想い出の小箱Ⅱ : 徒然草子

日常生活の中で感じたことを、徒然なるままに記述する。
OCNブログ人「想い出の小箱:レコード・コレクションからの続き。

チェコ・フィルの「わが祖国」

2015-11-30 13:36:17 | 音楽

N響音楽祭は毎年すばらしい演奏を聴かせてくれる。
NHK番組の「N響コンサート」で放映してくれるので楽しみだ。
先日、ピエロフラーヴェク指揮、チェコフィルハーモニー管弦楽団が、スメタナの「わが祖国」の全曲演奏をした。
スメタナの代表曲である「わが祖国」は比較的良く演奏される人気曲であるが、通常は、「モルダウ」だけのことが多く、「わが祖国」の全曲演奏を聴く機会は少ない。
何年か前、チェコ・フィルの演奏会のチケットを楽しみに購入したが、中止になったことがあった。
さすがに、自分たちの曲だけに、すばらしい演奏を聴かせてくれた。
指揮者、交響楽団によって、随分印象が変わる。
来年は、パーボ・ヤルビィがN響の常任指揮者に就任し、どんな演奏を聴かせてくれるか楽しみだ。

またまた「違憲状態」の判決

2015-11-29 10:40:42 | 政治

1票の格差の裁判で、最高裁はまた、「違憲状態」の判決を出した。
「違憲」としたのは、弁護士出身の3人で、うち2人が「無効」と踏み込んだ一方、2人は「合憲」とした。
合憲とした2人は、行政官と検察官出身で、出身経歴で判断が分かれている。
安保法制では、強引に法案を成立させ、臨時国会の開催には応じず、「違憲状態」との最高裁の判決にも、長年適当にお茶を濁し、違憲状態の中での選挙で当選した議員が、憲法など関係ないと勝手な判断をしていることになる。
次の判決では、期限を切って、改善されなければ、「選挙無効」とするくらいの判決を出さなければ、改正されないのではないか。
しかし、最高裁判事の人選には、政府が大きく関与する。
現政権は、沖縄の問題でも、法律を曲解し、自分に都合の良いようにする傾向がある。
権力者に謙虚さがなくなると、独裁者に進む棄権があるので注意が必要だ。

女優、原節子の死

2015-11-28 10:35:46 | 映画

原節子の死が報じられている。
新聞でアメリカのかってのスターの訃報を時々見かけるが、「ああ、まだ生きていたのだ。」と思うことがある。
原節子といえば、「永遠の処女」といわれ、(本人は迷惑だったかもしれないが・・)白いブラウスを着た清楚な姿が思い出される。
あれだけのスターでありながら、映画界を去ってから、話題にされることはほとんどなかった。
静かに暮らすといっても、あれだけの有名人だと、本人が望む通りには無理と思われるのだが、彼女の場合、本当に表に出てくることがなかった。
八千草薫と異なり、若い綺麗な姿しか残っていない。
映画俳優の場合、どうしても役柄のイメージが強いので、本当の人物像はわからないが、意外に芯の強い女性だったのでないかという気がしている。
日本を代表する女優といえば、田中絹代、高峰秀子と並んで最初に思い起こされる。
見逃した作品が放映されるかもしれない。
訃報を見るたびに、昭和を代表する人物がまた一人亡くなったと思うが、彼女も95歳、当然のことなのだろう。

井山の7冠に現実味

2015-11-27 16:52:46 | 囲碁

井山が、王座戦の村川に続き、天元戦でも高尾をストレートで破って、王座、天元に返り咲き、6冠になった。
残る1冠は十段戦だが、予選トーナメントを順調に勝ちあがっているので、挑戦者になる確率も高く、7冠が射程距離に入ってきた。
挑戦者になれば、伊田とのシリーズは楽しみだ。
それにしても、王座戦、天元戦での強さは驚くほどである。
インターネットで観戦していたが、素人目にも、優勢の流れが見て取れる。
井山と番碁で勝つのは並大抵ではなさそうだ。
トーナメントであれば、1試合だけなので、野球のように勝つチャンスはあるが、番碁となると1,2番負けても良いので可能性は低くなる。
7冠をとってしまうと、すべて番碁になるわけで、井山と対戦するには、挑戦者にならなければならなくなる。
番碁で勝つ可能性があるのは、やはり山下だろうか。来春の棋聖戦が楽しみになる。

トルコのロシア軍用機撃墜を憂う

2015-11-26 11:54:26 | 政治

シリア情勢は、情報も少なく理解しにくい。
しかし、今のところ、ロシアが冷静な態度を取っているものの、今回の事件が、新たな展開への火種になることは否めない。
第1次世界大戦の時ように、小さな事件が大戦争への口火になることは、充分にあり得ることだ。
実態はわからないが、ギリギリの領空侵犯くらいで撃墜するのは行き過ぎのような気がする。
事件にしたい勢力が存在するのでないだろうか?
ゴルバチョフが米国との関係改善を進めているときに、ソ連国内には多くの反対勢力が存在した。
日本と中国の間でも、処理の仕方を誤れば、大変なことになる危険性をはらんでいる。
軍の暴走は第2次世界大戦で、日本も経験したところだ。
複雑な方程式を解くようなもので、今後の動向が気になる。