想い出の小箱Ⅱ : 徒然草子

日常生活の中で感じたことを、徒然なるままに記述する。
OCNブログ人「想い出の小箱:レコード・コレクションからの続き。

charlie Ventura concert (MCA RECORDS MCA-3008)

2011-09-29 10:54:50 | 社会・経済

チャーリー・ヴェンチュラ・コンサート : チャーリー・ヴェンチュラ七重奏団

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国会の予算委員会が始まり、TV放映していたので、パソコンの作業をしながら聞いてみた。

野党にすれば、朝霞の公務員宿舎の建設など、政府を責める材料はゴロゴロあり、野田首相の答弁も、逃げの姿勢が見え見えである。

先日、新内閣の発足に際し、経済閣僚に一抹の不安を感じると書いたが、国会開会の前に早くも経産相が辞任する等、多難な船出である。待ちに待った大臣になって、浮かれていたのだろうか。

確かに不見識ではあるが、野党もマスコミも、揚げ足とりばかりで、多少、同情したくもなる。取材記者も、新人ばかりで、オフレコのルールも知らない連中は、なんでもオープンにするのが良いと思っているようなので、注意が必要だとコメントした人がいた。

マスコミは、野田首相がぶら下がり取材を拒否していると非難しているが、その前に、記者のレベル・アップが必要だろう。

野田内閣には、国対経験者の起用が多いようだが、果たして、大臣の重要な資質であろうか。経産相の後任に、枝野前官房長官が選任されたが、前内閣での立場を考えれば、再度、しゃしゃり出るのには違和感がある。

また、民主党首脳に外国人献金があったとのことで、自民党が追及しているが、外国人の献金を全面的に禁止することが今の時代に合わなくなっており、むしろ、ザル法である政治資金規正法自体を改正すべきであろう。

私の高校時代の同級生に日本姓の韓国人がいた。全く知らなかったが、大学の合格を期に、韓国名に変えたことで、初めて、韓国人だったのを知った。普通に付き合っていて、外国人と気づかないのは不思議ではない。

長年日本に住んでいる人に、献金のたびに、国籍を確認するのは無理があるだろう。

自民党は、臨時国会の会期が短いと云いながら、メジャーとマイナーな問題をごちゃ混ぜにして質問しているが、何故もっと重要な問題に審議の時間を割かないのか残念である。

もうすぐ期末、株価も低迷し、なかなか明るい兆しが見えない。

今日のレコードは、MCAジャズ名盤シリーズの1枚で、40年代の名盤といわれている。彼は、昭和27年、ジーン・クルーパ・トリオの一員として来日し、熱狂的な歓迎を受け、日本にジャズ・ブームを起こした。

最高のメンバーをそろえた1949年の録音である。


DUKE ELLINGTON (reprise SJET-9087~8)

2011-09-24 10:19:53 | 映画

デューク・エリントン大全集 : デューク・エリントン楽団

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光テレビで、「映画の巨人 ジョン・フォード」というドキュメンタリー映画を見た。

小学6年生から、洋画を見始めて、ジョン・フォード監督の作品は、黒澤明と並んで、最も多くの作品を見ている監督である。

最初に観たのは、「駅馬車」で、「黄色いリボン」、「リオグランデの砦」、「アパッチ砦」、「怒りの葡萄」、「わが谷は緑なりき」、「静かなる男」、「荒野の決闘」、「騎兵隊」「捜索者」等々、一体何本の映画を見ただろう。

モニュメント・バレーを背景とした映像、地平線と空(雲)、バックに流れる哀愁に満ちた音楽、いずれも彼の映画に欠かせないものだ。

洋画を見始めたころ、観ていたのは、主に、タ-ザン映画、西部劇、歴史ものの活劇映画であった。

現在のように、テレビやインターネットで世界のいろいろなものが見られる時代でなかったので、映画は、知識欲を満たしてくれる源泉であった。

「善と悪」、「愛と悲しみ」、「勇気」・・・。

いろいろな事を、映画の中で学び、映画とともに成長してきたと思っている。

ただ、最近は映画館に出かけることが少なくなり、家で、昔、観た映画を見直すことが多い。

ジャズの巨人と云えば、先ず上がるのが、デューク・エリントンであろう。

このレコードは、リプリーズに入ってから録音した7枚のLPからのオムニバスの2枚組である。

このレコードに、デューク・エリントン楽団の演奏会のチラシが入っていた。年度は入っていないが、1月10日、フェスティバルホールとある。説明に、彼は今年73歳とあるから、1974年5月に75歳で亡くなる前の最後の演奏を聴いたことになる。

その時のメンバーに、クーティ・ウイリアムズ、ハリー・カーネイ他の名がある。


FROM CHICAGO TO NEW YORK  (VICTOR RA-5334)

2011-09-21 13:21:21 | スポーツ

A面 : エディ・コンドン・ホット・ショッツ

B面 : ジョー・ヴェヌーティとエディ・ラング

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大相撲秋場所が始まっている。八百長問題で揺れて、久し振りの開催であるが、入場者数は伸び悩み、空席が目立ち、盛り上がりも今一つである。

相撲を国技といって祭り上げるから、大騒ぎになるのであり、もともと、相撲はスポーツというより興行の要素が強いと思えば、目くじらを立てるほどのことではない。

相撲を知っている者にとっては、八百長がゼロと本気で思っている者はいないのではないか。

ホテル・ニュー・オータニで、相撲錦絵の展覧会が開催されていたが、歴史的に見ても、相撲を純スポーツと考えるのは無理があるようだ。

江戸時代には、「人情相撲」は、八百長というより、美談とされている。

私の子供の頃は、娯楽といっても限られており、ラジオの相撲放送を良く聞いたものだ。

その頃の人気スポーツは、野球、相撲、水泳であったと思う。(プロレスはスポーツとはいわない)

