大学新入生用のゼミが終わった。
ゼミの課題は大学生レベルのレポートを書けるようになること。
そのポイントは、内容以前に構成であり、最重要なのは正しい引用の仕方。
すなわち自分の文章と他人の文章を明確に分ける倫理を身につけること。
今年の新入生はこれが困難らしい。
引用には「」で区切る直接法と、文中に引用元を記す間接法があり、両方を修得する必要があるのだが、特に後者が苦手らしい(そのレベルの読書経験がないためか)。
それができて初めて自分のオリジナルな主張ができるのだが、
ツイッターやラインばかりだと、そういう文章能力が育たない。
やっぱ自己表現はブログに限る。
今年の学生には、”小保方さん”を反面教師に例示して、ああならないための教育だと納得させている。
それにしても、彼女の下書き段階の原稿が、博士論文としてそのまま通るとはあきれた。
ということは、他の早稲田の博士論文も彼女の下書きレベルということらしい。
研究は芸術同様、オリジナリティが必須。自己表現にこだわらない人には向かない。
そういえば佐村河内とかいうエセ”作曲家”もいたなぁ。