想い出の小箱Ⅱ : 徒然草子

日常生活の中で感じたことを、徒然なるままに記述する。
OCNブログ人「想い出の小箱:レコード・コレクションからの続き。

セリエAの首位決戦 : ACミラン対ユベントス

2012-02-29 11:31:23 | スポーツ

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昨夜から、雪が降って家の近くの公園もすっかり雪で覆われている。最近の天気予報は良く当たる。首都圏は雪に慣れていないので、通勤の人たちは大変だろう。

このブログでは、サッカーを取り上げたことはあまりない。昨年は、「なでしこジャパン」の話題でもちきりであった。今年も、ロンドン・オリンピックやワールド・カップ予選で、話題は事欠かないであろう。

イタリアのセリエAの首位決戦、ACミラン対ユベントスの試合を見た。ACミランが現在首位で、勝ち点1の差で、ユベントスが追っているが、ユベントスの試合数が一つ少ないので、ユベントスは引き分けでも良いが、ACミランは、優勝するためには、どうしても勝たねばならない試合である。

問題のシーンは、前半のACミランが1点リードで、2点目を取った時に発生した。

ビデオで見ても、明らかにゴールであるが、副審は得点を認めなかった。

サッカーでは誤審はつきもので、これもゲームのうちといわれている。

サッカーでは、ホームが絶対有利で、見ていて、目に余るシーンは良くあるし、反則も審判に見つからねば良いというのが当然視されているスポーツである。

誤審で多いのは、オフサイドで、科学的実験でも証明されているが、これは人間の目の錯覚から来るものでやむ得ない面がある。

しかし、サッカーの場合、1点の重みが大きいので、大きく勝敗を左右することになる。

ゴール・ポストにセンサーを付けるなど、せめて、ゴール位、正確な審判ができるような工夫ができないものだろうか。

アメフトやテニスには、チャレンジという制度がある。これも、誤審による不公正を是正する手段である。

この試合は、引き分けに終わったが、せめて、チャレンジ制度の導入ぐらい検討できないだろうかと思う。世界で最も多数の人間が楽しむスポーツなのだから。


オペレッタ 「ローベルト・シュトルツの青春」

2012-02-27 13:54:20 | 音楽

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インターネットで、オペレッタ「ローベルト・シュトルツの青春」の公演が目にとまり、出かけた。

ローベルト・シュトルツは20世紀のヨハン・シュトラウスと讃えられたとのことだが、今までに聴いたことがない。彼の音楽の特色はウイーンそのものということで興味を持った。

オペレッタは、「こうもり」、「メリー・ウィドウ」、「伯爵令嬢マリッツア」他、いろいろ観ているが、海外公演がほとんどで、日本語の公演は初めてである。

映画でも、吹き替えは嫌いで、字幕ものしか見ないが、オペレッタの場合、ストーリー自体は、他愛のないものが多く、日本語の公演でも、全く違和感がなく、むしろ、字幕を読む必要がないので、充分楽しめることを発見した。

会場は300人程度と小規模で、多分オペレッタが庶民の娯楽であった当時の劇場はこのようであったのだろう。

舞台装置は簡素で、伴奏は、ヴァイオリンとピアノの2人だけであったが、内容によっては、これで特に不満はない。

公演終了後、出演者が、会場出口に並んで、観客を見送っていたが、このような地道な活動が、オペレッタ・ファンの裾野の拡大につながるのだろう。

不景気と財政難から、企業や行政の財政援助が減り、音楽や伝統芸術が厳しい状況に追い込まれているのは残念である。

公演を行うホール等の施設は、各地方都市に整っているが、肝心の中身が追いつかないのが実体である。

今回の公演で、若いソプラノ歌手が目にとまった。今後の活躍を見守るとしよう。


E-TAXで確定申告

2012-02-24 15:15:13 | 社会・経済

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平成23年の確定申告をe-taxで済ませた。

昨年初めて利用し、2回目であったので、比較的スムーズに終了した。

間違えて入力すると、指摘してくれるのでとても安心である。

昔、税務署に出向き、長時間待たされ、チェックを受けて、提出した時に比べれば、本当にウソのようである。

我々の年代と異なり、今の若い人は、パソコンに慣れているので、多分、簡単にe-taxを使いこなすであろう。有給休暇を取って、税務署に出かけなくて済むなら、会社任せでなく、自分で確定申告をする習慣ができ、税に対する認識も深まることになるだろう。

