想い出の小箱Ⅱ : 徒然草子

日常生活の中で感じたことを、徒然なるままに記述する。
OCNブログ人「想い出の小箱:レコード・コレクションからの続き。

若い女性の貧困 : クローズアップ現代

2014-01-29 10:05:10 | 社会・経済

 

 

 

NHKの「クローズアップ現代」で若い女性の貧困問題を取り上げていた。

 

働きながら夜間高校へ通い、保育士の資格を取ろうと頑張っているが、かけもちのパートの収入では、月収10万円程度で、働けど、食べるのがやっとの生活で、将来への希望など描けない19歳。

 

シングルマザーで、働けるところがなく、結局風俗店に安住を求める20代の女性。

 

若い女性の50%が、非正規の安い給与に甘んじており、結婚して子供を産むなど考えられないということになると、日本の将来は暗いというしかない。

 

日頃、自分の周りにそのような状況に接することがあまりないので、鈍感になっているのだろうが考えさせられる。

 

親世代が貧乏だと、充分な教育を受ける機会がなく、結果として非正規社員の身分に甘んじるしかなく、貧困が受け継がれているのが実態のようだ。

 

格差社会が定着し、社会不安が増加する時代になるのだろうか。

 

冷凍食品への毒物混入事件が起きているが、もし、待遇に不満の貧困が背景にあるなら、このような事件はいつ起こってもおかしくないということになる。

 

アベノミクスとやらに浮かれている現在の政府に期待するのは無理だろう。

 

2020年の東京オリンピックと浮かれているが、その予算の一部でも格差縮小社会のために割くことを考えるべきではないだろうか。

 

 

 


数が減った年賀状

2014-01-23 12:46:14 | 日記・エッセイ・コラム

 

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年賀状を出さなかった人へ寒中見舞いを書くため年賀状の整理をした。

 

今年は、例年に比べて年賀状の枚数が随分減った。

 

昨年末に、多くの喪中のはがきが来ていたので当然である。

 

本人に代わって、奥様からのものもあり、少し早い気がするが、そのような年になったということだろうか。

 

ただ、親の訃報については、ほとんどが90歳以上の天寿を全うしたもので、本当に長生きになったものだと思う。

 

喪中のはがきが来ると、年賀状を出すのを控えるので、それを機に年賀状が途絶えることも良くある。

 

今年目立ったのは、「今年で年賀状を遠慮したい。」という添え書きである。

 

確かに印刷だけで、近況の添書きもない年賀状は、貰っても記憶に残らないのであまり意味があるとは思えない。

 

しかし、数が減ってくると、年に一度でも、貴重な音信かもしれない。

 

もう少し数が減れば、ぼつぼつ手書きに戻すのも良いかなと考えている。

 


本田と稀勢の里に大騒ぎ

2014-01-21 16:00:00 | スポーツ

 

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初場所は稀勢の里の横綱とりの場所と大騒ぎしていたが、早々と消えた。

 

もともと、横綱昇進の基準は二場所連続優勝(に準ずる)であり、一度も優勝したことのない大関が、13勝で優勝すれば昇進と云って騒ぐこと自体がおかしい。

 

日本人の横綱待望論があるが、そのために基準を下げるのはいただけない。

 

優勝して初めて挑戦権を得るのが妥当で、横綱白鵬以外に強い力士はいないのだから、じっくり待つべきであろう。

 

序盤で2敗しても、まだ可能性があるなどと言っているアナウンサーにはあきれた。

 

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一方、サッカーの本田が名門チームのACミランに移籍し、エースナンバーの10番をもらい華々しくデビューした。

 

TVも新聞も大騒ぎだが、もう少し冷静になれないのだろうか。

 

私の目から見れば、あくまでスタートラインに立ったところであり、これから、10番に見合った活躍が継続できるかが問題だ。

 

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 あまり騒がれていないが、テニスの錦織の全豪オープンでのナダルとのゲームは見ごたえがあった。

 

結果は、3-0で負けたとはいえ、7-6、7-5、7-6 というスコアと試合内容は見事であった。

 

ただ、逆にみると、これがランク1位の実力であるということだろう。

 

ナダルから何度もブレークし、ゲーム・ポイントを取ったことで、今シーズンは大いに期待できそうだ。

 


クラシック・ハイライト 2013

2014-01-10 16:30:36 | 音楽

 

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今年は、恒例の新春の「ウィンナ・ワルツのコンサート」にも行かずに10日が過ぎた。

 

だんだん新年といっても、特にどうといったこともなく、年々季節感がなくなって行く。

 

少し落ち着いたところで、昨年末に録画していた「クラシック・ハイライト 2013」を観た。

 

昨年は、ヴェルディとワグナーの生誕200年のオペラ・イヤーで、いろいろな公演が催されたが、体調を崩したため、ほとんど観ることができなかった。

 

番組の中で、印象に残ったものを挙げると、NHK音楽祭では「カルメン」を歌った藤村菜穂子が素晴らしかった。

 

びっくりしたのは、オルガン奏者のキャメロン・カーペンターと中国のピアニストのスジャ・ワンである。

 

共に、テクニックがすごく、クラシックのコンサートとは異質の雰囲気であった。

 

譜面台の楽譜がノート・パソコンという四重奏団が紹介された。

 

昨年亡くなった音楽家で最も印象に残るのは、N響名誉指揮者のウォルフガング・サヴァリッシュである。

 

逆にうれしいニュースは、小澤征爾のサイトウキネン・フェスティバルでの復帰であろう。

 

N響は、ロジャー・ノリントン、プロムシュテットという名指揮者を迎えて、良い演奏を聴かせてくれた。

 

世界の有名なオーケストラが来日したが、これらに伍していける水準の演奏といえる。

 

今年は、昨年のようなビッグイヤーではないが、どんな演奏に巡り合えるだろうか楽しみである。