博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

『三国』その3

2010年06月17日 | 中国歴史ドラマ
『三国』第14~19話まで見ました。

都から落ち延びてきた呂布一行を気前よく受け入れた劉備ですが、袁術討伐に出た隙にたちまち母屋を乗っ取られてしまいます。その頃、寿春の袁術のもとでウダッていた孫策を訪ねて、早くも黄維徳(ヴィクター・ウォン)演じる周瑜が登場。呉の人物は赤壁あたりまで本格的な出番が無いので、ここぞという所で顔見せしてきますなあ。

で、孫策から伝国の玉璽を譲られた袁術が皇帝を称し、曹操に討伐されることに。この時に劉備の処遇を荀・郭嘉・程に相談してますが、それぞれ「即刻殺せ」「登用せよ」「登用した後に殺せ」と意見が分かれているのが面白いです。

袁術の勢力が蹴散らされた後、今度は呂布の番となるわけですが、小沛の劉備と共同歩調を取るはずが、劉備らを計略の道具として見殺しにしても構わないという態度を取るなど相変わらずの曹操。しかし呂布とともに捕らえられた陳宮に対しては降伏を勧め、それがダメとなると残された彼の家族の面倒を見る約束をするなど、一貫してデレの態度を取ります。だが陳宮の方はと言えば、曹操に対して一貫してツンの態度を取るのでありました(^^;)

一方、夫と一緒に死ぬはずのところを美人人妻好きの曹操に引き離されてしまった貂蝉は、曹操の目の前で因縁の七星刀で自害。もっといつもの陳好らしく場の空気を読まずに状況を引っかき回すだけ引っかき回して欲しかった気がしますが……

徐州陥落の後、劉備は曹操とともに許昌へと赴いて献帝に謁見。ここで劉備が皇叔として認知されます。その後は曹操が献帝を交えた狩猟を催して朝臣のうち誰が曹操派で誰が漢王朝に対する忠義の臣かを判別するわけですが、曹操の腹心のはずの荀がここで漢王朝派だということが明らかとなり、曹操から警戒されるようになります。ということで何だかイヤなフラグが立った所で次回に続きます(^^;)

コメント (2)
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