想い出の小箱Ⅱ : 徒然草子

日常生活の中で感じたことを、徒然なるままに記述する。
OCNブログ人「想い出の小箱:レコード・コレクションからの続き。

「幸福の条件」と「恋に落ちて」

2013-08-30 10:51:25 | 映画

 

退院後、できるだけ安静にしているようにと言われ、暇つぶしに録画していた映画を見た。

 

コロンビア大学のアイエンガー教授の白熱教室で「選択」の問題が取り上げられている。

 

「幸福の条件」はおとぎ話であるが、これは究極の選択の一例であろう。

 

SEXがフリーな現代社会において、あの選択を迫られたら、ほとんどの人間が同じ選択をするのではないかと思うし、ほとんどの女性は、なびくであろうと書いたら、クレームがつくかもしれない。

 

100万ドルを寄付しても、彼女が確実に戻ってくる保証はないし、私がR・レッドフォードなら、決して手放さないだろう。

 

この映画は、ゴールデンラズベリー賞の「最低作品賞」を受賞している。

 

「恋に落ちて」は、どこにでもありそうな男女の出会いの物語である。

 

多分、これまでに、このようなチャンスは何度となくありながら、気付かずに過ごしているのだろう。

 

こちらの方は、長い間忘れている「ときめく心」で、もし今このような経験ができたら、素晴らしいだろうなと思う。

 

限られた残りの人生の間に、もう一度、「ときめき」を感じてみたいものだ。

 


入院、手術と医療費負担

2013-08-27 14:01:07 | 日記・エッセイ・コラム

 

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久々に入院、手術することになった。

 

別に重病でなく、手術と云っても、命の危険がるわけではない。

 

ただ、麻酔で、一晩は絶対安静で、頭を上げると後遺症が出る可能性があるとのことで、点滴だけで、38時間絶食である。

 

一応、妻が、3~4時間、病院にいたが、ほとんど存在価値がない。

 

全く動けないので、看護婦さんだけが頼りである。

 

以前に入院した時にも感じたが、看護婦さんは、仕事がきつい割に、給料、待遇はあまり良くないようだ。

 

70~74歳の医療費負担を来年度から2割負担に上げることに反対も多いようだが、現実に入院してみて、自己負担の少ないのに驚いたくらいだ。

 

医療費負担のアップが、彼女たちの待遇改善につながるのであれば、現在の恵まれた日本の医療制度を維持するためにも、賛同すべきと感じた入院生活であった。

 


オリバー・ストーン監督の「もうひとつのアメリカ史」

2013-08-23 13:55:00 | 社会・経済

 

BS放送で、オリバー・ストーン監督の「もうひとつのアメリカ史」が10回シリーズで再放送されている。

 

現代史の評価は難しいので、学校でも歴史の時間に取り上げられることはあまりない。

 

しかし現在を生きている我々にとっては、本来、とても身近なものであるはずだ。

 

特に、戦争については、あまり真実が語られていないようだ。

 

なんとなく知っているような気分でいる第2次世界大戦以降のアメリカについて、短時間でこれだけ見事にとらえ、表現しているのは驚きだ。

 

FBIやCIAの情報管理が問題になっているが、第2次世界大戦以前から、恒常的に行われていたようだ。

 

世界をリードする歴代大統領の資質がここまで低いとなると、人類の不幸と云うことになる。

 

第二次大戦時の米大企業の行動とその後、大統領を取り巻く側近たちの人脈を見ると、いろいろ学んだはずのアメリカは、現在もあまり変わっていないと思わせる。

 

同様に、日本について、「もうひとつの日本史」を見てみたいものだ。

 

本が読まれなくなった最近では、このようなTV番組の持つ役割は大きいようだ。

 


世界陸上2013が閉幕

2013-08-19 11:56:13 | スポーツ

 

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 楽しみにしていた「世界陸上2013」が閉幕した。

 

暑くて出かけないのと、時間の余裕もあり、放映されたほとんどの競技を見た。

 

今大会で、私の印象に残った競技は、次のとおりである。

 

1.男子100メートル

 

