今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

渡瀬恒彦の「震える舌」

2017年03月18日 | 作品・作家評

俳優の渡瀬恒彦が亡くなった。
低音の声が印象的だった。

早速、彼の俳優人生を偲ぶため、主演映画を観たい。
「皇帝のいない八月」もいいが、私がお勧めするのは「震える舌」。

この映画は、渡瀬恒彦だからという理由に限らず、一度は観るに値する(レンタル DVDになっている)。
内容は、”破傷風は恐ろしい”、というそれなりに啓蒙的価値のあるテーマなのだが、その子役の演技のリアルさに、映画館で観た私は、スクリーンを正視するのがこれ以上ないほどつらかった。

そういうわけで幾度も観たい映画ではないが、”一度”は観るに値すると断言できる。
私がここまで言うのは他にない。

この映画に出演した渡瀬恒彦のためにも、できるだけ多くの人が観てくれることを期待する(たぶんテレビ放映は難しい)。