もっと普及に努力すれば、税務署の業務も効率化され、余力を脱税の摘発に向けることができる筈だ。

最近の話題は、「税と社会保障の一体改革」であるが、公平性を保つには、国民背番号制が必要になるのだろう。

戦前を知っている者には、国にすべてを把握されることには抵抗があるが、生活保護者他、弱者を救済するには、やむ得ない制度かもしれない。

そのためには、政府への信頼が前提になる。

年金暮らしになり収入は大幅に減ったが、税金が少額になり、厚生年金他の負担がなくなると、可処分所得としては意外に圧迫感がない。

消費税の増税について、街の声の不満ばかりが放映されているが、日本のように貧富の差なく医療を受けられる国はどこにもない。

銀座あたりでランチに店へ入り、年金暮らしと思える女性で混雑しているのを見ると、年寄りも、給付に見合う負担をするのは当然という気がする。

今年は、梅の花の開花が遅いようだが、それでもチラホラ咲き始めたようだ。春はそこまで来ている。


日本映画の名作100本と原風景

2012-02-20 17:54:56 | 映画

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BSで「山田洋次監督が選んだ日本の名作100本(家族編)」という番組が放映されている。

私は、小学6年生から映画を見始めて、永年の映画ファンであったが、どちらかというと、洋画ファンで、ある時期のキネマ旬報のベストテンに入っている作品はほとんど見ている。

しかし、日本映画は、黒澤監督の作品はほとんど全作品を見ているが、その他の作品は、見逃している作品も多いので、良いチャンスと思って、録画して、できるだけ見るようにしている。

以前に観た作品も、見直してみると新しい発見がある。特に、昭和30年代までの日常を描いた映画の場合、貴重な映像が見られる。

成瀨巳喜男監督作品の「めし」、「おかあさん」他、昭和20年代の作品を続けて観たが、昭和20年代は、私自身も生きてきた時代だけに、とても身近である。

「そうだ。あの頃はこんなだったな。」というシーンがいろいろと出てくる。

決して、物質的には豊かではなかったが、今より温かみのある時代だったように思える。

日曜美術館の「木村伊兵衛、天然色でパリを撮る」という番組で、1954年のパリを撮った貴重な写真を見たが、これらの映画には、丁度同じころの日本の原風景が記録されており、それを見るだけでも、有意義である。

銀座や大阪の中之島、デパートの屋上の遊園地等、懐かしい風景が見られるのは楽しい。

2020年のオリンピック開催地候補から、ローマが辞退し、東京が有力候補になったとの報道があった。

オリンピックを契機に、東京の風景も随分変わった。オリンピックと万博が高度経済成長に貢献したことは確かだが、首都圏の大規模地震の可能性が云々されている中で、商業化したオリンピックの開催に多額の資金を投入する価値があるのか疑問に思える。



バレンタイン・デーと年金の損得

2012-02-15 14:24:42 | 社会・経済

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昨日はバレンタイン・デーという。

私の机の上にも、おざなりのチョコが置いてあった。多分、昔と違い、くれる人がいないだろうと、可哀そうに思ったのだろう。

今年は、バレンタイン商戦に異変があるという。贈り方に変化があり、男女間だけでなく、もっと幅広い感謝の贈り物の機会になれば、それはそれで良いのではないかと思う。

もともと、キリスト教国でない日本で、バレンタイン・デーがこんなに騒がれる方がおかしいのだろう。

最近は、女性が強くなり、何もバレンタイン・デーにチョコを贈らなくても良い時代になっているが、中には、気の弱い女性もいるだろうから、残しておく方が良いこともあるだろう。

ベストでなくても、やむ得ないことは多々ある。

TVを付けると、あちこちで年金問題を取り上げている。

ただ気になるのは、どの番組でも、損得勘定ばかりがクローズ・アップされていることだ。

現在の年金制度は、既に破綻の状況にある。4割の人間が支払う気になれない状況での現行制度の継続などあり得ない。

子供の頃、先生や軍人は恩給があって良いという話を聞いた覚えがあるが、自分たちには関係ないことであった。

経済成長が止まり、出生率は減り、寿命が延びれば、試算の前提条件が大きく変わったのだから、できるだけ速やかに制度改定しなければ立ちいかないのは当然である。

本来、損得で考えるなら、自己積み立て方式でなければならないが、そうではないはずだ。

ただ、現在の年金制度をベースに生活している者が多数いることを考えると、急激な変更は難しいのが現実である。

ここは、恵まれている者が、多少の犠牲を払うことが必要な気がするが、如何なものだろう。