私の郷里は、相撲の神様といわれる野見宿禰の墓があったので、大相撲が地方巡業に出る際、四横綱が揃ってやって来て、奉納相撲をしてから、地方巡業に向かっていたので、千代の山、鏡里、吉葉山といった力士たちを、目の前で見ることができた。

宿屋には、逗留する各部屋の有名力士のしこ名が書かれた白い布が垂れ下がっており、あちこちの宿を見て廻った。

野見宿禰神社は小高い山の上にあり、体重の重い力士には、そこまで登るのは大変だが、栃錦は上まで行ったと聞いたことを記憶している。

八百長を是認しているわけではないので、誤解されては困るが、自分の目で判断し、楽しめばよい。

音楽を聴く場合も、一般的な評価がさほどでなくても、自分が良いと思えば、充分楽しめるのであり、それで良いではないか。

今日のレコードは、1929年のウオール街の株大暴落の前後に、ニューオリンズ・ジャズの洗礼を受けた若い白人たちが、ニューヨークに集まり、新しい音楽を作り始めた頃の演奏で、エディ・コンドンのバンジョー、ヴェヌーティのヴァイオリン、エディ・ラングのギターといったジャズの主流でない楽器の演奏を聴くことができる。


THE RIVERSIDE HISTORY OF CLASSIC JAZZ (RIVERSIDE

2011-09-18 09:56:06 | 社会・経済

VOLUMES 7&8  CHICAGO STYLE /  HARLEM

「ヒストリー・オブ・クラシック・ジャズ」 第4集

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自動車免許の更新時期になり、警察署から連絡がきた。70歳を超えると、高齢者講習が義務づけられていることで、隣町の自動車教習所へ講習を受けに行った。

自動車免許を取得したのは、大学3年の春休みで、将来役に立つかもしれないということで、春休みを自動車免許取得に集中した。最短の20日間で、ノーミスでパスしないと、4月の授業に影響するので、結構なプレッシャーであった。

幸い、一発で合格し、何とか、面目を保ったが、その後、約10年間、ペーパー・ドライバーであった。

その後、地方転勤で、車がないと生活できない環境になり、運転を始めたが、車の運転自体あまり好きでなく、どうしても必要な時しか運転しないので、約40年間、無事故、無違反の優良運転者である。

講習では、自動車学校のコースで、本当に久しぶりの運転実習があったが、免許を持っているだけに、結構緊張するものだ。受講後の講評で、法令の試験も難しく、半数以上の者が、一旦停止義務違反の減点等で不合格になるだろうとのことであった。

シュミレーション機器による運転適性検査と初めて、動体視力の検査を受けたが、自分の弱点がよく判り、70歳と云わずに、60歳から義務付ければ、交通事故はもっと減るだろう。   

「結果は良好ですが、体調管理に気をつけて、安全運転を心掛けて下さい。」と記されていた。

講習へ行くまでは面倒だなと思ったが、とても良い経験をした。

元気だと思っていても、年齢は争えない。今まで通り、安全運転を心がけよう。

今日のレコードは、リバーサイドの「ヒストリー・オブ・クラシック・ジャズ」 第4集で、第7部のシカゴ・スタイルと第8部のハーレムである。

シカゴ・ジャズについては、以前にも紹介したが、1924年~30年の録音で、マグシー・スパニア(コルネット)や片手の名トランペッター、ウィンギー・マノンの演奏が収められている。

また、第8部のハーレムには、1920年代のストライド・ピアノが収められている。


STANDARD JAZZ VOCAL DELUXE (mercury SMX-7078)

2011-09-16 16:15:46 | 社会・経済

(唄) ダイナ・ワシントン

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福島原発の事故に関する検証が少しづつ明らかになってきているが、専門家である多くの学者も技術者も、当時は、「そういう思いに至らなかった」ということのようである。

埼玉県のお茶からセシウムが検出された。上田知事は、記者会見で、「今思えば、そうしておくべだったと思うが、当時はそういう思いに至らなかった。」という。

なんと寝ぼけたことを言っているのだろう。

当時、すでに神奈川県の茶葉からセシウムが検出され、出荷停止の措置が取られていた。埼玉県と神奈川県は隣接しており、充分に予想されることであり、その段階で、検査をして、出荷停止の措置をとっていれば、消費者の信頼は違った形になったであろう。

彼は知事に三選されたばかりであるが、今後の4年間、県政を任すに値するのだろうか。

今度、行政が、検査をして、検出されなかったので出荷を再開すると云っても、消費者はどこまで信用するだろう。

生産者には気の毒だが、風評被害は、馬鹿な行政が作り出しているといえるが、生産者も行政から通達がなかったではなく、自主的な検査や出荷自粛など、もっと自分たちの生産物を自分たちで守るという意識が必要ではないか。

各地で、自主基準に基づいて、汚染土壌の入れ替えが計画されている。私の住む隣の市の小学校でも、既に始まっているようだ。

とりあえず、日常生活に不可欠の水と食べ物につての検査体制と正しい情報が最低限必要であり、既に、情報に対して不信感が蔓延しる中で、政府、行政機関は、その払拭が最優先課題であろう。

あまり面白くない話題が続くので、ダイナ・ワシントンのスタンダード・ジャズ・ボーカルで気分直しをしよう。

彼女は、「ブルースの女王」と呼ばれているが、このレコードでは、誰もが知っているスタンダードを聴かせてくれる。