極東アジアの真実 Truth in Far East Asia

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ウクライナの戦いは、孫氏の兵法を厳守したロシアの勝利で終わりそうです。

2023-02-05 12:23:16 | ウクライナ

欧米、日本の多くの人達はウクライナでの戦果を、殆どが嘘のプロパガンダ大本営報道を鵜呑みしていますが、ウクライナの戦いは孫氏の兵法を厳守した、ロシアの勝利で幕引きになりそうに見えてきました。昨今はウクライナに配備された、ノルウエー供与のNASAMS防空ミサイル・システムを数基破壊したとロシア国防省は発表しています。超優秀防空ミサイルと言われていたナサムス・・・(ナサムスNational/Norwegian Advanced Surface to Air Missile Systemはノルウエーと米国が開発した中高度防空ミサイル・システム)

https://riamo.ru/article/615955/minoborony-vs-rf-vpervye-unichtozhili-norvezhskij-zrk-nasams

昨今は米国、ウクライナは敗戦が表に出ないような幕引きを願っているようにも思えます。米国政府、国防総省に大きな影響力を持つ、ランド研究所報告書を読むと勝ち目は無く、幕引きにすべきだと述べているようです。元・森首相のロシアが負けない発言は根拠を持っての発言とも取れます、何処で情報を得ているか興味あるところです。

ウクライナへ戦車供与があっても負け戦であることはわかっており、ドイツ等の戦車は最終的に渡されるのは旧式戦車のようで、実戦に出たら大きな被害が予想されます。米国、NATOは戦いの結論を知っての戦車供与のようにも思えます。昨今は米国が供与を決めた主力戦車エイブラムスをめぐりウクライナ内務相顧問のアントン・ゲランシェンコ氏は少量の高価格な戦車より多数のドローンのほうが戦場では役に立つと主張する始末、経済性、運用の難しさを知り、使い物にならないことを知っているでしょう。

FABVOXさんの動画紹介です。他にも多くの動画があります。リンク先は ↓ にあります。

FABVOXさんのリンク先  ↓

https://www.youtube.com/@FABVOX

1月16日、ミリー米国統合参謀本部議長が発言しているようにウクライナが勝つことは難しい発言が全てに思えます。もう米国、NATOには武器が枯渇しているのが実情のようで、これ以上のウクライナ支援は厳しいようで、対中国策のため残りは保存のようです。(スコット・リッター氏の戦車供与についての日本語訳を最後に記しています。)

Avoiding a Long War in Ukraine

Avoiding a Long War in Ukraine

The United States has a strong interest in avoiding a long war in Ukraine. Although Washington cannot alone determine the war

 

 
New RAND Report Says a Long War in Ukraine Is Against US Interests - News From Antiwar.com

New RAND Report Says a Long War in Ukraine Is Against US Interests - News From Antiwar.com

The RAND Corporation issued a new report that warns against a “protracted conflict” in Ukraine and says a prolonged war is against US interests, brea...

News From Antiwar.com

 

FABVOXさんの動画紹介です。

FABVOXさんのリンク先 ↓

FABVOX

原文(PDF)は32ページ ↓

https://www.rand.org/pubs/perspectives/PEA2510-1.html

 

以下文は米国ランド研究所、ANT WAR,COM、「FABVOX」さんの動画、記事(素人日本語訳)等を参考にしています。

(米国ランド研究所は、調査と分析を通じて政策と意思決定の改善を支援する非営利団体で、国際安全保障防衛政策プログラム米国戦略分析等を行っています。)

 

「最新のランド研究所の報告書は、ウクライナでの長い戦争は米国の利益に反している。」

米国・ランド研究所の報告書(Avoiding a Long War: 32ページ)はウクライナでの長引く戦争は、中国との問題対応を妨げていると述べています。

ランド研究所は、ウクライナでの長引く紛争に対して警告し、長期にわたる戦争は米国の利益に反すると述べ、米国はロシアとの戦いを長期的に支援すべきであるというワシントンの多くのタカ派の見解から脱却すべきであると報告書は述べています。

ランド研究所は米軍に関与しており、ロシアに対するタカ派的な政策を含む米国政策を形作っており、大きな影響力を持っています。

ロシアへの拡大と題された、2019年の報告書ではロシアへ拡大関与する場合のリスクと利益を調査した報告書が反映され、ウクライナへの米国の大規模援助、ロシアへの制裁、ガスと石油の輸出の制限等の政策が実施されました。

Avoiding a Long War(長い戦争の無効化)と題されたランド研究所の新しい報告書は、現在の紛争のリスクを調査し、長引く紛争が核戦争のリスクを高めることを認めています。ワシントンでのウクライナ戦争議論は、如何に終了させるかという議論になってきています。

