想い出の小箱Ⅱ : 徒然草子

日常生活の中で感じたことを、徒然なるままに記述する。
OCNブログ人「想い出の小箱:レコード・コレクションからの続き。

参議院の区割り改正

2015-07-27 13:52:46 | 政治
違憲状態の参議院の選挙区割りの改正が成立した。
これだけ長期間を要した結果が、「10増10減」の小手先の改正である。
当該選挙区の議員が反対するのは当然としても、特異なのは、与党の公明党が反対にまわったことだろう。
参議院選が迫る中で、違憲を回避するため、格差を3倍以内に抑えた、当座しのぎの改正案である。
これで、とりあえず、「違憲」判決は出ないであろうが、「違憲状態」であることには変わりない。
何より問題なのは、参議院の存在意義である。
衆議院と同じ選挙制度でなく、国民の意思が反映される選挙区制度を工夫する必要があろう。
安保法案が参議院へ送られたが、60日ルールがある中で、参議院の存在意義を示すべく、どのような審議をするかが注目される。

すばらしい野外コンサート

2015-07-26 11:09:31 | 音楽

ベルリン・フィルのヴァルトビューネ野外コンサートが放送されていた。
この野外劇場は、古代ギリシャの円形劇場を参考に、1936年のベルリン・オリンピックにあわせて建造されたとのことであるが、現在も市民の憩いの場所として利用されているのはすばらしい。
おそらく2万人以上の人たちが、それぞれ、自分たちのスタイルで楽しんでいる様子が伝わってくる。
今回は、映画音楽が取り上げられたが、バレエ音楽と並んで、20世紀音楽の大きなジャンルであることが印象付けられた。
映画音楽は、見た映画のシーンが次々と思い起こされ、観客それぞれが、その思いと共に、壮大な音楽に浸っているようだった。
星空の下で聴く音楽のすばらしさは格別であろう。
私は、熱中症を避け、自室で遮光カーテンを引き、冷房を入れての鑑賞である。
新国立競技場の建設でもめているが、一つの参考であろう。

大相撲の盛り上がり

2015-07-25 10:46:44 | スポーツ

大相撲名古屋場所は、この暑さにもかかわらず、満員御礼が続いている。
トヨタの業績回復も一つの要因だろうが、やはり、新大関照ノ富士の活躍が大きいだろう。
一時、逸の城が怪物と騒がれたが、一気に抜きさってしまった。
あれだけの体でありながら、立会いの変化で楽に勝とうとする姿勢に疑問を持ったが、やはり、結果に現れている。
逸の城が奮起し、2人のがっぷり四つの相撲を楽しみにしよう。
逸の城は立会いの変化で星を稼いだが、一方の照ノ富士は白鳳に負けたものの、四つに組み、自分の十分になれば、いずれ勝てるとの感触を得たはずだ。
最近の白鵬は、一時ほどの強さは無く、衰えを感じさせるが、休場明けの鶴竜が健闘しているように、3場所に1場所休養すれば、まだまだやれるだろう。
今年は、白鵬の独り舞台でなく、優勝争いは面白くなりそうだ。

残念な東芝の利益操作

2015-07-21 15:35:44 | 社会・経済

東芝といえば、日本を代表する企業の一つであり、東芝出身者が経団連他の経済団体の主要ポストを歴任している特別な会社である。
松下、ソニー、シャープ、サンヨーと日本の電機産業の主要な企業が、次々と経営不振に陥り、最近では財界の中の地位も低下している中で、東芝はポストを維持している。
1500億円を超える利益操作が、長年にわたり行われ、しかも会社の組織的な行為だという。
企業のガバナンス、コンプライアンスが云々されているが、社外取締役、監査役はどんな機能を果たしたのだろうか。
会社のトップの意思で、隠そうとすれば、見つけるのは難しいかもしれないが、兆候ぐらいは判るのではという気がするのだが・・・
予算達成のために、期末に、得意先に頼み、いわゆる「押し込み販売」が行われていたことは、私の経験でも承知しているが、次の期の初めに「買い戻し」をせねばならないので、あくまで一時しのぎである。
経営トップになると、次は財界のポストであり、その結果、勲章をもらうのが望みと聞いたことがある。
経営状況が悪いと、財界ポストにもつけないし、勲章ももらえないというのが、背景にあるのかもしれない。
今回の問題は、根が深そうで、平常に戻るには相当時間がかかりそうだ。
気の毒なのは、一般社員だ。

「題名のある音楽会」に衣替え

2015-07-19 10:16:45 | 音楽

「題名のない音楽会」は、50年以上続く、クラシック音楽の長寿番組である。
私も、初代司会者である黛敏郎から羽田健太郎、現在の佐渡裕まで、機会があれば、楽しませてもらっているファンの一人である。
佐渡裕はヨーロッパで活動中で、公開録画の日程が厳しく、続けるのは無理ではないかと思っていたら、やはり交代することになった。
第1回の放送は、10月であるが、その公開録画あり出かけた。
随分思い切った起用であるが、後任は、弱冠27歳の五嶋龍である。
公開録画の聴衆は高齢者が多いが、若いイケメン司会者の登場で、若い層のファンが増えそうだ。
ヴァイオリニストの姉の五嶋みどりと共に、天才と騒がれた時期を知っているが、何とハーバード大の物理学科を卒業とは驚いた。
ストラビンスキーのヴァイオリン協奏曲を披露したが、ヴァイオリンの腕も相当なものである。
これからの企画が楽しみだ。