またしてもストーカー殺人事件が発生した。
被害者はシングルマザーなので、残された子も哀れ。
被害者は、警察に相談済みで、緊急通報措置も携帯していた。
ストーカーに対しては接近禁止令が出されていた(記事修正)。
そもそもストーカーの問題でなぜ、接近禁止の措置が取られるのか。
それは最終的には殺人を防ぐためである。
ストーカーという用語自体が、殺人事件によって誕生した。
すなわち、ストーカーと殺人とは現象として親和的なのだ。
ストーカーに見舞われたら、どうしたらいいか。
絶対に”会わない”こと。
これが第一原則であり、ストーカー対策の常識になってほしい。
会うと、いや会うだけで、ストーカー行為は促進される。
その結果、ストーカー行為の最終段階である殺害の可能性も高まる。
会って話し合おうなどとくれぐれも思わないこと※。
※:人間同士話し合えばなんとかなると考える甘い人間観を持つ人が一定数いるが、5.15事件での犬養毅首相が「話せばわかる」と言ったにも関わらず、押し入った賊は「問答無用」と言って殺害した。これがリアルな現象なのだ。
法的な禁止令が出ても、ストーカーの行為自体は物理的には制限されないので、受ける側は自衛するしかない。
相手と出くわしたら緊急通報装置よりもダッシュで逃げて交番に駆け込む方を優先する。
残念ながら、今回の被害者は、この第一原則に反してしまった。