ゲイの不参加は残念であったが、準決勝のタイムが10.0秒で決勝に残れないほどのレベルの高さで、期待通りボルトが優勝した。

 

タイムは9.77秒と今一つであったが、コンディションを考えれば、まずまずの記録である。ボルトも最後まで手を抜かずに走り切った。

 

2.女子棒高跳び

 

このところ不振で、引退をほのめかしていたイシンバエワが、地元の大会で見事に優勝した。

 

6年前、見に行った大阪大会の時は、優勝は当然で、世界記録更新が関心の対象で、目の前で世界新記録の更新が実現することを期待していたが、今大会はヒヤヒヤしながら見ていた。良くカムバックしたものだ。

 

3.男子走り高跳び

 

  世界新記録の更新はならなかったが、久々の世界新記録を期待させる競技内容であった。

 

2007年の大阪大会では、変則飛びのダークホースが優勝をさらったが、ボンダレンコ選手は本格派で大いに期待を持たせてくれ、世界新はならなかったが、久々に大会新の2m41cmを飛んだ。

 

4.女子200メートル

 

これまでの世界陸上のメダル獲得数は、マイケル・ジョンソン(2004001600リレー)とカール・ルイス(100、走り幅跳び、400リレー)の8個(金メダル)が最高で、アリソン・フェリックス(200400400リレー、1600リレー)が、その記録を破るのではないかと注目されたが、途中転倒という衝撃的結果に終わった。

 

それにしても、ジャマイカのフレイザープライスの走りは見事であった。

 

5.100×4 国別対抗リレー

 

このところ、アメリカに代わって、ジャマイカが強い。

 

ジャマイカの男子チームは、個人種目の、1、3、4、5位の選手で構成されており、勝つのは当然で、興味は記録であった。

 

ただし、以前、常勝アメリカが敗れたように、リレーは何があるかわからないのが面白い。

 

女子は、アメリカとジャマイカの接戦を期待したが、アメリカにバトンミスがあり、ジャマイカの圧勝に終わった。

 

それでも、アメリカは追いあげて3位に食い込んだのは見事であった。

 

この結果、ボルトとフレイザーが、100、200、400リレーの3種目制覇を果たし、ボルトの陰に隠れていたが、フレイザーの活躍はすごかった。

 

6.他にも印象に残った競技は多々あったが、これくらいにしておこう。

 

ただ、最近は、5000m、10000mといった長距離でも、勝負は最後の一周であり、そのスピードには驚かされる。

 

勝負の駆け引きに徹するため、記録が期待できないのが残念である。

 

次は、2015年。オリンピックの前年であり、大いに盛り上がるだろう。

 

楽しみしていた「世界陸上2013」が終わり、TVの見る番組が変わりそうだ。

 


安倍内閣のご都合人事は自信のなさの表れ?

2013-08-02 15:18:12 | 社会・経済

 

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参議院選挙は予想された通り、与党の圧勝で安定多数を確保した。

 

何もなければ、3年間の政権維持が保証されたことになるが、現実にはそうもいかないかもしれない。

 

今朝の新聞によると、内閣法制局長官に、自分の考えに近い人物を起用するという。しかも、内閣法制局の勤務経験がなく、従来の慣例を破っての起用である。

 

日銀の人事、内閣参事官への御用学者の起用、審議会のメンバーを見ると、自分に近い人物ばかりを集め、以前、お友達内閣と揶揄され、短命に終わった学習効果が懸念される。

 

内閣法制局の判断は、時の内閣よりになることはあっても、その法解釈については、信頼されるべきものであるが、その信頼までも揺るぎかねない。

 

参議院の一票の格差は、明らかに憲法違反であるが、放置されたままで、選挙が実施され、内閣法制局の法解釈が重要な意味を持つ局面がいろいろ出てきそうだ。

 

これから、憲法改正だけでなく、重要な問題が俎上に上ってくるが、野党にチェック能力がなく、マスコミにもあまり期待できそうにないとなると、国民がよほど目を光らせていないと危ないことになる。

 

上手くいっている間は良いが、困難に直面した時、異なる判断ができる者がいないと、判断を間違えるのではと不安になるのは私だけであろうか。