季刊雑誌『大航海』第63号にて、『白川静と知の考古学』という追悼特集が掲載されています。
小南一郎氏、浅野裕一氏といった中国古代文化の専門家のほか、白川静に私淑していた方々がそれぞれ文章を寄せています。白川静が一般人には漢字学の大家として知られていてファンも多い一方で、学界では半ばトンデモ扱いされているとか、それでいて白川静を面と向かって批判する度胸のある学者がいないとか、藤堂明保との論争など、なかなかきわどい話題も出ております(^^;)
個人的には、白川静の抱える問題点は、氏だけが抱える問題点ではなく、字形から文字の原義を読み取ろうとするすべての研究者が抱えている問題点であり、その中にあって白川静の字源解説は他の学者による解説より比較的納得できるものが多いような気がします。
また白川静と比較すべきなのは、藤堂明保とかより郭沫若・唐蘭・于省吾といった大陸の文字学者ではないかなあと。(于省吾の業績についてはこの特集でも多少触れられてますが)
小南一郎氏、浅野裕一氏といった中国古代文化の専門家のほか、白川静に私淑していた方々がそれぞれ文章を寄せています。白川静が一般人には漢字学の大家として知られていてファンも多い一方で、学界では半ばトンデモ扱いされているとか、それでいて白川静を面と向かって批判する度胸のある学者がいないとか、藤堂明保との論争など、なかなかきわどい話題も出ております(^^;)
個人的には、白川静の抱える問題点は、氏だけが抱える問題点ではなく、字形から文字の原義を読み取ろうとするすべての研究者が抱えている問題点であり、その中にあって白川静の字源解説は他の学者による解説より比較的納得できるものが多いような気がします。
また白川静と比較すべきなのは、藤堂明保とかより郭沫若・唐蘭・于省吾といった大陸の文字学者ではないかなあと。(于省吾の業績についてはこの特集でも多少触れられてますが)