以下は、この議論に情報提供をするために視点は、この戦争がどのようになっているか、代案が米国益にどのように影響するかを特定し、大規模なエスカレーションリスクを最小限に抑えること、長引く戦争を回避することが米国益に最も役立つと主張しています。

ウクライナでの長期間の戦争コストとリスクは重大で、現在の米国策を変更することで米国益を大きくすることが出来ます。ワシントンは現状では戦争の期間を決定することはできませんが、戦争の最終的交渉による終結の可能性を高める措置を講じることはできます。

ウクライナでの戦争により、米国が中国との将来の紛争に備えることを困難にしていると述べています。他の優先事項、特に中国との問題に集中すべき米国は、ウクライナ紛争に対し、上級政策立案により、時間と軍事資源を吸収する限り、制約されたままであると報告書は述べています。

ウクライナでの長期戦争の主なリスクは、ロシアの核使用とNATOとロシア戦争のリスクがあると述べています。これら二つの形態のエスカレーションを回避することが、米国の最優先事項であると述べています。

ロシアが占領した領土の多くをウクライナが奪還することは、それほど重要ではない利益にすぎず、長期間の紛争を回避することは、ウクライナの領土支配を大幅に促進するよりも米国にとってより高い優先事項であると報告書は述べています。それは、ロシアの弱体化をウクライナの利益よりも米国にとって大きな利益として位置付けていますが、長い戦争のリスクに見合う価値はありません。

報告書は現在、和平交渉への望みがほとんどないことを認識しており、米国は交渉へのウクライナのコミットメントに基づいて将来の軍事援助へ条件を付けることができることを示唆しています。

交渉を促進するためのもう一つの提案は、米国がロシアの制裁緩和の条件を確立することです。バイデン政権がウクライナへ和平交渉に向かわせる努力をしていないことを認めています。結論は、米国の政治情勢のために、ウクライナに対する米国の政策の劇的な変化はありそうもないとも述べています。

しかし、これらの手段を今すぐ計画し、ウクライナや米国の同盟国と共有することで米国の利益に役立ち、戦争を交渉で終わらせることができるプロセスの開始を促進するのに役立つかもしれないと述べています。

ワシントンでのウクライナ戦争議論は、如何に終了させるかという議論になってきています。以下は、この議論に情報提供をするために視点は、この戦争がどのようになっているか、代案が米国益にどのように影響するかを特定し、大規模なエスカレーションリスクを最小限に抑えること、長引く戦争を回避することが米国益に最も役立つと主張しています。

ウクライナでの長い戦争コストとリスクは大きく、現在の米国策を変更することで米国益を大きくすることが出来ます。ワシントンはこれら自体で戦争の期間を決定することはできませんが、戦争の最終的交渉による終結の可能性を高める措置を講じることはできます。研究者は戦争の終結に関する文献を利用して、戦争の将来についての相互楽観主義や平和への影響、これらの相互悲観論等、ロシアとウクライナの会談の主要な障害を特定しています。

以下の展望記事は、米国がこれらの問題を緩和するために使用できる4つの政策手段・・・(ロシア側の略、要求通りです。)

1 ウクライナへの将来の支援計画の明確化

2 ウクライナの安全保障へのコミットメント

3 国の中立性に関する保証の発行

4 ロシアの制裁緩和の条件を強調しています。

 

スコット・リッター

スコット・リッター氏は元米海兵隊の諜報員、INF条約査察官、湾岸戦争中のシュワルツコフ将軍のスタッフ、イラクの国連主任兵器検査官、現在は国際安全保障、軍事、ロシア、中東、軍備管理、不拡散に関連する問題について執筆しています。

戦車戦は進化しています。第二次世界大戦の多くの特徴であった大規模なフォース・オン・フォースの装甲戦闘、NATOとソ連邦の両方の作戦ドクトリンの基礎として機能したアラブ・イスラエル紛争(1991年の砂漠の嵐作戦中に米国によって実施されました。)

軍事技術革新と同様に、現代の主力戦車を存続可能にする能力は、そのような防御を克服するように設計された防御システムは向上しています。現代の軍隊が、対戦車ミサイルで武装した装備の整った敵に対して大規模な戦車攻撃を開始しようとした場合、攻撃側は決定的な敗北を喫するでしょう。

戦車は現代の戦場で果たすべき重要な役割を依然として持っています。移動掩蔽としての彼らの地位は、大規模な地上戦闘の現在の段階を定義するようになった消耗戦等において非常に貴重です。スピードと装甲は依然として生存性に貢献、戦車の主砲は現代の戦場で最も致命的な武器の1つです。

