株主総会のシーズンになり、今日がピークである。
毎年、商社、銀行、製造業から各1社を選び出席するようにしているが、東京まで出かけるのが面倒になり、今年は1社だけにした。
今年の注目は、電力会社、特に東電であるが、会場が代々木体育館で、相当の混乱も予想されたのでやめにした。
又、欧州の経済危機に関連して、大手銀行、商社のトップがどのような見方をし、どう対応しようとしているのかについて聴いてみたい気もしたが、これもパスした。
会場が新装のパレスホテルで、天気も良かったので、東御苑の三の丸尚蔵館へ立ち寄り、「内国勧業博覧会―明治美術の幕開け」を観た。
宮内庁には、素晴らしい美術工芸品が多く所蔵されており、少しずつ展示されている。
展示数が少ないので、それだけを観に行くのは面倒で、時々しか行かないが、展示品自体は毎回素晴らしいものがある。
今回は、明治10年の第1回から明治36年の第5回の間の勧業博覧会への出品作品が展示されていたが、欧米から注目されたのがうなずける。
ついでに東御苑の中を散策したが、丁度アジサイが見ごろであった。ここは、四季を通じて、色々な花が咲いており、市民の憩いの場所としえは、最高の一つなのだろう。
あまり目立たないが、ここの竹林はなかなかのものである。
こうして散策していると、外の世界の混乱とは無縁のようである。