前回の参院選について、最高裁で違憲状態の判決が出た。
前々回の参院選に続いて2枚目のイエロー・カードである。サッカーでもイエロー・カードが2枚になると、レッド・カードになり退場である。
現在の参議院はまさに退場が迫られているが、議員たちにはその認識がない。
1票の格差が4倍以上というのは、明らかに異常であるが、よくここまで放置されたものだ。
憲法改正の発議には3分の2以上の賛成が必要であるが、仮に発議されても、違憲状態の参議院の決議は無効であろう。
参議院には解散がないので、正常になるまでにかなりの期間を要する。
衆議院と同じ選挙制度で参議院議員を選んでも、2番煎じで意味がない。
せめて、参議院には党議拘束がかからないようにすれば、多少意味があるかもしれない。