博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

『ドラゴン・プロジェクト』

2007年08月10日 | 映画
お盆休みの間だけ夏っぽいテンプレートに変えてみることにしました。デザインの都合でサイドバーが普段とは反対方向に付いております。

『ドラゴン・プロジェクト』(原題:精武家庭、スティーブン・フォン監督・主演、2005年、香港)

というわけで『刺馬』に続き、何となく見忘れていた映画第二弾です。

アンソニー・ウォン演じる整体医は、自分が実はカンフーの達人で香港当局の情報部員だと普段から周囲にふれ回っており、水族館でイルカの調教師をつとめる息子と女子高生の娘(Twinsのジリアン・チョンが演じてます)はそんな父親を疎ましがっていた。しかしある日、父親が悪の秘密組織に誘拐されたことから、父親が本当に情報部員だったことを知る兄妹。二人は得意のカンフーで父親を救い出すべく秘密組織の本部へと殴り込みを掛ける!

笑いあり、アクションあり、そしてちょっとだけホロリとさせられと、久しぶりに香港映画らしい作品を見た気分です。『カンフー・ハッスル』と同じく、意外な人物が実はカンフーの達人で……というのがキーポイントなんですが、取り敢えずアンソニー・ウォンのダメ親父ぶりは必見です。この人、『インファナル・アフェア』では渋い演技を見せてくれましたが、困ったことにこの作品でも役柄にぴったりハマっております。

このダメ親父が実は退職した元情報部員を保護するという任務に就いており、彼を誘拐した秘密組織のボスはその元情報部員を引き渡すよう主人公兄妹に要求するのですが、その元情報部員の正体もなかなかに意表を突いてます。この人物があれよあれよという間に軽功を駆使してビルからビルへと跳び回るシーンを、ぽかーんと口を開けっ放しにして見てました(^^;)
コメント (2)
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