驚きとなってる。ECBの債券購入プログラムについて、継続は
 可能だが、複数の懸念事項があるため3ヵ月以内に政策が適法である
 根拠を示す必要があるとの判断を下した。

 パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)は判断の対象外と明示した
 ことや、憲法裁のフォスクーレ長官が「ECBが自らの行動を精査し、
 それを立証する義務に関してのみ懸念を示すもので、本質的にECBの
 行動を阻止するものでは全くない」と説明したことから、最終的な影響は
 限定的と見られるものの、今後のECBの行動が抑制されるのではとの
 心配も市場にはあるようだ。一方で、ECBは憲法裁が出した課題に対
 して、満足の行く回答を出すことが可能で、影響はないとの指摘も聞か
 れる。

 ポンドドルは上値の重い展開が続いているものの、1.24ドル台は維持。
 何度か1.24ドル台前半まで値を落とすものの買いも出るようだ。ただ、
 ポンドに関してはネガティブな見方も多く、月内に1.22ドルまで下落
 するとの予想もあるようだ。今週は英中銀金融政策委員会(MPC)が
 7日に予定されている。ただ、ポンドへの影響は限定的で無難な通過を
 見込む声も出ている。
 https://fx.minkabu.jp/news/143205

 米2年債  0.180(-0.002) (5/5寄付き)
 米10年債 0.659(+0.025)
 米30年債 1.325(+0.049) 

 きょうのNY債券市場で10年債利回りは上昇。経済活動再開の
 動きや原油高を好感してリスク志向が強まり、利回りは上昇した。
 この日発表の4月のISM非製造業指数が市場の予想ほど悪化しな
 かったことも利回りをサポート。
 10年債利回りは0.67%付近まで上昇、2年債も0.18%に上昇。

 2-10年債の利回り格差は+48(前営業日+45)。

3.NY株式市場 結果(5/5)
 NY株式5日
 ダウ平均    23883.09(+133.33 +0.56%)
 S&P500     2868.44(  +25.70 +0.90%)
 ナスダック     8809.12(  +98.41 +1.13%)
 CME日経平均    19585     (大証比:-45 -0.23%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は大幅続伸。前日は大幅安で
 スタートしたものの、終盤にはプラスに切り返していたが、今日
 も、その流れが続いている。終盤になって伸び悩んだものの、
 一時400ドル超上昇する場面も見られた。

 感染第2波への恐怖感は根強くあるものの、経済活動再開への
 期待感が高まっているほか、その雰囲気を反映して、原油相場の
 買い戻しが続いており、24ドル台まで回復していることがサポート
 となっている。

 カリフォルニア州のニューサム知事は、「月曜日から州の一部
 小売業者の商品提供が許可される」と語り、一方、クオモNY
 州知事は、「入院と新たな1日あたりの死者数は減少しており、
 峠を超えたことを示唆している」と述べていた。しかし、期待
 ほど急速な改善は見られていないとも付け加えている。

 エネルギーやヘルスケアが買われているほか、前日に買戻しを
 先導したIT・ハイテクも堅調。

 なお、ここ数日話題を集めている新型ウイルス感染を巡っての米中
 対立に関して、トランプ政権は何らかの行動を打ち出しそうな気配も
 あるが、市場はまだ、事態を見守っているといった状況のようだ。
 米政府高官からは、貿易合意を順守すれば、懲罰措置を講じることは
 ないといった発言も出ているようだ。

 ダウ採用銘柄ではファイザーが上昇したほか、シェブロン、ナイキ、
 ホームデポ、アップルが堅調。ゴールドマン、ユナイテッド・ヘルス
 も買われた。一方、ボーイング、ディズニーが下落。

 ファイザーは、ドイツのバイオテクノロジー企業ビオンテックと開発
 した新型コロナウイルスのワクチンを健康なボランティアに投与する
 試験が米国で始まった。

 ナスダックも上昇。テスラやアップル、マイクロソフトが上昇。一方、
 ネットフリックス、AMD、ギリアドが軟調。

 レンタカーのハーツ・グローバルが大幅安。新型ウイルス感染で経営難が
 加速しており、期限を迎えた返済が滞っている。債権団との協議のうえ、
 5月22日まで返済に対する時間的猶予が与えられた。

 バイオ医薬品のポートラ・ファーマシューティカルズが急伸。同業の
 アレクシオンが1株18ドルで買収することで合意した。14億ドル
 規模の買収となる。前日終値よりも132%高い水準。

 家庭用品販売のウェイフェアが商いを伴って大幅高。1-3月期決算は
 冴えない内容だったものの、4-6月期についてポジティブな見方を
 示したことが好感されている。
 https://fx.minkabu.jp/news/143210

4.NY市場、原油先物6月限/金先物6月限 各結果(5/5)
 NY原油先物6月限(WTI)
  1バレル=24.56(+4.17 +20.45%)

 NY原油の期近は続伸。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が
 前日比3.71~4.17ドル高。
 その他の限月は0.09ドル安~3.46ドル高。 

 新型コロナウイルスの流行が落ち着きつつあるなかで、イタリアや
 スペイン、インド、米国など各国が経済活動を段階的に再開する方向に
 あることが石油需要の回復を期待させた。今週の米エネルギー情報局
 (EIA)の週報で、先週分に続き需要がさらに持ち直すことが想定
  されている。

 時間外取引から6月限は上昇。通常取引開始後は24.85ドルまで
  一段高となった。
  https://fx.minkabu.jp/news/143209

  NY金先物6月限(COMEX)1オンス=1710.60(-2.70 -0.16%)

 金6月限は反落。主要国で新型コロナウイルスの蔓延が最悪期を過ぎ、
 経済活動を再開する方向にあることから景気縮小は一時的との観測が
 広がり、安全資産である金を圧迫した。ドイツ憲法裁判所が欧州中央銀行
 (ECB)の量的緩和(QE)について一部修正を命じたことはユーロ安・
  ドル高につながり、金の重しとなった。ただ、新型コロナウイルスの世界
 的な流行を巡って、米国など主要国と中国の対立が強まりつつあることは
 逃避的な資産の支援要因。

   
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