博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

『天意』その1

2018年06月13日 | 中国科幻ドラマ
YOUKUオリジナルの歴史SFドラマ『天意』を見始めました。今回は第1~3話まで鑑賞。

物語は人類の誕生より始まります。人類は高度な知能と技術を持つ地球外生命体・女羲の支援により文明を発展させていきました。


唐嫣演じる女羲。人類の発展を支援しつつ、ある任務を成し遂げられる英雄を探し求めています。そして贏政すなわち始皇帝こそはその英雄ではないかと見守ってきましたが、日ごとに暴君の度合いを増していき、彼女を失望させます。始皇帝は淮陰から差し出されてきた美少女・季姜を我が物にしようしますが、彼女は幼馴染みの韓信以外には嫁ぐ気はないと宮中で抵抗のすえに自害。始皇帝は彼女を皇妃待遇で自らの陵墓に陪葬させることにします。


この件で始皇帝に名前を覚えられ、ロックオンされた主人公・韓信はお尋ね者に…… クッソ生意気そうな顔をしていますが、謎の師匠に武功を授けられたらしく、やたら強いですw

所変わって現代の上海。SF小説を執筆中の銭小芳は歩きスマホで通話中に車にはねられたと思ったら(このあたり『人民的名義』を思い出してしまいます)、陪葬墓の棺桶の中の季姜に転生してしまいます。『二度目の人生を秦代で』ですね。そしてなぜかスマホも秦の時代にタイムスリップしてしまいますw 

このままでは『妖猫伝』の楊貴妃のように窒息死してしまうところでしたが、タイミング良く墓泥棒が棺桶の蓋を開けたことにより脱出に成功。この墓泥棒、実は後に劉邦を支えることになる蕭何でした(沛県で下級役人をしていたはずではというツッコミは胸の奥にしまっておいて下さい)


「大人物」ということで蕭何と記念の自撮りをする銭小芳……

一方、我らが韓信は地元淮陰の県尉のドラ息子(名前が賈似道……)や官兵を殺害した罪でお尋ね者になりますが、死んだ季姜の仇討ちのために咸陽に潜入したところ、今度は秘密結社の女使い手・墨舞や、女羲にロックオンされてしまいます。


で、女羲の忠実なる下僕・滄海客につきまとわれることに…… このファッションセンスは何となく『太子妃狂想曲』を連想させますね。この滄海客、韓信に対して「神の使者」と称していますが、なかなかそうと信じてもらえずに詐欺師の方士のように扱われ、「何度も言っているが神の使者だ!」「神の使い、神の使い、神の使い!」とブチ切れますw 滄海客は韓信に、12年後に自分の力ではどうにもならない出来事がお前を襲うが、私の御主人との取り引きに応じるなら力を貸してやろうと申し出ますが、韓信はオレの力で何とかするさと拒絶。

今回は張良(イケメン)が地下で秘密結社のメンバーらしき人々に見守られながら何やら亀卜の儀式に励んでいるところで幕。今のところはギャグタッチの歴史物という感じですが、ここからどうなりますか……?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする