日々改善

今日の問題を明日に残さない!問題解決を図って行く様をリアルに描写していきます。経営コンサルの視点で物事を見ていきます。

スタグフレーションの現実味

2021-05-13 | つれづれ
スタグフレーションという言葉が散見されるようになりました。
景気後退局面で物価が上がること。
景気停滞を意味する「スタグネーション(Stagnation)」と
物価上昇を意味する「インフレーション(Iinflation)」の造語です。

あくまでも私見ですが
① 失業と雇用
コロナ禍で人手が経済界に戻ってきていません。
失業保険を貰える間は失業保険を貰い
その後就職先を考えようという人が少なからずいるようです。

②物流の混乱
巣ごもり需要の増加と急な経済の再開にコロナワクチンの物流が重なり
大混乱が起きています。

③原材料の高騰
木材や繊維、石油などが値上がりしています。
先日ダークサイドによる米国内石油パイプラインの破壊など
モノが動かない(不景気要因)なのに品薄感から物価が上がる

④金融資産の高騰
コロナ禍で全世界の国々がお金をバラまき
お金の価値が全世界的に下落しています。
これまた、需要無き価格上昇の原因になっています。

これらの要因を総合すると
景気は悪いのに物価は上昇するという答え
いわゆるスタグフレーションという言葉に繋がるのだと思います。

諸説ありますが
もしこのスタグフレーションになったとしたら
大幅な供給量の増大を目指す
有無を言わせぬ金融引き締めなどが考えられるようですが
過去のサッチャリズムやレーガノミクスなどを見ていると
失業者の増大は避けられないという答えに辿り着きます。

このスタグフレーションに対峙するためにも
モノやサービスの回転率を高め
お金が高速回転する仕組み作りをしておく必要があります。
即ち、価格上昇が見込まれるものは先に確保し
お金が勝手に入ってくる仕組み作りを作ることが肝要なのです。

世の中、ただ単に頑張るのではなく
「仕組み作り」を問われる時代になっているようです(-_-;)
コメント
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