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博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

歯医者

2009年06月13日 | 留学
今月に入ったあたりから歯が染みたり、硬いものを噛んだ時に痛むように。たぶん虫歯の初期症状だろうということで現地の歯医者に行くか、夏に帰国するまで我慢して日本の歯医者に行くか迷っていたのですが、今日知り合いに聞いてみたら近所に歯医者があることが判明。早速行ってみました。

今まで行った病院ではそもそも受け付けの方式が日本と違ったり、院内の薬局で薬が手に入らなかったりと色々あったので不安でしたが、今日行った所は日本と同様の方式・設備で、しかも片言の日本語を話すフレンドリーなお医者さんに診てもらって無事に治療が終了。結局歯の方は以前に虫歯の治療をした箇所の詰め物が取れていて染みやすい状況になっていただけで、虫歯では無かった模様。

ただ、私立の歯科医なので単に歯を少し削ってセメントを詰めただけなのに治療費が288元とエラいことに(^^;) 大学で加入している医療保険が適用されれば問題ないのですが、どうなることやら…… 週明けに事務室に領収書を持って行ってみますか。

博士論文答弁会

2009年06月09日 | 留学
今月に入ってから各学科の博士論文答弁会(口頭試問会)が相次いでますが、今日は古文字関係の答弁会でした。そして答弁会の後は北京から来られた審査員の先生による講演会。

こちらの博論の口頭試問というのは、そもそも事前の予備審査に通過しないと試問を受けられず、(つまり博士号が認められない。この予備審査委員会は北京で結成される外部機関。)試問は公開が原則、審査員は主査が1名、副査が4~6名、ただし指導教授は主査にはなれず、また審査員のうち最低1名は校外から招聘といった規定があります。

ちなみに日本の大学の場合だと……試問は公開でも非公開でもOK、審査員は主査が1名、副査が2名以上、指導教授が当然のごとく主査に、審査員は外部から招聘してもしなくてもOK、そして事前の予備審査なんてのも無し……何かめっちゃヌルヌルやん!(^^;)

試問自体も日本のように質問されてその場で即興で答えるのではなく、すべての審査員の質問を一通り聞いて一旦退室し、30分ほど時間をかけて返答内容をまとめたうえで再び入室して回答といった具合に形式が違ってますね。

届いた!

2009年06月06日 | 留学
先日ネタにした当当網の代引きですが、本日無事に商品の受け取りに成功!北京から長春に商品が届くまでに1日、そして長春の宅配業者から私の手元に届くまでが3日と、正味4日間で届きました。しかも送料などの上乗せは無し。当当網は最高やっ!(^^;)

で、何を買ったかというと……

王明珂『華夏辺縁 歴史記憶与族群認同』、社会科学文献出版社、2006年4月
巫鴻『中国古代芸術与建築中的「紀念碑性」』、上海人民出版社、2009年4月
『武林外伝』(二)(三)


『華夏辺縁』は元々台湾で出版された本の簡体字版。カバーの「甚麼是『中国人』 為甚麼我們自称是『中国人』」というコピーが内容のすべてを表しています。周代の姜人や呉国のことについても詳しく扱っている模様。『紀念碑性』は、著者はシカゴ大学の美術史の先生で、英文版からの翻訳。中国古代の青銅器から宗廟・宮殿といった建築、はたまた都市長安そのものを一種のモニュメントとして捉えていくといったもの。現在読んでいる許進雄の『中国古代社会 文字与人類学的透視』(4月に北京で買った本です。)を読み終えたら順々に読んでいく予定。

『武林外伝』は……長春で廉価版DVD全3巻のうちうっかり第1巻だけゲットしてしまい、残りの巻が見つからずに困っていたのです(^^;) これで心おきなく最初から最後まで鑑賞できる状態になったので、『書剣恩仇録』を見終わったらこちらにシフトしたいなあと。

研究発表

2009年06月05日 | 留学
本日博士課程の演習にて研究発表をしてきました。本来は4月の半ばぐらいにやる算段だったのが、諸事情により延び延びになっていたのです。

内容は今度日本で出す予定の論文を中文訳したもので、果たしてうまく発表できるのか不安でいっぱいでしたが、大きなモニターにワープロ原稿をそのまま映し出すという発表形式と指導教授のフォローのおかげで内容については大体分かって頂けたようです。質疑応答に関しても日本で発表した時とはまた違った意見が出たりしました。しかし金文の字釈に関して即座にツッコミが出るあたりはさすがと言うか(^^;)

しかしこれで留学中の義務をひとつ果たして一安心といったところです。

長春-大阪便就航ほか三題

2009年06月02日 | 留学

さきほど新聞を見ていたら「中国南方航空が長春-大阪便就航」というニュースが…… 7月2日より就航、6月10日頃から予約が可能になる予定で、毎週火・木・金・日曜日の週4便で、長春からの便が7:40発12:30着、大阪からの便が13:30発18:15着とのこと。長春-成田便や長春-中部便などが週1~2便なのに対して随分と便数が多いですね。しかし長春発の便の時間が随分早いのがネックですなあ(^^;)

※ この項、訂正・追加情報あり。詳しくはこちらを参照。


同じ新聞でツイ・ハーク監督、アンディ・ラウ主演の映画『狄仁傑之通天帝国』について、「目標は中国版のロード・オブ・ザ・リング」という一文が…… 何言ってんだよ、推理物じゃないのかよ!これは『PROMISE』並みの珍作が出来上がりそうな悪寒が(^^;)


