『陳情令』第11~15話まで見ました。
ようやく雲夢蓮花塢に戻った魏無羨と江澄ですが、息をつく間もなく今度は岐山温氏から2人を「聴訓」に寄越すよう要請が来ます。
ということで雲夢の埠頭から岐山の「不夜天」へと出立する2人。このドラマ、雲夢とか岐山とか姑蘇とか実在の地名を押し出してくるのが面白いところなんですよね(ロケ地は貴州のようですが)
「聴訓」というのは五大世家の子弟を温氏のアジト「不夜天」に集めて教育する、姑蘇藍氏の「聴学」の向こうを張った試みなのですが、学生たちは体のいい人質、教育することと言えば歴代の温氏の言行録『温門菁華録』を暗誦させるとか碌でもないことばかり。魏無羨は「聴学」の時以上に確信犯でやんちゃをやらかし、温氏の次男温晁に目を付けられます。
この「聴訓」、姑蘇藍氏の「聴学」の真似というかお株を奪おうとして俗悪なパロディになってしまっているという面白い設定&描写になっています。意識の高いイベントの真似をしようとして俗悪なパロディになってしまうという現象、中国政府絡みでは孔子平和賞とかそれらしい案件がいくつか思い浮かぶわけですが、この作品の場合はさすがに制作者がそういう演出を意図してやっているわけではないでしょう。ただ、これからもちょっと注意して見ていった方がいいかもしれません。
「聴訓」には藍忘機も参加していますが、実は姑蘇藍氏の「雲深不知処」も温氏に攻められて焼け野原となり、忘機は族人の命を助けるために片足を折られ、また折角入手した「陰鉄」も温若寒に献上したようです。これで彼が手中に収めた「陰鉄」は3つとなり、欠けているのはあとひとつとなりました。
さて、温晁は妖獣狩りに無羨らを暮渓山へと駆り出します。山洞内に潜む妖獣というのは、その昔薛重亥が操ったという「屠戮玄武」の模様(映ってない背中の部分に甲羅っぽいものがあります)。ここで唐突に怪獣物みたいな雰囲気になりますが、温晁らが逃亡し、山洞内に取り残された無羨と忘機が妖獣を封印していた伝説の剣っぽいアイテムを使いつつ撃破。
ここで山洞内から逃れていた江澄、金子軒らが2人を救出。温氏の方では「隕鉄」の力を利用した「傀儡」の実験やらで「聴訓」の方まで手が回らない状況のようで、江澄らはその隙を突いて「不夜天」から逃亡してきたのでした。忘機は姑蘇へと戻り、無羨も江澄とともに雲夢へと戻ります。
雲夢江氏の宗主江楓眠は蘭陵金氏との連携を図るべく蘭陵へと発ちますが、その隙を突いて温晁の妾の王霊嬌と温氏の使い手温逐流が来襲。江楓眠の妻虞紫鳶は、蓮花塢を温氏の出先機関「監察寮」にするという王霊嬌の命令を一蹴。自分一人が抵抗することを決意し、無羨と江澄を蓮花塢から逃し……というあたりで次回へ。
出番は少ないが割と印象が強い虞紫鳶。
ようやく雲夢蓮花塢に戻った魏無羨と江澄ですが、息をつく間もなく今度は岐山温氏から2人を「聴訓」に寄越すよう要請が来ます。
ということで雲夢の埠頭から岐山の「不夜天」へと出立する2人。このドラマ、雲夢とか岐山とか姑蘇とか実在の地名を押し出してくるのが面白いところなんですよね(ロケ地は貴州のようですが)
「聴訓」というのは五大世家の子弟を温氏のアジト「不夜天」に集めて教育する、姑蘇藍氏の「聴学」の向こうを張った試みなのですが、学生たちは体のいい人質、教育することと言えば歴代の温氏の言行録『温門菁華録』を暗誦させるとか碌でもないことばかり。魏無羨は「聴学」の時以上に確信犯でやんちゃをやらかし、温氏の次男温晁に目を付けられます。
この「聴訓」、姑蘇藍氏の「聴学」の真似というかお株を奪おうとして俗悪なパロディになってしまっているという面白い設定&描写になっています。意識の高いイベントの真似をしようとして俗悪なパロディになってしまうという現象、中国政府絡みでは孔子平和賞とかそれらしい案件がいくつか思い浮かぶわけですが、この作品の場合はさすがに制作者がそういう演出を意図してやっているわけではないでしょう。ただ、これからもちょっと注意して見ていった方がいいかもしれません。
「聴訓」には藍忘機も参加していますが、実は姑蘇藍氏の「雲深不知処」も温氏に攻められて焼け野原となり、忘機は族人の命を助けるために片足を折られ、また折角入手した「陰鉄」も温若寒に献上したようです。これで彼が手中に収めた「陰鉄」は3つとなり、欠けているのはあとひとつとなりました。
さて、温晁は妖獣狩りに無羨らを暮渓山へと駆り出します。山洞内に潜む妖獣というのは、その昔薛重亥が操ったという「屠戮玄武」の模様(映ってない背中の部分に甲羅っぽいものがあります)。ここで唐突に怪獣物みたいな雰囲気になりますが、温晁らが逃亡し、山洞内に取り残された無羨と忘機が妖獣を封印していた伝説の剣っぽいアイテムを使いつつ撃破。
ここで山洞内から逃れていた江澄、金子軒らが2人を救出。温氏の方では「隕鉄」の力を利用した「傀儡」の実験やらで「聴訓」の方まで手が回らない状況のようで、江澄らはその隙を突いて「不夜天」から逃亡してきたのでした。忘機は姑蘇へと戻り、無羨も江澄とともに雲夢へと戻ります。
雲夢江氏の宗主江楓眠は蘭陵金氏との連携を図るべく蘭陵へと発ちますが、その隙を突いて温晁の妾の王霊嬌と温氏の使い手温逐流が来襲。江楓眠の妻虞紫鳶は、蓮花塢を温氏の出先機関「監察寮」にするという王霊嬌の命令を一蹴。自分一人が抵抗することを決意し、無羨と江澄を蓮花塢から逃し……というあたりで次回へ。
出番は少ないが割と印象が強い虞紫鳶。