博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

『後宮甄嬛伝』その3

2012年07月11日 | 中国歴史ドラマ
『後宮甄嬛伝』第11~16話まで見ました。

甄嬛は紫禁城内で余氏の幽霊が現れたという騒ぎを引き起こさせ、余氏の一件の黒幕をあぶり出そうとします。そして華妃の取り巻きの麗嬪が幽霊騒ぎを目の当たりにし、恐慌のあまり口を割りかけますが、華妃によって気が触れたことにされてしまって冷宮送りとなり、見事に口封じされてしまいます。ホント後宮生活は地獄(以下ry しかしこの件によって華妃は皇后を助けて後宮を統轄する権利を奪われ、甄嬛の姉貴分の沈眉荘が替わってその役目を任されることに。

その後、雍正帝が避暑のために円明園に赴くことになり、甄嬛ら后妃もお伴をしますが、華妃の知恵袋の曹貴人が当事者しか知らないはずの雍正帝と甄嬛との出会いの経緯を漏らし、雍正帝が甄嬛に不信感を抱くように仕向けたり、宴会の余興で亡くなった純元皇后(今の皇后の姉で、甄嬛はどうやらこの人に容貌が似ているらしい)が得意とした驚鵬舞を甄嬛に舞うよう仕向けたりと、地味な嫌がらせを繰り返します。

ここで甄嬛が李東学演じる果郡王や、四阿哥弘暦(後の乾隆帝)と出会ったりしてますが、このドラマでは弘暦は雍正帝が皇子時代に熱河の避暑山荘の宮女に手を付けて生ませた子で、当時政敵の八阿哥がそのことを康熙帝に告げ口して叱責されたという経緯から、雍正帝に疎まれているという設定なんですね。この弘暦が後に甄嬛とどう関わってくるのか気になるところですが……

そうこうしているうちに沈眉荘の妊娠が発覚し、喜びに沸き上がる円明園ですが、すぐさま実はそれが想像妊娠だったことが暴露され、沈眉荘は貴人から答応に降格。実はこれ、華妃派の謀略で、まず華妃の息の掛かった医者を沈眉荘の担当医になるよう仕向け、あとはその医者が妊娠したと誤解させるような薬を飲ませたりして沈眉荘を騙したという次第。おまけに間髪入れず沈眉荘の食事に毒を混入させて毒殺させようとする始末。さすがにこれには失敗しますが、えっなにそれこわいな展開が続きます。

調子に乗った華妃は、曹貴人の生んだ赤子の温宜公主を引き取って雍正帝に「あたくし、こう見えても子供が大好きですのよ」アピールを図りますが、公主の夜泣きがうるさいからと、安神薬(精神安定剤のようなもの?)を飲ませてムリヤリ眠らせているのにはドン引きです……

そして甄嬛が手引きして入宮以来鳴かず飛ばずの安陵容を雍正帝と引き合わせ、寵愛を得るよう仕向けますが、生憎と陵容ちゃんは外面はいいけれども内面がちょっと残念な娘なので、イヤな予感しかしないのですが……
コメント (4)
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