今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

放射線:私への質問の前に知ってほしいこと

2011年03月18日 | 東日本大震災関連
私のブログに放射線に対する質問が相次いで来る。
東京宅や栃木など自分が測ったものについては責任をもって回答するが、
一般論については、ご自身でまずは情報をゲットしてほしい。

今後のコメントについては、この方針でいく(感想・励まし・情報提供は歓迎)。
それから、コメントはハンドルネームでいいから名乗ってほしい。
私も氏名を明かして記事を書いているのだから、それが礼儀でしょ(フェイスブック文化はその点で好ましい)。

また、私の態度、とりわけnSv/hrレベルの値に対してやけに楽観的なのが腑に落ちない人もいよう。

皆さんに読んでほしいものを過去の私自身のブログ記事の中から、探すと、
まずはおすすめの本『放射線と健康』を紹介した記事。せっかくの機会だから、連休中はこの本を読んで欲しい。ラドンのことも書いてあるよ。

それから、私がなぜガイガーカウンターを持っているのか。その理由はここ

あと、放射線に対する基本的考え方について。
もちろん、深刻な放射線被曝については差がないのだが、
身体に支障のない低線量域については3種の考え方あることも知ってほしい。
これは大事なポイントだからここで紹介する。

一番メジャーで、おそらく皆さんも準拠しているのは、
浴びる放射線は0であるほどよいという単純な「直線モデル」
直線モデルは、放射線防御の指針であり、マスコミにもやっと登場したさまざまな基準値はこのモデルによっている。
ただ、このモデルの欠点は、低線量域では科学的根拠がないこと。
すなわち、本当は安全なのに、ちょっと値が増えただけで危機をあおってしまう要素がある。

実際のデータに近いのは、一定水準以下の線量は影響がないという「しきい値モデル」と
一定水準以下の線量はかえって耐性を増進して健康に良いという「ホルミシスモデル」。

実際の動物実験や高濃度地域に居住する住民の健康調査によれば、
ホルミシスモデルの方が説得力があるようだ。

これらも先に紹介した本に、中立的な立場で紹介されている。
私がどの立場であるかは、私のブログの長年の読者ならご存知のはず。

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