しかし、現代の戦車は、歩兵と大量の支援兵器(砲兵および近接航空支援)に支えられ、諸兵科連合チームとして最高のパフォーマンスを発揮します。特に近接戦闘において訓練された、戦車チームは依然として重要な武器です。ただし、単独で運用する場合、タンクは単に高価な移動式棺桶です。西側の主力戦車をウクライナに提供するというNATOと同盟国による最近の決定については政治であり、トピックです。

この記事では、この決定の運用上の実用性、つまり、これらの新しい兵器システムの提供を通じてウクライナの軍事能力が強化されているかどうかについて説明します。この質問に答えるにはトレーニング、支援の持続可能性、および運用上の要員確保という3つの基本的な問題を検討する必要があります。

基本的なアメリカのM22エイブラムス乗組員を訓練するのに数週間かかりますが、この訓練は基本的なスキルセットを与えるだけです。実際の運用上の専門知識は、システム自体だけでなく訓練された諸兵科連合チームの一部としてそれを採用するための追加のトレーニングでの数年ではないにしても、数か月かかります。

簡単に言えば、ソ連時代のT―72またはT-64戦車の運用経験のあるウクライナの戦車乗組員は、すぐに西洋式の主力戦車に移行することはできません。何よりもまず、ソ連時代の戦車は乗組員3人で自動装填メカニズムを利用しているという現実を反映しています。

西側戦車は主砲の装填が手作業で行われるため、乗員は4名、ダイナミックに適応するには時間がかかり広範なトレーニングが必要です。トレーニングには費用がかかります。NATOは現在、ウクライナにイギリスのチャレンジャー2、ドイツのレオパルト2、アメリカのMIA2の3種類の西側主力戦車を提供予定ですが統一されていません。これらの訓練コースは各戦車別のシステムに直接結びつかないため、独自の訓練が必要です。このような多様な分散型の訓練プロセスは、非効率性を促進し、結果に不一致を生み出します。

ある乗組員は別の乗組員ではありません、他のすべてが同一で無い場合、互いにユニットが交換可能であるはずの戦闘では、致命的です。これらの問題は、迅速な結果に重点が置かれることによってのみ強化されます。現実には、戦車提供国によって開発され、提供される訓練プログラムは、その任務には不十分であり、訓練が不十分な乗組員は、非常に複雑な兵器システムが、自動装填戦車であり訓練されたロシア軍の戦車と対峙する場合、最も危険な環境に持ち込むことを意味します。

戦車は、現代の戦場で最も技術的、挑戦的な兵器システムの一つです。特に適切に整備されていない場合、それらは絶えず故障しています。このためにM1エイブラムス戦車は運用される1時間ごとに、3時間の整備時間が必要で、この問題は戦闘で更に拡大します。

通常、このような装備品には高度に専門化され、熟練した整備クルーが就いており、不具合の問題のほとんどを解決できます。このレベルの高練度整備士を養成するための整備員訓練要件を考えると、ウクライナにこの種の整備サポートが提供される可能性は低いです。これは、ウクライナに提供される戦車は、戦闘によって大きく損傷した場合、修理のためにはNATO諸国に返還する必要があることを意味します。ウクライナ側の西側主力戦車は、運用中のある時点で故障する可能性が高く、ウクライナが利用できる戦車の総数は、提供された戦車の数よりもはるかに少なくなります。

ウクライナ軍最高司令官のヴァレリー・ザルジヌイ将軍は先月、ウクライナを打ち負かすチャンスを得るには、300両の戦車、500台の歩兵戦闘車、500個の大砲が必要だとエコノミストに語っています。

ラムスタインコンタクトグループの会議とその後の戦車の提供に関する議論に続いて、NATOとその同盟国は、要求された戦車の数の50%未満、要求された歩兵戦闘車の数の20%未満等々を提供することに合意しました。

さらに、この戦車等の納入計画は何ヶ月にもわたって、場合によっては来年まで続き、一貫性のないものです。これは、ウクライナにとって、すでに不利になっている訓練と物流の問題を複雑にするだけでなく、これらは運用上の計画に統合するための努力を不可能にします。要するに、ウクライナは提供された装備、特に戦車を少しずつ戦闘に投入することを余儀なくされるでしょう。

これらは戦車についての真実を語っており、結果的にNATOとその同盟国はウクライナを弱くしています

より強力ではなく、運用が極めて複雑、維持が非常に困難です。広範な諸兵科連合によってサポートされ、説得力のある方法が採用されない限り生き残ることが不可能な軍事システムを提供することになります。

ウクライナに西側の主力戦車を提供するという決定は文字通り、自殺協定であり、ウクライナの利益を探していると主張する人々は、手遅れになる前に検討する必要があります。

 

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