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楽しみにしていた「世界陸上2013」が閉幕した。
暑くて出かけないのと、時間の余裕もあり、放映されたほとんどの競技を見た。
今大会で、私の印象に残った競技は、次のとおりである。
1.男子100メートル
ゲイの不参加は残念であったが、準決勝のタイムが10.0秒で決勝に残れないほどのレベルの高さで、期待通りボルトが優勝した。
タイムは9.77秒と今一つであったが、コンディションを考えれば、まずまずの記録である。ボルトも最後まで手を抜かずに走り切った。
2.女子棒高跳び
このところ不振で、引退をほのめかしていたイシンバエワが、地元の大会で見事に優勝した。
6年前、見に行った大阪大会の時は、優勝は当然で、世界記録更新が関心の対象で、目の前で世界新記録の更新が実現することを期待していたが、今大会はヒヤヒヤしながら見ていた。良くカムバックしたものだ。
3.男子走り高跳び
世界新記録の更新はならなかったが、久々の世界新記録を期待させる競技内容であった。
2007年の大阪大会では、変則飛びのダークホースが優勝をさらったが、ボンダレンコ選手は本格派で大いに期待を持たせてくれ、世界新はならなかったが、久々に大会新の2m41cmを飛んだ。
4.女子200メートル
これまでの世界陸上のメダル獲得数は、マイケル・ジョンソン(200,400、1600リレー)とカール・ルイス(100、走り幅跳び、400リレー)の8個(金メダル)が最高で、アリソン・フェリックス(200,400、400リレー、1600リレー)が、その記録を破るのではないかと注目されたが、途中転倒という衝撃的結果に終わった。
それにしても、ジャマイカのフレイザープライスの走りは見事であった。
5.100×4 国別対抗リレー
このところ、アメリカに代わって、ジャマイカが強い。
ジャマイカの男子チームは、個人種目の、1、3、4、5位の選手で構成されており、勝つのは当然で、興味は記録であった。
ただし、以前、常勝アメリカが敗れたように、リレーは何があるかわからないのが面白い。
女子は、アメリカとジャマイカの接戦を期待したが、アメリカにバトンミスがあり、ジャマイカの圧勝に終わった。
それでも、アメリカは追いあげて3位に食い込んだのは見事であった。
この結果、ボルトとフレイザーが、100、200、400リレーの3種目制覇を果たし、ボルトの陰に隠れていたが、フレイザーの活躍はすごかった。
6.他にも印象に残った競技は多々あったが、これくらいにしておこう。
ただ、最近は、5000m、10000mといった長距離でも、勝負は最後の一周であり、そのスピードには驚かされる。
勝負の駆け引きに徹するため、記録が期待できないのが残念である。
次は、2015年。オリンピックの前年であり、大いに盛り上がるだろう。
楽しみしていた「世界陸上2013」が終わり、TVの見る番組が変わりそうだ。