そろそろ欲しい本がたまってきたので、また卓越網(アマゾン・チャイナ)でお買い物……と思ったら、いつの間にかVISAカードが使えなくなってる(;´д⊂)  どういうわけか同サイトでは現在クレジットカードはアメリカン・エキスプレスしか使えなくなっているみたいです。国内の銀行カードは使用可能ということで中国銀行のカードで買おうとしましたが、登録がうまくいかないのでどうしたものかと思ってたら、今日知人から同じくネット書店の当当網では日本で言うところの代引き購入が可能との情報を入手。しかも北京から2~3日で商品が届くとのこと。(正確には商品の発送準備に更に1~3日ほどかかるようですが。)ということで早速注文してみました。どんな具合で届くのか今から楽しみです(^^;)

計画だけは立ててみた

2009年05月23日 | 留学
ということで西安旅行の出発があさってに迫ってきたわけですが、

1日目 西安への移動日
2日目 陝西省歴史博物館、碑林、半坡遺跡
3日目 秦始皇陵、兵馬俑、(華清池)
4日目 宝鶏青銅器博物館、金台観
5日目 法門寺、周原遺址、(茂陵)
6日目 長春への移動日

と、一応旅行計画だけは立ててみました。(カッコ内は時間が余ったら回りたい所)

もっとも豚インフルとか天候の具合によって予定が大幅に狂う可能性があるわけですが。天気予報をチェックしてるとどうも旅行中に2~3日ほど雨天に見舞われる模様…… まあ、天候に関しては雨男の私がこれまでの旅行で晴天に恵まれてきたというのが奇跡だったのかもしれません(^^;)

実は西安に行くのはこれが2回目で、大雁塔など以前に見学してそのまま変わり映えの無さそうな所は今回はパスです。

豚インフルエンザ

2009年05月17日 | 留学
阪神間で高校生を中心に豚インフルエンザが物凄い勢いで蔓延しているようですが、こうなると私が今海外にいるのが良いのか悪いのか分からなくなってきます(^^;) まあ、中国でもみんな風邪や発熱で病院に行ったりしないから発覚してないだけで、実は相当数の患者が存在するんじゃないかと思うわけですが……

留学生宿舎の方でも先日「外地に出掛ける者は事前に事務室で登録しろ」というお達しが出ました。週明けに登録しに行きますか……

西安へ

2009年05月08日 | 留学
こちらでは5月28日から30日まで端午節で休みということで、連休を挟んで25日から30日まで西安に行くことにしました。(連休後の31日は日曜日ですが、振り替えで授業があるらしい……)

時節柄豚インフルエンザが気になるところですが、こちらの学生はさほど気にかけてません(^^;) 先日の連休(こちらでも今月1日から3日まで連休でした。)でも中国人学生は普通に田舎に帰ったりしてましたし、留学生でもこれから一旦帰国して短期間でまた戻って来るという人もいますし……

ただ、下のようなニュースを見ると、運が悪けりゃこんな目に遭うのかとガクガクプルプルとなるわけですが……

中国も連休中なのに.../上海の新型インフルエンザ(H1N1)事情:『中国を翔ける/海外生活マニュアル』

西安では陝西歴史博物館や兵馬俑といったツアーでお馴染みのスポットのほか、1日日帰りで宝鶏市に出て宝鶏青銅器博物館を見てくる予定です。西周の宮殿跡がある周原遺址も見たいのですが、行き方がよく分からない…… 法門寺あたりからタクシーをチャーターして行くしかないのでしょうか。

これまでの状況

2009年04月14日 | 留学
先週の木曜以来発熱し、薬を飲んだら熱は下がるものの、飲まなかったら熱がぶり返すという状況でしたが、おとといぐらいからようやくぶり返さなくなりました。しかし土曜日あたりから風邪の菌が目に移ったのか、結膜炎を併発……

近所の薬局で買った目薬と塗り薬でしのいでましたが、治り具合がイマイチ遅いので、昨日病院で診てもらうことに。で、中日聯誼病院(通称:吉大三院)に行ってみることに。ここは日本の支援で建てられた病院ですが、在中邦人のための病院というわけではないので日本語は通じません(^^;)

ここで急性結膜炎と診断され、目薬2つ(治療用と抗菌用)と塗り薬を処方されたのは良いのですが、院内の薬局で薬の1つ、しかも最も重要な治療用の目薬が無い(品切れなのか元々仕入れてないのかは不明)という日本ではあり得ない事態に(^^;)

医師の話では他の病院の薬局か「吉林大薬房」というチェーン薬局ならあるのではないかということでしたが(中国では薬事関係の法律が緩いので、病院内でしか扱ってない薬というのはあまり無い模様。抗生物質なんかも普通に街中の薬局で買えてしまうようです)、帰還後大学近辺の薬局や病院で探したものの、やはり見つからず…… 

「吉林大薬房」は繁華街などでしか出店していないようなので、取り敢えず体力の回復を待つことにして、結局今は病院に行く前に買った薬を使ってます。ああ、病院に行った意味が全く無い…… いや、病名が確定し、注意事項(治ったように見えてもそれから一週間は薬を使い続けるなど)を聞いただけでも意味はあったのか(^^;)