博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

『大侠霍元甲』その8

2020年10月26日 | 武侠ドラマ
『大侠霍元甲』第36~40話まで見ました。

陳真は改心したと見せかけて精武門に入門し、霍元甲の隙を突いて師の仇を討とうとします。取り敢えず霍元甲の息子の東覚を攫って川に突き落とそうとしますが、幼い東覚が見せた素朴な良心に心を打たれて計画は中止。

その前後に鷹九が精武門の飯釜に毒を盛ろうとするのを「他人を巻き添えにするからダメだ」と阻止しているのですが、毒を盛るのはダメで、年端もいかない子供を橋から川に突き落とすのは(未遂とはいえ)OKという陳真の倫理感覚がよくわかりません……

このあたりから鷹九に疑念を持ち始める陳真ですが、それを察した鷹九にうまく誤魔化されて元の木阿弥になったりします。で、霍元甲の方は上海にやって来た孫無疾の弟弟子たちと出会い、「毒九子」こと鷹九が孫無疾に毒を盛ったことを知らされます。陳真もこの叔父弟子たちの言葉により、ようやく真相を悟り、霍元甲を「好人」と認め、心から弟子入りを願うことに。ここまでが長かった(´Д`;)

この前後に鷹四殺害により官憲から追われて十三里崗にいられなくなった沙兄妹が精武門に身を投じます。沙狼は精武門の師範となり、沙燕の方は弟弟子にあたる陳真と研鑽を積んでいきます。

さて、上海租界では欧米から拳闘のチャンピオンを招き、闘技場で中国人を滅多打ちにするという娯楽が密かに行われるようになっておりました。精武門の門下生も被害に遭ったことから、仇討ちだとばかりに陳真が闘技場に乗り込み、チャンピオンのマリオと対戦。


そこには何瑪麗が潜入取材していたほか、天津の領事を辞めたらしいベルトラン、そして彼の横に行方をくらませていた鷹九の姿が……

陳真、そして霍元甲がマリオを打ち破り、『海上新報』の何瑪麗の署名記事によってそれが上海中に広められますが、霍元甲はそのことが原因で何瑪麗の身に危険が及ぶのではないかと憂慮します。


一方で霍元甲の一番弟子劉振声の結婚問題が浮上。実は彼は何瑪麗から以前に結婚しないかと告白されているのですが、彼にはその気がなく、沙燕の方にご執心。しかし沙燕は陳真の方が気になるようで…… というあたりで次回へ。
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