相変わらず防空識別圏とはが・・・
1 防空識別圏は、自国の安全のために領海上空に接続する公海上空にまで、その管轄権を及ぼすために設定した空域と言えると思います。自国益の為、自国空軍力等に応じて範囲等を定める、当然領空とは違いますし、どこの国も自由に任意に範囲を設定することが出来ると思います、相手国と話し合うことは殆ど無いでしょう。
日本の防空識別圏も一部韓国管轄地域(離於島)を含みますが、適切な処理により問題は起きてないようです。今後韓国側等から修正を求める可能性はありますね。
当然相手の防空識別圏と重複する箇所が出てくる可能性があるでしょう、運用上でトラブルを起こさない処理が一般的のようです。
2 防空識別圏の飛行は、軍用機、民間機を問わず、必要に応じ自国の法、運用規則等で識別処理されてるようです。あくまで当事国は自国益を考えての処理となり、侵入機に対し、必ずスクランブルが掛けられるとも言えません。相手国の運用処理要領等によるでしょうし、中国のように相手に強制力を使うことは問題とされるでしょう・・・世界の防空識別圏に強制力が無いと言えるるかと言うと、無いものとされていると言うのが真相かも知れませんね。
3 中国側発表では13カ国、30位の航空会社が安全を考慮してフライトプランを提出しているようです、日本では米国のみが提出してるような報道ばかりで、国民に誤解を生じさせているように感じますが、乗客に不安等を与える可能性があります。
4 今回の日中間の防空識別圏の最大の問題は、強制力、尖閣上空の識別圏が問題であると思います。尖閣問題では両国は対立してるので、解決は 現時点では難しいでしょう。米国のように「緊急時のホットライン」を作ることが当面の最大の事案でしょう。
中国の防空識別圏設定については、米国と日本は考えが違うように見受けられれます。日本、韓国、台湾等々の防空識別圏は米国作成、日本独自に変更はおそらく出来ないでしょう、例え変更したとしても当然米国の国益を第一に反映させるでしょう。
当然、米中は事前に・・・米国は中国に「撤回」を求める気はまったくありません!黙認せず、許容しない等々の言葉を使用しており、「何故か」!を 真剣に日本人は考えることが重要と思います。
中国はこれだけ大国となった以上必ず浮上する問題でもあったと思いますし、尖閣問題で早まったのは間違いないでしょう。
米国は中国の防空識別圏を撤回させることが出来ない理由を、米国は明確に知ってると思います。
テレビ、新聞等も正しい報道をしてない箇所が散見され、難しいかも知れませんが、政府も可能な限り、正しい情報を正確に国民に開示すべきでしょう。主権在民である国民が正しい情報のもとで判断できる社会が来ることを願わずにはおれません。