昨日は、日曜ながら大学での業務のため、名古屋にいた。
そのため都議選は期日前投票をしてきたのだ。
さて、昨晩、NHKではなんと都議選の開票速報を全国ネットで放送していたので、名古屋の地でそれを観ていた。
まさに国政選挙扱い。
有名人が出る都知事選ならともかく、私のような外部に居る都民以外にとって、東京都の市区単位選出の都議の情報に全国的価値はあるのだろうか(→あるから放送している)。
そしてその結果は、都民ファーストの壊滅と引き換えの自民圧勝という事前予想に反して、自民は第1党にはなったものの都民ファーストも議席こそ減らしたが第2党に留まった。
これは、コロナの最大感染者を出している地で、オリンピック開催に進んでいる東京の在り方への批判が、知事側ではなく政権側に向った結果だ。
知事の微妙なタイミングでの潜伏と復帰は、期日前投票をした者から見れば、プラスの影響はない。
ただ都民ファーストへの支持は、あくまで政権への批判票の行き先であって、積極的支持の結果ではない(圧勝した前回と比べれば”失望”という審判)。
都議選が全国的に注目されうるのは、それが次の国政選挙を占う前哨戦としての価値があるからであって、この結果が、東京主催のオリンピック開催に影響するものではないのはわかってはいる。
その点が意思表示をした者としては残念だ。
追記:東京の感染数増加とともに、”無観客化”には少なからず影響を与えたようだ。